インド太平洋戦略(いんどたいへいようせんりゃく)とは、日本の内閣総理大臣・安倍晋三が掲げる外交戦略のことである。アジア太平洋からインド洋を経て中東、アフリカに至る地域の安定へ積極的に貢献するとした内容である。法の支配の普及、質の高いインフラ整備を通じて経済的繁栄を実現し、日本の存在感を高める狙いがある。安倍は首相として2016年8月、ケニアで開催されたアフリカ開発会議(TICAD)で提唱し、2018年1月の施政方針演説で「自由で開かれたインド太平洋戦略を推し進める」と改めて表明し、アメリカやインドが賛意を示している。