イオン高槻
イオン高槻 ÆON TAKATSUKI | |
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店舗概要 | |
所在地 | 大阪府高槻市萩之庄3-47-2 |
開業日 | 1994年(平成6年)3月19日[1] |
施設管理者 | イオンリテール株式会社 |
施設所有者 | 日本リテールファンド投資法人[2] 三菱UFJ信託銀行株式会社[3] |
敷地面積 | 50,000 m² |
延床面積 | 41,000 m² |
商業施設面積 | 25,000 m² |
店舗数 | 77 |
駐車台数 | 1,700台 |
最寄駅 | 阪急高槻市駅 |
外部リンク | 公式サイト |
ÆON Retail |
イオン高槻(イオンたかつき)は、大阪府高槻市にあるショッピングセンター。核店舗はイオン高槻店。
概要[編集]
三菱商事系列の不動産投資信託日本リテールファンド投資法人所有で、イオンリテール株式会社が開発・運営を行っている。
1994年(平成6年)3月19日(土)に「ジャスコシティ高槻」として開業した[1]。
当初「グリーンシティー高槻」という仮称で建設計画が進められ1991年4月に建設が届けられた。
地域住民など特別な顧客のみを招待して営業するソフトオープン(プレオープン)は1994年3月16日(水)から3月18日(金)の3日間。開店を前後する時期には関西地区の各テレビ局にて、タレントの森公美子を起用したCMを流すなど、メディア展開も行った。イメージキャラクターはアメリカを中心として世界的に人気のあるSuzy's zoo(スージー・ズー)を起用。「スタジアムコート」では連日キャラクターショーやイベントが行われていた。ショッピングセンターのテーマは「旬・感・夢・街道」。
当施設が大規模な駐車場を併設した郊外型ショッピングセンターとして開業し、現在では珍しくないが、当時としてはまだ斬新であった郊外型ショッピングセンターの先駆者として、大規模な敷地面積やよび延床面積を擁し、急激に進む車社会化を見据えて駐車場を約1800台設置する店舗となった[4]。阪急高槻市駅の東側に出店していた駐車場のないダイエー高槻店[4](1971年(昭和46年)11月30日開店[5])は競合により売上が減少して[4]2000年(平成12年)10月31日に[6]閉店となった[4]。
各店舗は「イオン高槻店」で専門店も多数入居するが、ショッピングモール形式とは異なり、箱型GMSの形態となっている。
「地域コミュニティの創造」を当初の目的としていたため、1階から3階まで吹き抜けの空間に設置された舞台「スタジアムコート」をはじめ、3階には本格的なメリーゴーランドを設置したアミューズメント施設「ファンタジーアイランド」、2階にはボウリング場「ジャスコスペースレーン」、そして1階のレストラン街などのレジャー施設と合わせて、複合的なショッピングセンターとしてのスタンスを取った。
しかし、ファンタジーアイランドは閉店。同じくボウリング場のスペースレーン(後のダイニチスペースレーン)は2006年度に営業を終了し、2007年度にはボウリング場跡は売場に転用された。現在はABCマート、ライトオン、ユニクロの大型商業スペースとなっている。
また「Suzy's zoo」とのイメージキャラクターの契約も早々に打ち切り、現在は特段のキャラクター設定はない。
高槻駅前には元々西武百貨店(オーロラシティ高槻西武)と松坂屋があり、商業激戦区であった。その後、平和堂アル・プラザ高槻を核店舗としてシネマコンプレックスを併設する大型ショッピングセンターアクトアモーレが[7]2004年(平成16年)2月21日に開店し[8]、駅前に商業地区が一極化。JR高槻駅や阪急高槻市駅からかなりの距離があるため、結果として苦境を強いられている。このアクセス面での不利を挽回するため、島本駅・水無瀬駅からのシャトルバスを運行している。
2008年度後半には、区切りとして約半年間かけ、大規模な店内改装を順次行い、テナントの配置・新店入替、ジャスコ側の売場をリニューアルした。
2011年3月1日にブランド統合に伴いショッピングセンター名をイオン高槻に、核店舗のジャスコをイオン高槻店にそれぞれ改称し、現在に至る。
付記[編集]
1963年にシロ高槻店として開店し、1992年に閉店したジャスコ高槻店(末期はディスカウントストアのビッグバーン)は当ショッピングセンターとは直接無関係であり、阪急高槻市駅の北側に店舗が存在した。
フロア構成[編集]
- 1F 美と食の市場(イオンと専門店街)
- 各種金融機関のATM、レストランや食品、服飾雑貨や美容室、旅行代理店などが出店している。
- 2F ÆON STYLE STORE ファッションと並木道(イオンと専門店街)
- ファッション・服飾雑貨を中心に出店している。
- 3F 子供と生活の森(イオンと専門店街)
- 書籍、写真館、幼児教室、珈琲店をはじめ各種雑貨を中心に出店している。
- RF 屋上駐車場(専門店と屋上駐車場)
- 幼児教室、理容店が出店している。
関連項目[編集]
脚注・出典[編集]
- ↑ a b “関西地区、スーパー大型店出店ラッシュ 既存店含め競合激化”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (1994年4月13日)
- ↑ 日本リテールファンド投資法人>不動産ポートフォリオ>ポートフォリオマップ>イオン高槻 - 2012年12月18日閲覧
- ↑ 平成24年度大規模小売店舗立地法法第6条第2項(変更)届出の概要【2012年10月末】 - 経済産業省 2012年12月11日閲覧
- ↑ a b c d 大友達也 (2007年10月). “《研究展望》あの弱かったイオンがダイエーを呑み込んでしまった。何故?”. 社会科学 79号 (同志社大学 人文科学研究所)
- ↑ 『日本商業年鑑 1972年版』 商業界、1972年。
- ↑ “ダイエー、ハイパーマート7店閉鎖 建て直しへ背水の陣”. 朝日新聞 (朝日新聞社). (2000年7月21日)
- ↑ “平和堂、21日「アル・プラザ高槻」を開業”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2004年2月20日)
- ↑ “平和堂、物流体制を再構築、夏原社長「精度の高い改革を推進」”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2004年2月27日)