エルンスト テールマン ピオネール
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エルンスト テールマン ピオネール
活動期間 | 1948年12月13日 - 1990年8月 |
設立者 | ドイツ社会主義統一党 |
本部 | 東ベルリン |
イデオロギー | 社会主義・共産主義 マルクス・レーニン主義 |
関連記事 | ピオネール |
エルンスト テールマン ピオネール (Ernst Thälmann Pioneer) は、かつて東ドイツ(ドイツ民主共和国)に存在した共産主義少年団ピオネールである。
概要[編集]
1948年12月13日に設立。名称はナチスのヒトラーによる命令で射殺されたドイツ共産党の指導者エルンスト・テールマンからである。
ドイツ社会主義統一党が社会主義・共産主義を6歳から13歳までの児童に教えることを目的に設立し他の社会主義国のピオネール同様、赤いネッカチーフがシンボルとなっていた。初期の頃は青いネッカチーフであったが1973年から他の社会主義国と同様に赤いネッカチーフに変更になった。
ヤング ピオネールが6歳から、テールマン ピオネールは10歳からであった。社会主義をテーマにした楽曲も数多く制作された。
スローガンは「平和と社会主義のために備えよ 常に備えよ」で、東ドイツは資源が少なく子どもたちは桟橋の建設に石を集めたり紙や金属などの廃棄物を集め商船の建造にこれらが使われ商船には「テールマン・ピオネール」の名が付けられた。毎年夏は開拓者キャンプがあり他の社会主義国のピオネールと交流があった。
しかし1989年のベルリンの壁崩壊によるドイツ再統一により1990年8月に解散した。ドイツでは過去のアーカイブとなっているが、2018年には東ドイツ時代を再現した映画「バルーン 奇蹟の脱出飛行」に登場した。現在も社会主義を掲げる他国ではピオネールは健在である。
作品[編集]
- ピオネールよ進め - 音楽
- バルーン 奇蹟の脱出飛行 - 2018年映画