カラフトシシャモ

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カラフトシシャモ(樺太柳葉魚,Mallotus villosus)とは、キュウリウオ目キュウリウオ科の海水魚である。「カペリン」「キャペリン」とも。

生態[編集]

太平洋と北大西洋及び北極海に生息する。

オキアミを食べる。

日本では、からに海岸に近づいて、産卵する。

見た目[編集]

メスは、20cm、オスは25cmになる。

本シシャモとの違い[編集]

本シシャモと比べ、吻が長く、胸鰭が短い。

鱗の大きさは、カラフトシシャモは0.36~0.42 mm2であるが、本シシャモは2.7~4.5 mm2と本シシャモの方が大きい。

本シシャモの鱗の縁辺には、黒色色素胞があり、覆瓦状である。

カラフトシシャモの鱗の黒色色素はあまり無く、鱗の配列は小さすぎて肉眼では観察できない。

味もカラフトシシャモは苦みがあるが、本シシャモには無い。

人の関係[編集]

関東以西で、「シシャモ」として売られているのは、大体本種である。

カラフトシシャモの物流量は、本シシャモの10倍である。

1971年から日本に輸入されるようになり、1970年代中盤になると輸入量は現在と同程度になっている。