インドライオン

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インドライオン
分類
動物界
脊椎動物門
哺乳綱
食肉目
ネコ科
ヒョウ属
ライオン
亜種 Panthera leo leo
個体群 インドライオン
名称
学名 Panthera leo persica
和名 インドライオン
アジアライオン
英名 Asiatic lion
保全状況

インドライオンとは、ライオンの亜種であるPanthera leo leoの個体群である。

概要[編集]

アジアに生息する唯一のライオンである。現在は、インドギル森林保護区周辺にしかいないが、昔は中近東からインドまで広い範囲に生息していた。

ライオンの中では、中型であり、体長は1.7m、体高98cm、体重180〜200kgになる。

昆虫爬虫類、大型草食獣を捕食する。

アフリカライオンと比べると、やや小柄であり、たてがみが短いが、尻尾の房毛が長く、下腹部にひだ状の皮膚のたるみがある。

インドライオンは、かつては有効な亜種とであるされていたが、現在は分子系統解析からPanthera leo leoと同亜種であると考えられている。

人間との関係[編集]

狩猟や開発によって生息地の減少により数が減っていたが2010年以降は個体数が増加している。

1960年代後半には、180頭に減ったが、2018年に600頭以上に増加したことが報告された。

日本では、野毛山動物園よこはま動物園ズーラシアで飼われている[1]

上野動物園でも飼育されていたが2019年11月16日に、最後の1頭死んだ[2]

2019年1月20日にインド北部パンジャブ州にあるチャットビル動物園で、園内の立ち入り禁止区域に入ったところインドライオンに襲われ、死亡したという事件が起きた[3]

脚注[編集]

出典
  1. 飼育動物検索”. 日本動物園水族館協会. 2022年4月3日確認。
  2. 天田優里 (2019年11月29日). “ライオンいない上野に 国内で初飼育 最後の1頭死ぬ”. www.tokyo-np.co.jp. https://www.tokyo-np.co.jp/article/18652 2022年4月3日閲覧。 
  3. “6メートルの壁よじ登り動物園に侵入、ライオンにかみ殺される インド”. www.afpbb.com. (2019年1月21日. https://www.afpbb.com/articles/-/3207388 2022年4月3日閲覧。