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ウォーエンブレム

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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ウォーエンブレム
欧字表記 War Emblem
品種 サラブレッド
性別 セン
毛色 青鹿毛
生誕 1999年2月20日
死没 2020年3月11日(21歳没)
Our Emblem
Sweetest Lady
母の父 Lord at War
生国 アメリカ合衆国の旗(国連サイズ).png アメリカ合衆国
生産 Charles Nuckols & Sons
馬主 Russell L. Reineman Stable
→The Thoroughbred Corporation
競走成績
生涯成績 13戦7勝

ウォーエンブレムは、アメリカ合衆国の競走馬である。ロリコン種牡馬として話題となった。

経歴[編集]

2001年10月の新馬戦で勝利し、初年度に3戦2勝してクラシック戦線へと向かう。クラシックではG2のイリノイダービーで圧勝し、第128回ケンタッキーダービープリークネスステークスを勝利したことでアメリカ二冠を達成するも、ベルモントステークスで敗れたために三冠は達成できなかった。それ以降はハスケル招待ハンデキャップで勝利したのみでそれ以外のレースは敗北ばかりとなり、現役を引退した。

引退後は米国ニ冠の実績を買われて種牡馬入りすることとなったが、馬主のThe Thoroughbred Corporationの代表者が死亡したことに伴って競売に出され、サンデーサイレンスの血を持たないミスタープロスペクター系の血を求めていた日本社台グループが落札。日本で種牡馬入りすることとなった。

シンジケートが組まれ、いざ種付けしようとするとウォーエンブレムは無地の栗毛の小柄な牝馬相手以外には種付けしないために生産者を大いに困惑させ、シンジケートも初年度で解散。翌年以降は種牡馬として使えるよう様々な取り組みが試みられた。

  • 繋養する土地を変更する
  • 好みの牝馬でその気にさせてから、本来種付けさせたい牝馬(ウォーエンブレムの好みではない)にすり替える→すり替えられていることに気づかれて失敗
  • ペンシルベニア大学の博士に来てもらって治療を行う

しかし何れの取り組みも劇的な効果は得られなかった。わずかに種付けに成功して生まれた産駒は重賞でGⅠ含む4勝を挙げるなどよく走るため、無碍に扱えなかった。

2015年を以て種牡馬を引退し、アメリカへ帰国することが決定。アメリカ入国に際しては馬伝染性子宮炎の検査を受ける必要があるが、検査内容は細胞検査と牝馬への種付け。しかし相手の牝馬がウォーエンブレム好みではなかったために種付けを拒否し、アメリカへ入国する手段として去勢措置が取られ、騸馬になった。

アメリカ帰国後はケンタッキー州の養老牧場で余生を送っていたが、2020年3月11日に死亡した。

なおウォーエンブレムの後継種牡馬としてはシビルウォーとオールブラッシュの2頭が居る。なおオールブラッシュはスノーフラワーという芦毛の牝馬の尿の臭いを嗅いだ時は強く興奮するという厄介な嗜好の持ち主であるが、父ほど厳密な牝馬の選り好みはしないとのこと。