カラフトシシャモ

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カラフトシシャモ
分類
動物界
脊索動物門
条鰭綱
キュウリウオ目
キュウリウオ科
カラフトシシャモ属
カラフトシシャモ
名称
学名Mallotus villosus
(O. F. Müller, 1776)
和名カラフトシシャモ (樺太柳葉魚)
英名Capelin
Caplin
保全状況

カラフトシシャモとは、キュウリウオ目キュウリウオ科の海水魚である。「カペリン」「キャペリン」とも。

見た目[編集]

メスは、20cm、オスは25cmになる。

背面はオリーブ色で、側面は銀色。オスは体の両側に半透明の隆起がある。

産卵期には腹側が赤く虹色ぽくになる。

本シシャモとの違い[編集]

樺太
短い 長い
腹鰭 長い 短い
鱗の大きさ 2.7~4.5 mm2 0.36~0.42 mm2
鱗の縁辺 黒色色素胞があり、覆瓦状 黒色色素はあまり無い
鱗の配列は小さすぎて肉眼では観察できない
苦さ 無し 有り

生態[編集]

太平洋と北大西洋及び北極海に生息する。

オキアミを食べる。

カラフトシシャモは2~6年で成熟する。

日本では、からに海岸に近づき、砂礫底や砂浜で産卵する。

砂浜で産卵すると、産卵後の死亡率が非常に高くなり、オスの場合はほぼ100%である。

人の関係[編集]

関東以西で、「シシャモ」として売られているのは、大体本種である。

カラフトシシャモの物流量は、本シシャモの10倍である。

1971年から日本に輸入されるようになり、1970年代中盤になると輸入量は現在と同程度になっている。