この素晴らしい世界に祝福を!

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この素晴らしい世界に祝福を!』(このすばらしいせかいにしゅくふくを)は、暁なつめによる日本ライトノベル作品。略称は「このすば」。イラストは三嶋くろね

概要[編集]

小説家になろう」に掲載されていた小説だが、書籍化となって2013年10月から「角川スニーカー文庫」で刊行されている。『月刊ドラゴンエイジ』2014年10月号よりコミカライズ版が連載されている。

2016年1月から3月までテレビアニメが放送されている。最終回にテレビアニメ第2期放送が告知された。

第2期は2019年4月から6月まで11話が放送された。

あらすじ[編集]

トラックに轢かれたと勘違いをしてショック死した引きこもり高校生の佐藤和真は、日本で若くして死んだ人間を導く女神アクアにより、某有名ゲームのように魔法があって、魔王がいるファンタジー的な異世界への転生を持ちかけられる。アクアの説明によると、現在その異世界は魔王軍の侵攻でピンチに陥っており、その世界で死んだ人間のほとんどが同じ世界での生まれ変わりを拒否してしまい、このままではその世界が滅びてしまうため、他の世界で若くして死んだ人間を、肉体と記憶をそのままにして送り込む一種の移民政策を行っており、さらに送ってすぐ死んでしまうのでは意味がないため、その異世界に転生する人には、「望むチートアイテムや能力を1つだけ持っていける」権利をあげているのだという。

もともとゲーム好きな和真は、ゲームも何もないという天国に行くよりはと異世界行きを承諾したが、その前にアクアが和真の死に様の間抜けっぷりを散々馬鹿にした上に、和真が異世界に持っていく能力やアイテムを選んでいると、アクアは自分の髪をいじったり、スナック菓子をぽりぽりしたりしながら、和真の方を見もせずに「どうせ何選んでも一緒よ。引き篭もりのゲームオタクに期待はしてないから、なんか適当に選んでサクッと旅立っちゃって。何でもいいから、はやくしてーはやくしてー」などと、明らかに見下した態度で和真を急かしたことから、これに激怒した和真が腹いせに「異世界に持っていく"もの"」として女神であるアクアを指定する。すると、早くもアクアの後任者として羽の生えた天使みたいな女性が現れ、カズマに異世界で魔王を倒した暁には一つだけどんな願いでも叶えると約束する。アクアは「女神を連れて行くなんて反則だ」と必死に叫ぶが、カズマとともに明るい光に包まれ、問答無用で異世界へと送られることになった。

こうしてアクアとともに異世界へ転生し、駆け出し冒険者の街「アクセル」に降り立った和真(以後カズマと表記)だったが、ギルドで冒険者登録を行ったところカズマは運と知力しか取柄がなく、冒険者として取り得る職業は最弱とされる職業「冒険者」のみであった。反面、知力が平均より低く幸運は最低レベルだが、それ以外の全ステータスが非常に高いアクアは「アークプリースト」のジョブを選択する。

その後は、端整な顔立ちをしたいわゆる邪気眼系中二病のロリッ娘にして、この世界において最強の攻撃魔法「爆裂魔法」の使い手だが、消費魔力の膨大さから1日1発しか撃つことができず、それ以外の魔法は一切使えない(習得しようとしない)「アークウィザード」のめぐみんと、見た目は麗人で、妄想癖のあるドMで攻撃が全くもって当たらない変態「クルセイダー」のダクネスの2人を仲間に加えたパーティーを結成し、前途多難な異世界生活を送り始める。

しかし留まるところを知らないパーティーメンバー達の問題行動は、魔王軍とのトラブルや、悪徳領主との抗争を始め、さまざまな波乱にカズマを巻き込んでいく。

小説第1巻『ああ、駄女神さま』
頭書のような経緯で、異世界にアクアを伴ってやってきたカズマ。ひとまず土木工事のアルバイトで日銭を稼ぐが、こんなの異世界生活らしくないと奮起。最低限の装備を揃えてジャイアントトード討伐のクエストを受注するが大苦戦し、アクアがジャイアントトードに捕食されている間にカズマがとどめを刺すのがやっと、という状態だった。そこで戦力を強化すべく、アクアの提案により「上級職限定」で新メンバーを募集したところ、応募してきたのはアークウィザードのめぐみんと、クルゼイダーのダクネスであった。
両名とも上級職という要件は満たしているが、スキルポイントの振り方に問題があり、実戦では極めて使い勝手の悪い人材であった。すなわち、めぐみんは最強の攻撃魔法である「爆裂魔法」の使い手であるものの、爆裂魔法を愛するあまりスキルポイントを爆裂魔法関係のものに全振りしているため、それ以外の魔法は一切習得しておらず、習得する気もない。しかも、爆裂魔法は消費魔力が膨大であるため、1日1発しか放つことが出来ず、しかも魔法使用後はしばらく身動き一つ取れなくなってしまう。一方のダクネスは敵の攻撃を耐えることに快感を覚えるという重度の変態ドMであり、敵を倒してしまうと攻撃を受けられなくなるという理由から、スキルポイントを防御系に全振りしており、攻撃系のスキルは全く習得していないため、耐久力や防御力は最高だが攻撃は全くといってよいほど当たらない。カズマは両名のパーティ加入を丁重に断ろうとするが、両名とも強くパーティ加入を希望し、アクアも両名を気に入るなど諸々の事情もあって結局断り切れず、こうしてカズマ、アクア、めぐみん、ダクネスという、一見すると上級職が3人もおり、しかも美人揃いという豪華メンバーだが、中身は極めて残念な4人パーティーが成立する。
カズマは、自分だけでも何とか役に立つスキルを覚えようと考えていたところ、ダクネスの友人である盗賊職のクリスに勧められ、「スティール(窃盗)」をはじめとする盗賊スキルを習得する。その際、クリスの提案でスティールを使った賭けをすることになり、クリスに対し修得したばかりのスティールを使用したところ、奪い取れたのはクリスのぱんつであった。カズマは、ぱんつの返還と引き換えにクリスの所持金全部を手に入れるが、クリスによって「ぱんつ脱がせ魔」との悪評を広められてしまい、試しにめぐみんにもスティールを使用したところ、めぐみんからもぱんつを奪ってしまった。その後も、カズマは女性に対し「俺のスティールが炸裂するぞ」などといった発言を繰り返し、女性たちからのカズマの悪評はほぼ不動のものとなる。
カズマ一行は、空飛ぶキャベツを収穫するという緊急クエストをこなし、そこそこのお金を手に入れたほか、カズマは知り合いとなった魔法使いと剣士から「初級魔法」と「片手剣」のスキルを教わり、装備も整えてジャージ姿からようやく冒険者らしい風体となるが、その後に受けたゾンビメーカー討伐のクエストは,討伐対象であるリッチーのウィズが善良な人物であったため、討伐しようとするアクアをカズマが制止し、結局失敗に終わる。
そんなある日、アクセルの街近くに、魔王軍幹部であるデュラハン・ベルディアが拠点を構えるようになり、その影響で周囲の弱いモンスターが隠れてしまったため、カズマたちの受注できるクエストがほとんど無くなってしまった。酒代のツケで金欠状態となったアクアはバイト生活を余儀なくされ、特にやることのないカズマはめぐみんの「1日1爆裂」という日課に付き合い、めぐみんが近くに見つけた廃城に向かって毎日爆裂魔法を放ち、カズマが動けなくなっためぐみんをおぶって帰るという日々が続いた。その間に、カズマもその日の爆裂魔法の良し悪しが分かるまでになり、カズマは「爆裂ソムリエ」を名乗り、めぐみんと「今日の爆裂魔法は何点」などと言い合う仲になる。
しかし、その廃城は実のところベルディアの居城であり、連日放たれる嫌がらせのような爆裂魔法に激怒したベルディアは、単身アクセルの街に押し掛けてくる。ベルディアは、犯人であるめぐみんに「死の宣告」を掛けようとするが、「死の宣告」はめぐみんをかばったダクネスに掛かってしまう。ベルディアは、放置しておけば1週間後に死ぬことになるダクネスの呪いを解いてほしくば我が城に来るがよい、配下のアンデッドたちを倒し自分のところまでたどり着けば呪いを解いてやろうと言って立ち去るが、ダクネスの呪いはアクアによってあっさり解かれ、結局カズマたちがベルディアの城に行くことはなかった。その一方で、(カズマは知らなかったが)アクアとめぐみんの共謀により、その後もベルディアの居城には連日爆裂魔法が放たれることになる。
この間、カズマ一行は湖の浄化クエストを受注し、安全に浄化を行う手段としてアクアを頑丈な檻の中に入れ、湖に浸けて浄化を実行させる。途中、アクアが浄化の邪魔をするブルータルアリゲーターに襲われるトラブルはあったものの何とか浄化をやり遂げるが、アクアは恐怖のトラウマで檻から出てこなくなってしまい、仕方なくアクアを檻に入れたままアクセルの街へ帰還し、その際一行はカズマと同じ日本出身の冒険者・御剣響夜(みつるぎきょうや)と出会う。
御剣は、カズマと異なりアクアから魔剣グラムという強力なチートアイテムをもらい、アクアに「あなたは選ばれた勇者です」などと適当なことを言われて送り込まれたため、アクアのことを尊敬していた(ただし、アクア自身は御剣のことなどほとんど忘れていた)。御剣は魔剣グラムを活用して最初から高難易度のクエストをこなしてばんばん稼ぎ、当時レベル37のソードマスターに成長しており金にも不自由しておらず、2人の美少女(小説版では名前が明かされていないが、アニメ版の戦士クレメアと盗賊フィオのことである)を仲間にしていた。御剣はアクアがクエスト達成のため檻に閉じ込められていたこと、毎日馬小屋で寝泊まりしていることなどを知って激怒し、(アクアがそんなこと気にしておらず、しかもアクアたちが揃って御剣のことを毛嫌いしているにもかかわらず)アクアを賭けてカズマとの勝負を申し込む。御剣とカズマとの実力差は圧倒的で本来カズマに勝ち目はなさそうであったが、カズマはスティールで御剣の持つ魔剣グラムを奪うことに成功し、不意打ちで御剣を気絶させて勝利する。カズマは結果に異を唱える御剣の仲間2人を、「女なら俺のスティールが炸裂するぞ」の一言で追い払うと、戦利品として御剣の魔剣グラムを持ち帰り、自分には使いこなせないと分かると売り払った。
いつまで経っても城にやってこない一方で、爆裂魔法は相も変わらず連日放ってくるカズマ一行の所業に、我慢の限界に達したベルディアは配下のアンデッド軍団を引き連れてアクセルの街に侵攻する(その際、ベルディアがめぐみんのことを「頭のおかしい爆裂娘」と呼んだことがきっかけで、これがアクセルの街におけるめぐみんの通り名として定着してしまう)。カズマたちはベルディアとの戦いに苦戦するが、めぐみんの爆裂魔法を活用して配下のアンデッド軍団を全滅させ、カズマの機転とアクアの強力な魔法によりベルディア自身の討伐にも成功する。この功績によってカズマたちは3億エリス(1エリス=1円)の賞金を手に入れるが、ベルディアとの戦闘中にアクアが大洪水を起こす魔法を使い、これによってアクセルの街が大損害を受けたため、賞金額を上回る額の賠償を求められ、カズマたちは多額の借金を背負うことになってしまった。
小説第2巻『中二病でも魔女がしたい!』
カズマ一行はベルディア戦で背負ってしまった借金を少しでも返済すべく、雪精討伐のクエストを引き受ける。雪精自体は攻撃してこないため、カズマは楽なクエストだと安易に思い込み雪精討伐を続けるが、やがて雪精たちの守り手である精霊「冬将軍」に遭遇する。冬将軍とはまともに戦っても勝ち目がないため、アクアの指示に従って冬将軍に土下座をし赦しを乞おうとするが、土下座が一瞬遅れたカズマは冬将軍に首を刎ねられ、死亡してしまう。死んだカズマは,このとき異世界の女神エリス(アクアと違って優しく、カズマにとってこの異世界で初めての恋愛対象となる)と初めて対面するが、アクアがカズマに蘇生魔法を掛け、「カズマさんは一度死んで蘇生させているので、天界規定によりこれ以上の蘇生はできません」と主張するエリスに対し、「それ以上何かゴタゴタいうなら、その胸パッド取り上げてやり」などと脅して蘇生を強行したため、カズマは無事蘇生に成功し事なきを得た。
その後カズマは、酔っぱらって難癖をつけてきたダストと1日だけ所属パーティーを交換したり、アクアと共にキールのダンジョンに潜入し、アクアがリッチーとなったキールを成仏させる代わりにキールから金品をもらったり、アクセルの街で魔道具店を構えるウィズを訪問し「ドレインタッチ」を教えてもらったり、悪友から低価格で都合よく男の欲望を発散させてくれるサキュバスのお店を教えてもらったり、幽霊屋敷の悪霊を退治するクエストを受注し、紆余曲折の末にその幽霊屋敷を自分たちの生活拠点とすることに成功するなど、多額の借金を抱え余裕のない状況ながらも、アクセルの街で徐々に生活の基盤を整えていく。また、カズマはめぐみんと幽霊屋敷の中で怯えながら一緒にトイレへ行ったり、偶然と勘違いによりダクネスと一緒にお風呂へ入り危うく一線を越えそうになったりするなど、メンバーとの仲も深めていった。
そんな中、アクセルの街に緊急警報が鳴り響く。それは過去数々の国を滅ぼし、魔王軍すら正面から事を構えたがらない災害のような機動兵器「機動要塞デストロイヤー」の接近を報せるものだった。絶望的な戦いだったが、カズマ一行とアクセルの冒険者たちは、アクセルの街(カズマ他一部の男性冒険者にとっては大事なサキュバスのお店)を死守するために一致団結する。アクアの魔法によりデストロイヤーの魔力結界を無効化させ、リッチーとめぐみんの爆裂魔法によりデストロイヤーの脚を破壊すると,他の冒険者たちはデストロイヤー本体に乗り込み,ゴーレムたちを倒して内部を制圧する。ところが、デストロイヤーの機能が停止したことで、その動力源となっていたコロナタイトは爆発寸前となり、他に処理方法が思いつかなかったため、やむなくカズマのスティールでコロナタイトを取り出し、ウィズのランダムテレポートで何処かへ転移させた。残されたデストロイヤー本体も爆発寸前となったが、カズマのドレインタッチによりアクアから魔力を分けてもらっためぐみんが爆裂魔法でデストロイヤーを粉砕し、アクセルの街は救われた。
小説第3巻『よんでますよ、ダクネスさん。』
(注:原作小説はこのあたりから物語が複雑化しており、脱線や細かい伏線も多く要約が困難であるため、あらすじはどうしても長文になってしまうが、何卒ご容赦頂きたい。)
カズマ一行はデストロイヤー討伐に多大な貢献をした功労者であったが、ウィズのランダムテレポートで転移させたコロナタイトが運悪くアクセル領主の屋敷に転移してしまい、死傷者こそ出なかったものの領主の屋敷は全壊し、それがきっかけでカズマは魔王軍に内通し領主の屋敷を爆破したテロリストであるとされ、国家転覆罪の容疑をかけられてしまう。勾留されたカズマは王国検察官のセナによる取り調べを受け、続いて裁判の被告人とされる。カズマは無罪を主張し、検察官のセナもカズマの主張にある程度理解を示すようになるが、一方でアクアとめぐみんが弁護人ではまともな弁護活動など期待できるはずもなく、容疑とは直接関係ないカズマとその一行による悪事の数々が「状況証拠」として次々と暴露されるなど裁判の行方は迷走し、結局は被害者である領主アルダープが横暴な態度でカズマの死刑を迫ったことが決め手となって、カズマは裁判長により死刑判決を言い渡されてしまう。しかし、実は名門貴族ダスティネス家の令嬢であるという素性を明かしたダクネスの取りなしにより死刑の執行はしばらく猶予され、カズマは死刑の執行を免れるために、自分が魔王の手先ではないと証明すること、領主の屋敷を弁償することという重い課題を背負うことになる。なお、この頃からめぐみんはちょむすけという猫(?)を飼い始める。
その後カズマ一行は、裁判前にカズマを警察署から脱走させようとしてアクアと共謀しためぐみんが、救出活動の一環として街の外で爆裂魔法を使いまくった影響で冬眠中のカエル(ジャイアントトード)たちが這い出してきてしまったことから、その後始末のためジャイアントトードの討伐に向かう。めぐみんが爆裂魔法を使った後、生き残ったジャイアントトードはアクアとめぐみんが囮となって捕食されている間にカズマが弓でとどめを刺す(カズマは、この頃「弓」と「狙撃」のスキルを習得していた)という、前回と大して変わらない戦い方であったが、ジャイアントトードの数が多いため苦戦する。そうしたカズマ一行の窮地を救ったのが、めぐみんの自称ライバルことゆんゆんであった。ゆんゆんは使い勝手の良い上級魔法で残ったジャイアントトードを一掃し、カエルに呑み込まれそうになっていためぐみんを救出するが、めぐみんに散々からかわれた末、めぐみんと体術で勝負することになり、カエルの粘液まみれになっためぐみんに抱き着かれるなどひどい目に遭って退散する。
屋敷に帰還したカズマとめぐみんは、途中でめぐみんがカズマに抱き着いたため二人とも粘液まみれの姿になっており、どちらが先にお風呂に入るかで揉めた挙句、なんと一緒にお風呂に入ることになってしまう。その際、めぐみんが来月には14歳になるということを聞かされたカズマは、ただのロリキャラだと思っていためぐみんを急に女性として意識するようになり、一方でめぐみんは、カズマと一緒にお風呂に入ったという事実を、自分が「大人」になった証としてゆんゆんなどに自慢げに語るようになる。この出来事は、後々カズマとめぐみんの関係性が変化していくきっかけとなった。
一方、カズマの裁判以降しばらく姿を見せていなかったダクネスは、父親によってアルダープの息子バルターとの見合い話を強引に進められており、カズマたちにバルターとの見合いを破談に持ち込むための協力を依頼する。ダスティネス・フォード・ララティーナというダクネスの本名はこのとき明らかにされる。カズマは執事、アクアはメイドに扮してダクネスとバルターのお見合いに同席するも、暴力的手段を使ってでも縁談を破談に持ち込もうとするダクネスと、ダクネスに協力すると見せかけてこの際ダクネスを結婚させ「寿退社」させようと企むカズマの思惑はずれまくる。結局、カズマの妨害で思い通りに事が進まないダクネスがキレて木刀によるバルターとの決闘を挑み、負けたら嫁でも何でも行ってやると宣言する。ダクネスとバルターとの勝負は、剣の腕ではバルターの方が圧倒的に上であったが、いくら打たれても負けを認めないダクネスにやがてバルターの方が根負けし、縁談は無事(?)破談に終わる。
そうした活動を続けていたある日、例の王国検察官セナから、以前に潜入したことのあるキールのダンジョンから得体のしれない魔物が湧きだしているとの情報がもたらされる。何か問題が起こるたびに一々カズマ達を疑い、屋敷に駆け込んでくるセナに辟易しつつも、アクアがダンジョンの奥に強力な魔法陣の結界を残していたことから、これを放置しておくと自分たちが疑われる証拠になってしまいそうだったので、カズマは結界を消し証拠隠滅を図るため、ダクネスとともにダンジョンに潜入する。ところが、ダンジョンの最奥部でカズマたちを待ち受けていたのは、魔王軍幹部の一人である仮面の悪魔バニルであった。
人の悪感情(といっても恐怖や絶望ではなく、例えば絶世の美女に化けて散々男を惚れさせた末、『残念、実は吾輩でした!』と言って相手に血の涙を流させる類の悪感情)が好物であり、人間は殺さないというバニルは、相手の心を見透かす巧みな精神攻撃により、カズマたちに「こいつと話していると頭が痛くなってくる」という類の苦戦を強いる。そして、一気に決着をつけようとしたバニルは、自らの本体である仮面をダクネスに投げつけ、ダクネスの身体を乗っ取ってしまう。強靭なダクネスの身体を得て地上に出たバニルは強力で手の付けられない存在であったが、精神力も強靭なダクネスはバニルの精神支配に抵抗し続け、バニルもダクネスの精神を完全に乗っ取ることまでは出来なかった。
最終的には、めぐみんの爆裂魔法でダクネスごとバニルを吹き飛ばすという無茶な方法により、カズマたちは何とかバニル討伐に成功する。魔王軍幹部であるバニルを倒したことで、セナもカズマ一行が魔王軍の手先ではないと納得し、国家転覆罪の嫌疑は晴れた。さらに、国家転覆罪容疑の影響で支払いが遅れていたデストロイヤー討伐の賞金とバニル討伐の賞金を受け取ったことで、借金も帳消しになった。一方で、カズマはバニルがウィズの古い友人であり、ウィズに会いに行こうとしていたことを思い出し、バニルを倒してしまったことをウィズに謝ろうとして、ウィズの店に向かった。ところが、ウィズの店には先日倒したはずのバニルの姿が。カズマが事情を問いただすと、ここにいる自分は爆裂魔法で残機が1人減った「2代目バニル」であり、一度滅んだことにより魔王軍の幹部ではなくなったので、「とても無害」な存在になったとのこと。以後、バニルはウィズの店で店員として働く一方、カズマたちとも様々な形で関わっていくことになる。
小説第4巻『鈍ら四重奏 ~ナマクラカルテット~』
バニル討伐の賞金を受け取り、さらに(2代目)バニルとの商談が成立し働かずとも金を稼ぐ目途が立ったカズマと同調したアクアは、ニート生活を謳歌し始めてしまう。寒いからといって自ら開発したこたつに引き篭もり、クエストに行こうというめぐみんやダクネスの説得にも耳を貸さないカズマだったが、4人の中で一番レベルが低い(カズマのレベルは当時13、他のメンバーは皆レベル20以上)ことをアクアにからかわれたことなどがきっかけでようやく重い腰を上げ、新調した銘刀ちゅんちゅん丸(カズマがどんな名前を付けようか迷っているうちに、苛立っためぐみんが勝手に命名してしまった)を携え、リザードランナー討伐へと向かう。しかし、カズマが木の上に登って弓矢で敵を攻撃していたところ、その木に姫様ランナーが勢いよく激突した。カズマは頭から地面に落下し、首の骨を折ってまたも死亡してしまう。
優しい女神エリスと再会したカズマはエリスとの会話に惚けてしまい、アクアから蘇生の準備が出来たから戻ってくるよう声を掛けられると「もう人生疲れたしそっちに帰らない」などと言い出した。その言葉にエリスもアクアも慌てるが、めぐみんがカズマの服を剥がし、カズマの身体に「何かとんでもないこと」をしているらしいと知って気になったカズマは、結局戻ることを決断する。しかし、バニルとの商談で3億エリスもの大金が手に入る目途が立ったカズマとアクアは似非セレブ気取りになってしまい、先日のいたずらの事は謝るからレベル上げの続きをしようというめぐみんの説得にも耳を貸さない。カズマが首の傷を言い訳にするので、めぐみんはそれなら湯治に参りましょうと言って、水と温泉の都「アルカンレティア」への訪問を提案する。カズマとアクアは、理由こそ違ったがノリノリでこの提案に賛成し、カズマ一行はバニルに厄介払いされたリッチーウィズを伴い、馬車に乗ってアルカンレティアへと向かう。道中で走り鷹鳶の襲撃を受けたり、夜の野営中にアクアがゾンビに集られるといったハプニングもあったものの、一行はアルカンレティアに到着する。
アルカンレティアは水と温泉の都であると同時に、水の女神アクアを崇めるアクシズ教団の総本山でもあった。街を散策したカズマとめぐみんは、アクシズ教徒たちのあまりにもウザすぎる執拗な勧誘攻撃に辟易し、エリス教徒であるダクネスはアクシズ教徒から様々な嫌がらせを受けながらも、いつものドM振りを発揮して逆に喜んでいた。アクアはアクシズ教会に直行し、司祭を気取って信者たちの懺悔を聴き、怪しげなアクシズ教の教えを触れ回っていた。宿に帰ったカズマは,ウィズが先に混浴風呂に入っていたと聞き、ウィズとの混浴の機会を逃したことを後悔しつつ、自分も一人で混浴風呂に入浴する。入浴中、カズマはアクシズ教団の壊滅などを目指す怪しげな密談を耳にしたが、カズマ自身も「アクシズ教徒なんて滅べばいい」と思っていたので聞き流し、赤毛のショートカットが特徴的な巨乳美女のお姉さんことウォルバク(後の第9巻で、魔王軍幹部の1人であることが判明する)との混浴などを楽しむ。
翌日、カズマはウィズと共にめぐみんの日課(1日1爆裂)に付き合い、襲撃してきた初心者殺しを瞬殺するウィズの実力を目の当たりにして街に戻ったところ、アクアがダクネスを従え、拡声器のような魔道具を使って街頭で人々に注意を呼び掛けていた。アクアは、何者かの破壊工作により多くの温泉に毒が混ぜられていることが判明した、安全が確認できるまでは温泉に入らないで欲しいと呼び掛けたのだが、当のアクア自身が街中の温泉を浄化してただのお湯に変えてしまうという一種の迷惑行為を繰り返す存在であったため、誰にも信じてもらえない。アクアは最後の手段として、自分がアクシズ教の女神アクアであるとその正体を明かすが、これも信じてもらえなかったばかりか、逆に「勝手に神の名を騙る不届き者」と非難され、自分の信者であるはずのアクシズ教徒たちから石を投げつけられ、泣きながら宿へ逃げ帰る有様であった。
それでもアクアはめげず、温泉に毒を混ぜた犯人を特定するため、温泉街に多く出入りしていた人物の特徴についてアンケート調査を実施する。その結果、アクア自身の次に目撃回数の多かった人物が「浅黒い肌の、短髪で茶色い髪の男の人」であることが判明した。カズマもこの男を目撃したことがあったので、アンケートの調査結果とカズマの証言に基づき、アクアが容疑者の精巧な似顔絵を製作し、ダスティネス家の権力を使って街のギルドにこの男の手配を依頼する。
そんな折、アクアたちの許に「街中の温泉から次々と汚染された湯が湧き出した」との情報が入る。源泉が怪しいと直感したアクアたちは,またもダスティネス家の権力を利用して、騎士団が警備している源泉の山の中に立ち入る。やがて、カズマが源泉に毒を撒いている手配書の男を発見し、ウィズの指摘によりその男は魔王軍幹部の1人、ハンスという名を持つデッドリーポイズンスライムの変異種であることが判明した。ゲームの知識で「スライムは雑魚」という先入観を持っていたカズマは、めぐみんやアクアからデッドリーポイズンスライムが強力な毒性を持つ極めて危険なモンスターであり、触れただけで即死、捕食で身体を溶かされたら蘇生もできないと聞かされて恐怖し、一度は逃げ出したものの、アクアが自分の力でハンスを浄化すると言い出したことから、結局再びハンスを追いかけて戦うことになった。戦いは、ハンスが何の罪もない温泉管理人のお爺さんを食べたことを知ったウィズが激怒し、魔法でハンスの身体の一部を凍らせ、アクアの魔法支援を受けたカズマが弓矢でハンスの分身を次々と撃ち落とすと、一時はカズマたちが有利になったかに思われたが、カズマの矢が尽き、ハンスの身体の一部が最後の源泉に飛び込むと、ハンスはウィズの魔法でも対処できない巨体に膨れ上がってしまう。退却しようにも、アクアが自分の身体を張ってでもアクシズ教団の生命線である源泉を死守することにこだわり、言うことを聞かない。窮地に陥ったカズマが立てた作戦は、ダクネスが土産物として買っていた饅頭をハンスに向かってばら撒きハンスの身体を分散させ、分散した身体を個別にウィズが凍らせてアクアが浄化する、ダクネスは皆を防御し、めぐみんは爆裂魔法でハンスを粉砕するというものだった。そしてカズマ自身は、ハンスにとどめを刺すには魔力が足りないウィズに対し、死なない程度に自分の魔力を吸うよう指示したのだった。
作戦は成功し、カズマ一行はハンスを倒した。しかし、アクアが本気で山の源泉の浄化を行ったことにより、アルカンレティアの温泉はすべてお湯に変わってしまい、温泉産業というアクシズ教団の主要な財源を絶つという魔王軍の目的を、皮肉にもアクア自身が完遂するという形になってしまった。本来ならばその賠償金は途方もない額になるところだが、アクシズ教徒のプリーストが良かれと思ってやったことであり、しかも一応は街を救ったということで、カズマ一行はハンスの懸賞金をそのまま弁償に回すということで何とか許してもらった。あまりにも理不尽な結果にアクアは泣き叫び、他のメンバーもさすがに納得がいかないという体で、馬車に乗りアクセルの街へと帰っていった。
もっとも、アクシズ教団の最高司祭であるゼスタは、今回の騒動に関する報告を受け、魔王軍幹部であるハンスの破片全部と山の源泉をたった1人で浄化したという、水色の髪と瞳を持ち羽衣を纏った見目麗しいアークプリーストが、他ならぬ女神アクアであることに気付いた。そのような所業を、どんなに腕の良いアークプリーストであっても、1人の人間が行うのは到底不可能であるからだ。しかも、アルカンレティアの温泉は出なくなったが、アクアが全力で浄化したお湯は、傷を癒したりアンデッドを浄化したりする強力な聖水の効果があり、これを売りに出せば温泉経営よりはるかに利益が上がりそうだった。ゼスタは、アクシズ教徒に対し内密に女神アクアの降臨を知らせるとともに、アクアが気兼ねなく再びアルカンレティアを訪れることが出来るよう、アクアの正体には気付いていない体を装うこと、カズマ一行に支払わせてしまった賠償金については、教団の者をアクセルの街に送り何らかの形でお返しすることを、配下のプリーストに命じたのであった。
一方、旅を終えてアクセルの屋敷に戻ったカズマ一行がまったりしていると、ゆんゆんが切羽詰まった様子で屋敷を訪れ、カズマに向かって突然「私、カズマさんの子供が欲しいっ!」と叫んだのであった。
小説第5巻『爆裂紅魔にレッツ&ゴー!』
突如屋敷に来襲してきたゆんゆんから「カズマさんの子供が欲しいっ!」という爆弾発言を受けたカズマ。最初は男の子にするか女の子にするかといった不可解な喧嘩を経た後、ようやく落ち着いたゆんゆんからカズマは2枚の手紙を見せられる。1枚目は紅魔族の族長(ゆんゆんの父)からゆんゆんに宛てたもので、紅魔の里が魔王軍の本格的な侵攻を受け危機的状況にある、ゆんゆんは最後の紅魔族としてその血を絶やさぬようにという趣旨のことが書かれていた。2枚目はゆんゆんが駆け出しの街で「頼りなく、それでいて何の力もない」男の伴侶となり、二人の間に生まれた男の子が一族の敵である魔王を倒すことになるという予言めいたことが書かれている手紙であり、要するにゆんゆんはその男をカズマのことだと早合点し、カズマの子供が欲しいと言い出したのである。
めぐみんの指摘により、2枚目の手紙は予言や占いではなく、めぐみんたちの同級生で作家志望者のあるえが書いた私小説の第1章に過ぎないことが判明し、紅魔の里が心配になったゆんゆんは、一人で里へと帰っていった。その後めぐみんが、(ゆんゆんのことは心配していないが)紅魔の里に残っている妹が心配なので里帰りしたいと言い出したため、結局カズマ一行も紅魔の里へ旅立つことになった。
紅魔の里は、アルカンレティアから徒歩で2日くらいの距離だということなので、カズマ一行はウィズに頼んでテレポートでアルカンレティアへ送ってもらい、そこから徒歩で里に向かうことになったため、乗合馬車を利用したゆんゆんより若干先行することになった。商隊で向かうこともできないほど危険なモンスターが多いという里への道中でカズマ一行が最初に出会ったのは、安楽少女と呼ばれる少女の姿に擬態した植物型モンスターだった。人の命を奪う危険なモンスターであることを知りつつも、可愛い安楽少女のあまりにも健気な態度に4人とも「殺せるわけない」という気分になってしまい、後ろ髪を引かれつつその場から一旦立ち去るが、後にゆんゆんが追いついてくる予定であることを思い出したカズマが一人で安楽少女の許に引き返し、偶然安楽少女の本性を知ってしまったことからその場で安楽少女を倒し、カズマはアクアから鬼畜外道呼ばわりされることになった。
その後、野営中にカズマとめぐみんが二人きりになり、めぐみんの思わせぶりな態度にカズマがドキドキさせられる場面を経た後、次にカズマを待ち受けていたのは雌のオークだった。偵察のため他の3人より先行したカズマは、オークに「あたしと良い事しない?」と強引に迫られ、ドレインタッチでオークを気絶させて逃走したもののこれが仇となり、カズマは多数の雌オークに惚れられて散々追い回され、一行に追いついたゆんゆんの活躍により何とか事なきを得るが、この出来事はカズマにしばらく深刻なトラウマを植え付けた。
ゆんゆんを加えたカズマ一行は、魔王の手先である鬼のようなモンスターの大群に遭遇する。ゆんゆんに爆裂魔法を役に立たない「ネタ魔法」呼ばわりされて腹を立てていためぐみんは、早々に爆裂魔法を使ってしまい、カズマたちはさらなる敵の大群に囲まれて窮地に陥る。これを救ったのが、ぶっころりー率いる紅魔族の自称「魔王軍遊撃部隊」4人組(実際は単なるニート集団)であった。たとえニートでも、成人した紅魔族の魔法は圧倒的な強さを誇り、4人組はあっという間に敵を蹴散らしてしまった。
紅魔の里に到着した一行は、里が至って平和であることに驚く。事情を聴くため族長の家を訪問すると、ゆんゆんに送った手紙の冒頭に書かれていた「この手紙が届く頃には、きっと私はこの世にいないだろう」というくだりは単なる紅魔族の時候の挨拶であり、それ以下の文面も、魔王軍の侵攻自体は事実であるものの紅魔族の実力は圧倒的であり何ら危機的状況になど陥っていないが、「紅魔族の血が、どうしても普通の手紙を書かせてくれなかった」とのこと。ちょうど魔王軍の襲撃があり、カズマ一行は紅魔族たちが数では圧倒的に勝る魔王軍を余裕で撃退する様子を見物すると、次にめぐみんの実家へ向かった。
実家ではめぐみんの妹こめっこと、めぐみんの両親(母ゆいゆいと父ひょいざぶろー)に会い、カズマは両親からめぐみんとの関係について問い詰められる。しかし、カズマが将来大金持ちになる予定であり屋敷まで持っていると知ると急に態度が変わり、特にゆいゆいはカズマとめぐみんをくっつけようとして、強引にめぐみんが寝ている部屋へカズマを閉じ込め、鍵までかけて二人を同じ布団で寝るよう仕向けてしまう。カズマがめぐみんに手を出そうか迷っているうちにめぐみんが目を覚ましてしまい、カズマは一緒の布団に寝ても「何もしない」とめぐみんに約束するが、めぐみんに「本当に何もしてくれないのですか? せっかく二人きりなのに」と思わせぶりな様子でカマをかけられるとカズマは思わず本音を漏らしてしまい、めぐみんは部屋の窓から逃げてしまった。
次の日、めぐみんの案内でカズマ一行は紅魔の里を観光するが、里の「観光名所」や紅魔族の人々は何かとツッコミどころ満載だった。そんな中、カズマ一行は紅魔の里への侵攻軍を率いている魔王軍幹部の一人シルビアに遭遇するが、カズマは自分の戦歴を自慢げに語りつつ、魔王軍に指名手配されることを恐れて「ミツルギキョウヤ」と他人の名を名乗った。その後、めぐみんの家にもう一泊することになったカズマは、ゆいゆいが抵抗するめぐみんを魔法で拘束し眠らせるなどした結果、またもめぐみんと二人きりで同じ布団に寝ることになってしまう。カズマは、めぐみんが窓から逃げられないように全力のフリーズで窓を凍らせ、寒いからという口実をつけてめぐみんの寝ている布団に潜り込む。やがて目が覚めためぐみんはカズマの所業に呆れつつも、何となく二人は良い雰囲気になる。そこへ魔王軍襲来の報が響き、ゆいゆいは仕方なく二人が寝ている部屋の鍵を開けた。
めぐみんの家から出たカズマは、いきなり魔王軍幹部のシルビアに遭遇する。魔剣を持っていないことから本物の御剣響夜ではないことがバレたカズマは、仕方なく本名を名乗る。なぜかシルビアに気に入られたカズマは、シルビアのたわわな胸に顔を埋めた状態でシルビアに拘束される。シルビアの胸に魅了されたカズマは、助けようとするダクネスたちに向かって「お構いなく」と告げ、さらにダクネスに対し最近俺の扱いがひどすぎる、このまま魔王軍に寝返って欲しくなければ謝って丈の短いメイド服で俺にご奉仕しろなどと、調子に乗って好き勝手なことをほざく。しかし、キメラであるシルビアが半分は男であり、たわわな胸は後から合成してつけたものであることを聞かされ、さらにシルビアが男であることの証しを自分の尻に当てられると、カズマの脳は活動を停止した。
シルビアに拉致されたカズマは、里の地下格納庫に連れていかれた。強力な魔道兵器が眠っているという格納庫の封印は、誰も解くことができないとされていたが、カズマはその封印が、日本のゲームでおなじみの「小並コマンド」であることに気付く。カズマはシルビアに脅されると自ら小並コマンドを入力して封印を解き、シルビアが油断した隙を見て、シルビアを突き飛ばし地下格納庫の中に閉じ込めた。一件落着かと思いきや、シルビアは地下格納庫の中で魔法が効かないという特性を持つ兵器「魔術師殺し」と一体化し、地面を突き抜け地上に出現した。紅魔の里は焼かれ、紅魔族の人々は魔法でシルビアを攻撃するも全く効果が無く、何やら芝居がかった台詞でシルビアの注意を引きながら攻撃を受けるとテレポートで逃げるという、執拗な時間稼ぎでシルビアを苛立たせることしかできなかった。
その間、カズマはアクアを連れて地下格納庫に入り中を探索すると、中はなぜか大量のゲーム機やゲームソフトの山。そして、アクアが見つけた一冊の手記(古代文字ならぬ日本語で書かれていた)を読んだところ、格納庫内の各種ゲーム機やソフト、魔術師殺しや改造人間たる紅魔族、そして以前倒した機動要塞デストロイヤーは、いずれもカズマよりだいぶ先に日本から送り込まれた一人の人物(氏名不詳の故人)によって開発されたものであることが判明する。そして、この人物が魔術師殺しに対抗できる「レールガン(仮名)」という兵器も開発していたことが分かると、カズマたちは必死になってレールガンらしきものを探し、里の服屋で物干し竿代わりに使われていたライフル状のものがそれだろうと結論付けた。だが、肝心のレールガンの使い方が分からず、最後の手段としてめぐみんがシルビアに向けて爆裂魔法を放つと、その魔力はレールガンに吸収され、レールガンが使用可能となった。カズマが恰好を付けてレールガンを発射しようとしたところ、側にいたこめっこに先を越され、魔王軍幹部シルビアはこめっこの放ったレールガンの一撃によって絶命した。
シルビアによって燃やされた紅魔の里は、紅魔族の魔法などによりわずか3日で復興。カズマ一行がそれを見届けアクセルに帰る前の最後の夜、めぐみんは母親にスリープで眠らされるくらいならと、自分からカズマと一緒に寝ると言い出した。めぐみんは、カズマとの他愛もない会話の中でさりげなく「私、カズマのこと好きですよ?」と言ってのける。翌日、カズマはめぐみんに里の外へ連れ出され、めぐみんから彼女の冒険者カードを差し出される。パーティの役に立つため、爆裂魔法は今日限りで封印するから、カズマに上級魔法習得のボタンを押してくれというのだ(諸々の事情により、爆裂道と使い勝手の良い上級魔法使いの道を両立させることは事実上不可能であった)。しかし、それがめぐみんの本心からの願いではないことを見抜いたカズマは、貯まっていたスキルポイントをすべて爆裂魔法の威力向上につぎ込んだ。そして、カズマに勧められてめぐみんが最後にと放った爆裂魔法は過去最大最高の威力を発揮し、カズマはこれに120点の評価をつけ、それを聞いためぐみんはとびきりの笑顔を見せた。
アクセルの屋敷に戻ったカズマ一行がくつろいでいると、ダスティネス家の執事ハーゲンが来訪した。このままではダクネスが貴族の位を剥奪されてしまうというハーゲンの言葉と、ハーゲンから渡された手紙を読んで青ざめるダクネスの態度に不審を感じたカズマは、スティールでその手紙をひったくって読む。その手紙は、王国の第一王女アイリスからカズマ宛の招待状だった。アイリス様に何かあれば首が飛ぶからと必死に辞退を勧めるダクネスを尻目に、他の三人は「とうとう俺たちの時代が来たか」と、王女様との面会を決意したのであった。
小説第6巻『六花の王女』
紅魔の里から持ち帰ったゲームにハマるアクアたちを尻目に、カズマは突然「妹が欲しい」と言い出す。王都から手紙をくれた第一王女が12歳と聞き、年齢的に自分の恋愛対象にはなりそうにもないので、せめて妹として自分をお兄様とか呼んで欲しいなどと考え始めたのだ。そして、カズマが王女に強烈な印象を与えるため、着物と袴姿で王都に行こうと言い出し、ダクネスが何でもするからそんな聞いたこともない奇抜な服装で王女様に会いに行くのはやめてくれと泣いてすがった結果、着物袴姿をやめ、かつ王女様に無礼を働かないことを条件に、ダクネスは王女様一行が来るまでの1週間、丈の短いメイド服でカズマにご奉仕させられることに。もっとも、ダクネスの期待に反しカズマが露骨にエッチな命令をしなかったこともあって、特に何事もなく終わる。一方ウィズの店では、カズマの発案したライターなどの新商品が発売され、アクアが得意の宴会芸で盛り上げたことなどもあり、ウィズの店はかつてない大繁盛を見せていた。
その他色々あって、カズマ一行はアクセルの街のダスティネス邸に逗留している王国の第一王女アイリスと初めての面会を果たす。アイリスは、一見勝てそうもない弱者が強者を倒すという風変わりなカズマの冒険譚に強い関心を示すが、最弱職の冒険者であるカズマが、王都でも有名な腕利きのソードマスターである御剣にどうやって勝ったのかというところで説明が行き詰まり、嘘つき呼ばわりされたカズマは怒って喧嘩腰になってしまい、俺がどうやって御剣に勝ったのか教えてやろうと、アイリスの側近であるクレアに向かって(その剣を奪うつもりで)スティールを使ったところ、例によってクレアのパンツを奪ってしまう。だが、それがきっかけで両者は和解に向かい、アイリス王女はカズマに嘘つき呼ばわりしたことを謝罪し、カズマは再び冒険話を聞かせることをアイリスに約束する。ところが、アイリスに気に入られたカズマは、話を終えたアイリスがテレポートの魔法で王都の城へ帰る際、一緒に城へ連れて行かれてしまったのだった。
急な事態に困惑したカズマは、アイリスの配下である魔法使いのレインから、しばらくアイリスの遊び相手を務めるよう頼まれ、正式なアイリスの客人となる。アイリスは引き続きカズマの話を熱心に聴き入り、特にカズマとダクネスが一緒にお風呂に入ったという話には強い関心を示すが、カズマはアイリスに色んな話をしているうちに、冒険話も仲間の話もネタが尽きて日本の話に移り、そろそろ話すことがなくなってきたし、王城も魔王軍の夜間襲撃があったりして怖いところだしそろそろ帰ろうかと思い始めたものの、すっかりカズマを気に入ったアイリスがカズマのことを「お兄ちゃんみたい」と呼んでくれたことから、カズマは引き続き王城に残ることにした。その後のカズマは、アイリスとボードゲームや竹とんぼで遊んだりしたが、ボードゲームでは子供のアイリス相手にムキになってしまう。アイリスの方もカズマの悪影響を受け、王族にあるまじき突拍子もないいたずらや搦め手を使うようになって問題になり、心配になってカズマを連れ戻しにやってきたアクア、めぐみん、ダクネスがカズマとアイリスを説得し、お別れの晩餐会が開かれる。晩餐会ではダクネスが首都の貴族たちにモテモテとなりカズマがそれに嫉妬する一幕もあったが、いよいよお別れの時間が近づき、カズマが何とか城に残る口実を作れないかと思案していたとき、アイリスから首都で評判の義賊がいるという話を聞き、カズマはその義賊を捕まえると言い出した。それが認められ、カズマ一行は正式に首都で義賊捕縛の任務を受けることになる。
問題の義賊が単独犯であり、素行の良くない悪徳貴族を標的にしているとの情報を得ていたカズマ一行は、迷うことなくアクセルの街の悪徳領主アルダープ(第3巻でカズマを死刑にしようとした人物)の別荘に向かう。各貴族はカズマ一行の義賊捕縛に協力するよう王家から命令があったほか、ダクネスの取り成しもあり、カズマ一行はアルダープから好きなだけ滞在してよいとの許可を得て、アルダープの別荘で義賊を待ち受けることにする。カズマは義賊の予想侵入経路を把握するため別荘内を探索したところ、アルダープが作ったマジックミラー(入浴中の女性の裸を覗き見するためのもの)を発見する。カズマはその場に居合わせたアルダープと下世話な覗きの話で盛り上がるが、偶然やってきたダクネスにその話を聞かれ、マジックミラーは叩き割られてしまう。
その後、なかなか義賊は現れず、アクアは王都のエリス教を駆逐してやると言って布教という名の迷惑行為を繰り返し、ダクネスは連日王都の貴族たちから招待を受け、貴族としての交流を深めていた。紅魔の里の一件でカズマといい感じになっていためぐみんは、カズマに「私とデートしませんか?」と言い出すも、デートなるものの実態は恒例の「1日1爆裂」に付き合わされることだった。他ならぬカズマ自身の決断で大幅に強化されためぐみんの爆裂魔法は、もはや人類の災厄クラスの威力と化しており、アクセルの街の人々と違いめぐみんに慣れていない王都の人々は連日放たれる爆裂魔法の轟音などに驚き、アルダープの別荘には苦情が殺到し、わずか数日でめぐみんの名は王都中に知れ渡るようになってしまった。カズマはなぜあのとき上級魔法を覚えさせなかったのかと、自身の決断を後悔した。
アルダープの別荘に滞在して1週間、やりたい放題のカズマ一行にアルダープも辟易し、賊が来ないならそろそろ出て行ってもらおうかという話になった最後の夜、カズマはようやく義賊らしき侵入者を発見する。捕まえてみたところ女性の感触がしたので、カズマはやりたい放題に侵入者の身体をまさぐり続けたところ、その侵入者はクリスであることに気付いた。カズマから「もうお嫁に行けない」ほど体中をまさぐられてしまったクリスは涙目になりつつも、カズマに自分が噂の義賊であったことを明かし、更に義賊をやっていた理由を説明しようとしたところ、更なる厄介事に巻き込まれることを懸念したカズマは話を聞くこと自体を断固拒否。カズマはクリスを見逃すことにし、賊に逃げられたとの体裁を整えるため、自らにバインドのスキルをかけるようクリスに依頼する(その際、カズマはバインドを習得する)。その後、バインドで拘束されたカズマはダクネスたちに発見され、賊に逃げられたと嘘をつき、見動きが取れないので拘束を解くよう頼むが、アクアたちはカズマが身動きできないのをよいことにカズマを散々いじり倒し、カズマは泣きながらアルダープに助けを求めることになった。
義賊の捕縛に失敗し、王都を立ち去るよう命じられたカズマ一行であったが、アクアがお土産を買いたいなどと言い出したので、もう1日だけ王都に滞在することになる。買い物中、カズマとアクアは御剣に再開し、御剣はカズマとの再戦を望むもカズマに断られる。御剣は、カズマからわざと間違えた名前で呼ばれるなど二人に散々いじられる一方、カズマに魔王軍幹部を次々と倒していったあるパーティー(他ならぬカズマ一行のことである)に魔王が注目しているとの情報を話した。なお、御剣の例の仲間(クレメアとフィオ)は隣国でレベル上げ中とのことであり、このときは同行していない。
その日の夜、宿で寝ていたカズマの部屋に何者かが侵入する。カズマは侵入者がクリスであることに気付くと、捕まえるという口実でまたもクリスの身体を散々触りまくる。屋敷に侵入した事情を説明しに来たというクリスに対し、カズマは聞きたくないと抵抗するも、クリスは盗みの主たる目的がとある貴族に買われたという「ランダムにモンスターを召喚できる神器」と「他者と体を入れ替えることができる神器」を探すことにあり、悪徳貴族の金を盗みエリス教団の孤児院に寄付するという義賊行為はそのついでにやっていたと語る。さらに、クリスはカズマに王城侵入の協力を頼むが、カズマは拒否しクリスを追い払う。カズマが布団に潜り込むと、狙ったかのようなタイミングで魔王軍襲撃の警報が鳴り響いた。
カズマ一行は、思惑こそバラバラであったが、魔王軍との戦いに参戦する。4人のうちカズマは最弱職の冒険者でありレベルも17と低いので街の警備に回るよう勧められたが、アイリスに良いところを見せたいカズマは参戦を強行し、雑魚モンスターであるコボルトの群れに取り囲まれて袋叩きに遭い死亡してしまう。
こうして、エリスと三度目の対面を果たしたカズマは、死んだ原因をあれこれ言い訳するも、エリスは黙ってカズマの言い訳を聞いた後、「セクハラは、いけませんよ」とチクリ。憧れのエリス様に嫌われたくないカズマは土下座する勢いで謝る。その後エリスは、クリスの探している二種類の神器は、放置しておくと危険な代物であり回収して封印する必要があるのでカズマに回収を協力するよう依頼し、その後カズマはアクアによって蘇生される。カズマが死んでいる間に、参戦に消極的だったアクアは回復魔法やターンアンデッドで大活躍して尊敬されたくさんの酒を貢がれて大喜び。ダクネスも敵の攻撃を一身に引き受けて負傷者の増加を防ぎ大活躍。そしてめぐみんは、捨て台詞を残して撤退を始めた魔王軍のど真ん中に爆裂魔法を撃ち込んで大打撃を与え、動けなくなって神輿のように担架で運ばれつつもMVP級の大活躍を称賛されていた。
その後カズマとめぐみんはアイリスと対面し、アイリスはカズマが城に残れるようクレアにお願いしてみたが無理だったことを報告してカズマに詫び、めぐみんは二人の仲の良さに嫉妬を見せるも、アイリスの身に着けているネックレスが神器級の魔道具であることに気付き、カズマが日本語で書かれていたネックレスのキーワードを読み上げると、神器の力が発動しカズマとアイリスの身体が入れ替わってしまう。めぐみんを含めた3人は当初混乱するも、カズマがエリスからの説明を思い出し時間が経てば元に戻るはずだと話したので落ち着きを取り戻す。カズマの体になったアイリスは、せっかくの機会だからお供なしで城の外に出てみたいと言い出し、カズマに心配されながらもめぐみんを護衛に連れて外出する。アイリスの体になったカズマは、アイリスのふりをしてクレアやアイリスと一緒にお風呂へ入ろうとし、服を脱ごうとした瞬間に意識が遠のき、元のカズマの姿に戻った。カズマの前には人相の悪い3人の男が激昂しており、どうやらめぐみんがアイリスに対し、喧嘩の売り方を教えていたらしいことが分かる。喧嘩は、ドレインタッチで魔力を分け与えられためぐみんが、素手で殴りかかり男を撃退したことで決着した(めぐみんは相当にレベルが上がっていたため、魔法使い職ながら身体能力はカズマや並みの男より相当に勝っていた)が、喧嘩の原因は全面的にめぐみんが悪いとしか言いようがないものであった。二人は城に帰るが、カズマがアイリスの姿でお風呂に入ろうとしていたことが発覚すると、カズマはアクアから「極上の大バカ」呼ばわりされ、めぐみんやダクネスからは口を利いてくれなくなり、アイリスにも怒られた(アイリスへの同性愛志向が見られるクレアは満更でもなかったようだが、カズマを冷たくあしらったことは同じだった)。完全にぼっちとなったカズマが、一人で泣いて宿へと帰るとクリスが訪ねてきた。神器の一つをアイリスが持っていたことを知らせると、クリスは神器が使い方によっては永遠の命さえ手に入れられる極めて危険なものであると説明し、カズマはクリスに促されて一緒に「王女様の許へ遊びに行く」ことになった。
神器を盗むため王城の宝物庫に侵入することになった2人は、じゃんけんでクリスが勝ったため、カズマがクリスを「お頭」、クリスがカズマを「助手君」と呼ぶことになった。そして、宝物庫の中を探索すると、カズマは「日本では持っているだけで捕まりそうな極上の宝」の本を見つけ、迷わずそれをゲットした結果、警報が発動して二人は兵士たちに追いかけられる身となってしまう。何とか追っ手を撒くとクリスは「今夜は引き揚げよう」と言い出すが、カズマは「明日には王都を追い出されるので、今夜のうちに何とかしたい」と言って聞かない。そしてカズマは暫しアイリスとの思い出に浸ったのち、本気を出した。
絶好調状態となったカズマは、ドレインタッチとバインドを多用し、兵士たちを相手に八面六臂の活躍を見せる。御剣や多数の騎士に取り囲まれても、カズマは一番強い御剣を初級魔法のコンボ技で窒息させ、狙撃で魔法使いのレインを無力化させて切り抜けた。一方、クリスは自分が兵士たちから男の子だと思われていることを気にし出し、カズマの「それはお頭のスレンダーボディのせい」という言葉でとどめを刺され、落ち込んでいた。二人がアイリスの部屋に突入すると、そこにはアクア、めぐみん、ダクネスもいたが、誰も二人の正体に気付かず、めぐみんは仮面と黒装束を付けた義賊というスタイルに「格好良い…」と見惚れてしまった。特に攻撃手段のないアクアと攻撃が当たらないダクネスはさしたる障害にはならず、二人はアイリスに対し同時にスティールを掛け、何を盗んだのか確認する暇もないまま、テラスから真っ暗なプールに向けて飛び込んだ。
一夜開けた王都は、城への盗賊侵入事件で大騒ぎとなり、犯人がクリスとカズマであることを知ったダクネスは、宿で二人を締め上げて事の経緯を白状させたものの、カズマがアイリスの指輪(王族が子供の頃から肌身離さず身に着け、結婚相手に渡すもの)を奪ってしまったことを知ったダクネスは、事が重大過ぎて指輪をアイリスに返せばよいという問題ではなくなってしまったため、カズマにその指輪を誰にも見られないよう肌身話さず持っているように命じた。その他の盗品のうちネックレスはアクアによってその力を封印され、クリスによって誰にも奪われない場所に持ち去られた。カズマの持ち帰ったお宝本は焼却処分された。
クリスは退散し、カズマはダクネスによって城へ連れて行かれる。二人がアイリスの部屋へ行くと、アクアが盗まれた件のネックレスは極めて危険な神器であるが、私が力を封印したから大丈夫と説明して一件落着という雰囲気になっていた。アイリスはカズマに別れを告げ、カズマ一行はアクセルの街へを戻り、騒がしいいつもの日常に戻る。一方、アイリスは自分の指輪を奪ったのがカズマであることを察しており、いつかカズマが魔王を倒し自分を妻に迎えてくれる(王国には、魔王を倒した勇者には褒美として王女を妻にする権利が与えられるという決まりがあった)日を夢見ながら、「お兄ちゃん、指輪大切にしてくれるといいなあ」と、誰にも聞かれないように呟いたのだった。
小説第7巻『億千万の花嫁』
カズマ一行は、遅ればせながら魔王軍幹部シルビア討伐の賞金3億エリスを受け取り、これを4人で山分けして優雅な生活を満喫していた。ダクネスは毎年夏に行われる我慢大会の特訓に精を出し、アクアは一人で屋敷の留守番をしていた際に訪問してきた悪徳行商人に騙され、自分の持ち金全部と引き換えにドラゴンの卵(実際にはどう見ても単なる鶏の卵)を購入し、生まれる予定のドラゴンに「キングスフォード・ゼルトマン」(略称「ゼル帝」。以下ゼル帝で統一)という名前まで付け、頑張って卵を温めていた。カズマとアクア、ダクネスはウィズの店を訪れ、バニルから知的財産権の対価である3億エリスを受け取るとともに、バニルから「ダスティネス家とダクネスの父親に不幸が訪れ、それをダクネスが自分の身を犠牲にして短絡的にどうにかしようとする。それを解決できるかどうかはカズマ次第。そのためには、新たな売れ筋商品の開発でもしておけという趣旨の予言を受ける。
そんなバニルの占いも忘れかけたある日のこと、ダクネスはアクセル領主のアルダープに呼び出され、一人で出掛ける。翌日朝になってようやく帰ってきたダクネスは、唐突に「賞金首モンスターを狩ろう」と言い出し、一行に大物賞金首モンスターであるクーロンズヒュドラ(以下単に「ヒュドラ」という。)の討伐を提案する。ヒュドラは、いわゆるヤタマノオロチと似たような強力モンスターで、普段は眠りについているが、そろそろ目覚めそうな兆候が見られるという。カズマは当初ヒュドラ討伐を渋り、ヒュドラを倒したらキスするというダクネスを馬鹿にしたりするが、最後はダクネスに悲しそうな上目遣いで懇願され、やむなくヒュドラ討伐に同意する。作戦は、アクアがヒュドラの住んでいる湖を浄化してヒュドラをおびき寄せ、めぐみんが爆裂魔法を撃ち込み、それでダメだったら逃げるという単純なものだったが、ヒュドラの強さはカズマたちの想像をはるかに超えるものだった。8本の首を持つヒュドラは、めぐみんの爆裂魔法で首を何本か吹き飛ばされても、強大な魔力によりすぐに再生。カズマは逃げる暇もなく、ヒュドラに食われて死亡した。
かくしてカズマと4度目の対面となった女神エリスは、ノリノリで「おおカズマ。死んでしまうとは情けない!」とあの有名なセリフもどきを告げる(エリス曰く「一度言ってみたかったんです」とのこと)。その後、エリスはダクネスがわざとヒュドラに呑まれてカズマの遺体を回収し、カズマの遺体は三割ほど無くなってしまったが何とか蘇生は出来ると状況を告げ、あの子も理由があってのことなのでダクネスのことは責めないであげてくださいね、とカズマに懇願する。カズマはエリスに(ダクネスを)責めたりしないと約束する一方、死んだときしかエリスに会えないのは寂しいなどと言ったところ、エリスは「もう地上で何度も会ってますけどね」と返し、地上における自分の正体についていくつか重要なヒントを明かす。しかしカズマはエリスの正体が誰だか思い付かず、エリスから答えを教えてもらえないまま、問答無用でアクアとエリスによって蘇生させられた。
蘇生したカズマは、全裸姿で服や防具は全部溶けてしまい(武器の「ちゅんちゅん丸」だけは何とか無事だった)、しかもヒュドラの体内にいたせいで酸っぱい悪臭がするという状態だった。カズマ一行は、自分たちでヒュドラを討伐するのは現実的でなく、また今回の戦いによりヒュドラは魔力の回復や湖を瘴気で汚染する作業に時間を要するはずなので、その間に王都から騎士団の一行がやってきてヒュドラを再び眠りに就かせるだろうから後は任せようと結論付け、全裸のカズマはめぐみんのマントを狩りてアクセルの屋敷に戻り、風呂で身体を念入りに洗った。ダクネスは、カズマを無謀な戦いに巻き込み死亡させたことを謝罪するが、ヒュドラを倒さなければならない事情をカズマに聞かれると口をつぐんだ。
その後、カズマとダクネスが冒険者ギルドへ行ったところ、報告のため先に行っていたアクアが糾弾され泣いており、逆境に弱いめぐみんもうろたえており、ギルド内は阿鼻叫喚の混乱状態となっていた。王都では、銀髪盗賊団と呼ばれる連中(他ならぬクリスとカズマのことである)が城に侵入し宝物を盗み出すという大事件が発生しており、銀髪盗賊団には2億エリスもの賞金が掛けられただけでなく、王都の騎士団は銀髪盗賊団の捜索に駆り出され、いつアクセルの街にやってこられるかは分からないとのこと。さらに、王都の騎士が紅魔族の里の占い師に盗賊団の行方を占ってもらったところ、アクセルの街に事件の黒幕がいるとの結果が出たとのこと。カズマはギルドのお姉さんから犯人逮捕を期待するが、一連の事態に身の危険を感じたカズマは当分の間屋敷に引き篭もることにした。
アクアは屋敷でゼル帝の卵のお世話に夢中となり、カズマはアクアの傍にいればバニルの見通す力が弱くなり発見されるおそれが低くなると考え、アクアの傍から離れない。一方、カズマの事情を知らないめぐみんとダクネスは熱心にヒュドラ討伐を主張し、二人だけで毎日ヒュドラの許へ通い爆裂魔法を撃ち続けていることを明かすも、カズマとアクアは討伐を拒否して譲らない。そんなある日、いつものようにヒュドラ討伐に向かったダクネスは、ヒュドラに食われ散々な状態で戻ってきた。ヒュドラも連日の爆裂魔法はさすがに堪えたらしく、その日はダクネスが囮スキルを使う前に奇襲を掛け、ヒュドラに食われたダクネスが何とか脱出しめぐみんが爆裂魔法を食らわせ、何とか逃げ帰ってきたとのこと。ダクネスはカズマに鎧を修理してもらうと、その後は危険だからと一人でヒュドラ討伐に向かうようになり、カズマたちが何度止めても聞かず、ダクネスが帰ってくる度に負う傷は日に日に深刻なものになっていく。
しょうがないと覚悟を決めたカズマは、翌日アクセルの冒険者たちに声を掛け、ゆんゆんやダストを含む約50人もの大人数でヒュドラ討伐作戦を決行する。作戦の概要は、ダクネスが囮スキルでヒュドラの注意を引いて防御、その間に盗賊職たちが持った鋼鉄製のワイヤーとアーチャー職たちが持ったフックロープ付きの矢を使ってヒュドラを拘束、前衛職は盾役に徹して後衛を守り、魔法使い職はカズマの合図とともに全力でヒュドラを攻撃、アクアは皆に支援魔法を掛け、負傷者が出たときは治療に回るというものだった。戦闘が始まると、カズマは他の冒険者たちに首を拘束されたヒュドラの上に乗り、全力でドレインタッチを掛けヒュドラを弱らせようとするも、暴れて抵抗するヒュドラに潰されそうになり、ダクネスに庇われて何とか圧死を免れる。しかし、ヒュドラの体重に耐えるダクネスも次第に限界が近づき、カズマは絶命のピンチに見舞われる。
そんな事態が好転したのは、ダストが賞金を独り占めするため単独でヒュドラを攻撃しようとしてヒュドラに食われ、その救出を試みたゆんゆんが魔法でヒュドラの首を刎ね飛ばしたときのことだった。ヒュドラは首を再生できず、ヒュドラの重圧から解放されたカズマは魔法使い職に全力攻撃を指示。ヒュドラはゆんゆんを含む魔法使いたちから大量の攻撃魔法を受け、最期はめぐみんの爆裂魔法でとどめを刺された。なお、ヒュドラに食われて死んだダストは、戦闘終了後アクアによって蘇生された。翌日、ヒュドラの賞金10億エリスは参加メンバーによって山分けされ、勝手な行動で死んだダスト分の2千万エリスはカズマ達に分配された。冒険者ギルドでは戦勝記念の大宴会が始まり、日が暮れるとカズマたちは屋敷へ戻り留守番中のダクネスと一緒に二次会を始めようとするも、ダクネスは領主の許へヒュドラ退治の報告へ行くとの書置きを残していなくなっており、カズマたちは食事の準備をしてダクネスを待つが、いつまで経ってもダクネスは戻ってこない。カズマたちは、なかなか帰ってこないダクネスへの有効なお仕置きとして、「アクアコーディネイトの超可愛い服を着せ、ギルド及び街中引き回しの上、高級魔道カメラでの撮影会の刑」「小一時間ほどバニルをレンタルし、根掘り葉掘り恥ずかしい質問をさせる刑」などを考えたりするが、ダクネスをさしおいて先に食事をしようと言い出す者は一人もいなかった。
その後、何日経ってもダクネスは帰ってくることなく、やがてダクネスから「お前たちとはもう会えない。本当に勝手なことだが、パーティーから抜けさせて欲しい。私の代わりの前衛職をパーティーに入れてくれ」という趣旨の手紙が届く。バニルの予言が現実になることを予感したカズマは新商品ダイナマイトの開発に着手し、その効果が爆裂魔法の再現と聞かされためぐみんは全力で邪魔する。ダクネスの屋敷を何度訪問しても、「事情は申せません、お引き取りを」の一点張りで追い返されるだけだった。カズマが仕方ないと冒険者ギルドへ前衛職の新メンバーを探しに行くと、めぐみんはカズマに付いて行きあの手この手で邪魔をする。カズマが新メンバー候補(氏名不詳、18歳の男性で盾職希望)の面接を始めようとすると、なんとめぐみんは大声で「我が名はめぐみん!(中略)このギルドでの通り名は頭のおかしい爆裂娘!」などと自己紹介し、その通り名と噂を知っていた男から丁重に辞退されてしまう。結局、カズマ一行の臨時メンバーに加わったのは、以前から縁のある戦士職のダストだった。
カズマ、めぐみん、ダストの3人はお試しの臨時パーティーを組み、大農場に出現したアダマンマイマイ討伐のクエストに出撃する。クエスト自体は、めぐみんの爆裂魔法により一応成功する(畑の作物ごと吹き飛ばしてしまったので、報酬は大幅に減額された)も、ダクネスがいた頃に比べると何か物足りない。その翌日、ダストの仲間である女冒険者リーンに不審な動きがあるから一緒に来てくれというダストの言葉に応じ、カズマはダストと一緒にリーンを追跡する。ダストは、リーンに彼氏が出来たのではないかと疑っていたのだが、紆余曲折の末その真相は、あるアクシズ教徒の男性貴族があろうことか(リーンではなく)ダストのことを好きになってしまい、せめてダストの写真を撮らせてもらえないかリーンに相談していたところ、カズマたちはそのための密談を色々誤解していたというものだったことが明らかになる。この一件でダストは深い精神的ダメージを負っただろうからしばらくそっとしておこう、今日は何もなかったことにして家に帰ろうと決心するカズマだったが、その際リーンからダクネスと領主アルダープが近々結婚するとの噂を聞く。
ダクネスに直接事情を問い質すべく、カズマは深夜に単身でのダスティネス邸潜入を決意する。事前にアクアから様々な種類の支援魔法をかけてもらい、その中にはなぜか「芸達者になる魔法」も含まれていた。カズマは各種スキルの他、日本で中二病をこじらせていた頃に覚えたガラス破りの知識を駆使して侵入に成功する。カズマは「芸達者になる魔法」の効力を使ってノリスという見回りの声を真似し、ダクネスの部屋の前でサトウカズマという者がお嬢様に面会したいと言っているので起きるよう呼びかける。カズマは自分がダクネスの悪い噂を流しているなどと告げてダクネスに扉を開けさせようとするも、ダクネスは笑うばかりで相手にしない。しかし、カズマが「お嬢様が、日夜その熟れた身体の性欲を持て余し、処女のくせに夜な夜な…」と話し出すに至り、ついにダクネスは部屋を飛び出してカズマと目が合い、カズマはダクネスの部屋へ突入を果たす。
アクアの魔法で強化されたカズマはダクネスを押し倒し話を聞こうとするも、ダクネスに大声で助けを呼ばれてしまう。そこでカズマはダクネスの声色を真似て、使用人たちに対し「自分(ダクネス)はいかがわしい魔道のおもちゃで激しい大人の一人遊びをしている最中に感極まって叫んでしまっただけだから帰るように」という趣旨のことを告げ、扉を開けさせることなく使用人たちを追い返すことに成功する。ダクネスはようやく、ダスティネス家は領主から多額の借金を抱えており、父親の体調悪化に伴い領主からその返済を催促され、自分が嫁に行けば借金をチャラにしてくれるというので結婚が決まったという事情を打ち明ける。しかし、カズマとネグリジェ姿のダクネスは同じベッドの上で話しているうちに変な雰囲気になってしまい、ダクネスは「(あの領主に処女を奪われるくらいなら)ここで二人で、大人になってみるか…?」とカズマに持ち掛ける。
もはや一線を越えるかと思われた雰囲気は、カズマの「お前、本当に腹筋割れてるのな」の一言で崩壊し、カズマとダクネスは喧嘩を始める。ダクネスに助けを呼ばれたカズマはダスティネス邸から脱走しようとするもの、偶然ダクネスの父親の部屋に入ってしまう。カズマはダクネスの父親に「娘を頼む」などと頼まれ、嫌だなあと思っている間にダクネスが部屋に到着。カズマは最後の説得を試みるも頑固なダクネスとの交渉は決裂し、カズマは部屋の窓ガラスを割って地上に降り、怪我をしながらも何とか脱出に成功した。
アクセルの街では、領主アルダープがお金を出して結婚の噂を広めお祝いムードを演出し、連日お祭り騒ぎとなっていた。結婚式は一週間後。カズマは、ダクネスが助けてと泣きついてきたら助けるがそうでなければ放っておくとの立場で、いざという時に備えてぷちぷちやサンドバッグなど新商品の開発に没頭する。めぐみんは、ダスティネス邸に「結婚式を中止しなければ魔王軍幹部が当日に爆裂魔法でテロを実行する」という趣旨の脅迫文を送るも、すぐに発覚し警察署に拘置される。アクアはいわゆる「天の岩戸」作戦と称しダスティネス邸の前で派手な宴会芸を始め、苦情を受けたカズマに屋敷へ連れ戻される。
ついに結婚式当日、万策尽きて鬱屈した気分のカズマ一行の下へ、バニルが商談に訪れる。バニルは、ダスティネス家が借金を負った原因は、ベルディア戦によって生じた街の損害と、デストロイヤー戦で生じた農業関係の損害に対する弁償を情の篤いダスティネス家が一手に引き受け、ダクネスは被害を受けた住民たちを助けようと自ら領主アルダープの許へ赴き、ダスティネス家の当主に何かが起こり返済が困難になった場合は自分が身体で払うという条件で金を借りたことにあると明かし、ダスティネス家の借金はカズマの全資産に自分がカバンに入れて持ってきた金額を足した金額とちょうど同額であるとして、カズマとの商談に入る。
一方、街にあるエリス教の教会ではダクネスとの初夜を待ちきれない様子のアルダープをよそに、いよいよ結婚式が始まるが、ダスティネス家の執事ハーゲンに依頼され式の司祭役を務めるアクアは、いきなり場違いな発言で式の雰囲気を台無しにする(いくらアクアがアクセルの街にいる唯一のアークプリーストとは言え、わざわざ超問題児のアクアに司祭役を頼んだハーゲンの真意は不明である)。他の冒険者に混じって式に参列していたカズマは、その隙に花嫁姿のダクネスを攫い、ダスティネス家の借金と同額の20億エリスをアルダープの足許にぶちまけ、ダクネスを抱きかかえたまま教会の入口目指して逃走を開始。カズマにお金で買われてしまったと恍惚状態になっていたダクネスは、カズマに「地味に重い」などと言われた怒りから吹っ切れて暴れ始め、めぐみんから「親友」と呼ばれ協力を依頼されたゆんゆんも、カズマたちの応援に駆け付け、魔法で教会の壁をドアごと破壊。次いで「花嫁を攫いに来た悪い魔法使い」と自称するめぐみんが現れ、爆裂魔法を完成させて危険な脅迫を始める。めぐみんのお陰で無事合流を果たしたカズマ一行だったが、領主たちに囲まれ膠着状態が続いている間に、めぐみんは爆裂魔法の制御が限界に達し、空に向かって爆裂魔法を打ち上げる。カズマ一行はその混乱に乗じ、ゆんゆんや結婚式に参列していたダスト、キースその他の冒険者たちの助けもあって、脱出に成功する。
ダスティネス邸を訪れたカズマ一行は、瀕死状態となっていたダクネスの父親の許を訪れる。めぐみんは空気を読んでその場を立ち去ったが、死期を悟って最後の会話を交わすダクネスとその父親を尻目に、全く空気を読まないアクアはダクネスの父親が病気ではなく強力な呪いにかかっていることに気付き、自らの魔法であっさりダクネスの父親を全快させてしまう。あまりの羞恥プレイに、ダスティネス父娘は揃って顔を真っ赤に染めるのであった。
一方、カズマ一行にダクネスを奪われたアルダープは、寝室の地下にある隠し部屋で、悪魔マクスウェルを足蹴にしていた。アルダープはランダムでモンスターを召喚する神器の力により、かなり前に地獄の公爵マクスウェル(ただし、アルダープはマクスという下級悪魔だと思っていた)を偶然呼び出し、記憶の捻じ曲げを得意とするこの強力な悪魔の力を借り、これまで働いてきた数々の悪事を揉み消し今日の地位を築いてきた。本来、悪魔の力を借りるには相応の代価を支払う必要があるのだが、マクスウェルは強力な力を持つ一方で知能は赤子並みであり記憶力がほとんど無いので、アルダープはそれを良いことに、代価を支払うことなくマクスウェルを使い続けてきたのだった。しかし、アルダープは今回の一件でマクスウェルが役に立たないことに憤慨し、貴様の強制力でララティーナ(ダクネスのこと)をここに連れてこれば、約束通り代価を支払って契約を解除し貴様を自由の身にしてやろうと申し渡す。
すると、扇情的なネグリジェ姿をしたララティーナがアルダープの許に訪れ、喜んだアルダープはマクスウェルにその場で契約解除を申し渡す。ところが、我慢できなくなったアルダープがララティーナを抱きしめようとした瞬間、それまでララティーナの姿をしていたバニルがその正体を現す。今回の一件で、バニルが色々と回りくどい裏工作をしてきたのは、アルダープが長年ララティーナに恋焦がれ、あと少しで手に入ると思った瞬間嫁に逃げられたときに放った、バニルにとっては最高の美味である悪感情を食するためだったのだ。さらに、アルダープはバニルから、マクスウェルとの契約解除によりこれまでの悪事がすべて露見し、自分の財産がすべて没収されてダスティネス家やカズマたちに返還され、無一文となったことを知らされる。そしてアルダープは、自分の残りの寿命では到底支払い切れないマクスウェルへの代価(苦しみや絶望といった悪感情)を支払うため、バニルの迎えにより地獄へと帰るマクスウェルに連れていかれ、マクスウェルによりずっとずっと大事に嬲られ続けることになるのであった。
他方、屋敷へと帰ったカズマ一行は、結婚式の翌日、領主のアルダープが失踪したこと、アルダープに関する数々の悪事が突如露見したこと、アルダープに支払った20億エリスはカズマに返還される見込みとなったことをダクネスから聞かされる(真相は前述のとおりであるがカズマたちは当然その事実を知らず、表向きはアルダープが突然の悪事露見に驚き、処罰を恐れて失踪したものと理解された)。ダクネスはカズマのパーティーに復帰し、今回の騒動でエロいことをやろうとしていたカズマとダクネスは他のメンバーに散々いじられる。ふとカズマは話題を変え、この国では結婚式の朝に夫婦になったという入籍の手続きをすることになっていることから、ダクネスとアルダープとの結婚は有効に成立しており、その翌日にアルダープが失踪したことでダクネスは捨てられた形となったため、ダクネスは処女でありながら戸籍上はバツイチとなったことに気が付く。カズマに「バツネス」呼ばわりされたダクネスは、ワッと泣いて走って逃げた。
カズマは、アクセルの街の喫茶店でクリスと会い、今回の騒動の顛末や、ダクネスが実家に引き篭もってしまったことなどを報告し、クリスはカズマにもう一つの神器(ランダムでモンスターを召喚するもの)が領主の屋敷の地下室で見つかり、無事回収できたことなどを報告する。一件落着かと思いきや、カズマはクリスの笑い方や困ったときに頬をかく癖がエリスに似ていること、クリスが人が死ぬと呼び出されるなどといった不可解な発言をしていることなどに違和感を抱き、更にはエリスが他の人のことはさん付けするのにダクネスだけ呼び捨てにしていたことを思い出すと、別れを告げるクリスに向かい悪戯心で「エリス様、領主から回収した神器って、どこに持って行ったんですか?」と問い掛けた。それに対しクリスは、「ああ、アレですか。アレなら…」と素で答えてしまい、クリスもとい女神エリスは、いつも通りの柔らかい笑顔を浮かべたままカズマの前で固まっていた。
小説第8巻『アクシズ教団VSエリス教団』
アルダープが謎の「失踪」を遂げたことにより、アクセルの領主にはダクネスの父親が就任し、アルダープの財産は新領主にすべて引き渡され、カズマが肩代わりした20億エリスは特別にカズマの許へ返されることになった。未だ体調が完全に回復していない父親に代わって、ダクネスが臨時で領主代行を務めることになり、不正に関与していなかったアルダープの息子(養子)バルターはお咎めなしとされ、領主の仕事を補佐する役目を与えられた。
カズマに正体を看破されたクリスこと女神エリス様は、カズマの追及に対し当初無理のある言い訳を試みるも、諦めて名探偵に反抗を暴かれた犯人のごとく、自らの正体を明かす小芝居を始めようとするが、カズマに「意外とノリノリですねエリス様」と言われると、一転して真面目な雰囲気で話そうとする。しかし、カズマに「初対面の時にエリス様の下着奪ってすみません」とか、「何度も体まさぐってすみませ」などと謝罪の形でいじられたり、「(クリスとエリスの)どっちも好きです」「是非俺と付き合って」などと言われ、エリスは話のペースを乱される。一方、カズマはエリスの話を聞き、エリスが神器の回収や、信心深いダクネスの友達になってあげるために地上へ降りていることを知り、アクアと違って本当に女神らしいことをやっていることに感心する。もっとも話題が変わり、クリスに聖鎧アイギスの回収を手伝ってほしいと頼まれると、カズマはこれ以上危ない橋を渡りたくないといって耳を塞ぐが、エリスの物憂げな表情をしたクリスに祈るようなポーズで見つめられ協力を懇願されると、カズマは断れなくなってしまった(紛らわしいので、以下原則としてクリスの姿をしているときはクリス、女神エリスの姿をしているときはエリスとの表記で統一する)。
一方、カズマたちの屋敷ではバニルが両腕を拘束された姿で正座させられ、カズマ一行とウィズに対し、自分が一連の騒動の黒幕であったことを白状させられていた。バニルはウィズに内緒で、カズマから様々な知的財産権を安く買い叩いて売り払い多額の利益を得ていたのだが、そのお金はウィズが需要のないマナタイト結晶の購入に使い果たしてしまったことを知り呆然とする。カズマはめぐみんの日課「一日一爆裂」に付き合い、めぐみんと良い雰囲気になって告白しようとしたが、めぐみんがその瞬間に爆裂魔法で大岩を破壊し雰囲気をぶち壊しにされてしまったので拗ねる。そしてカズマとめぐみんが屋敷に帰ると、アクアとバニルがいつもの喧嘩をしている最中にひよこのゼル帝が生まれ、ゼル帝は生まれて最初に見たバニルに刷り込みを起こしバニルに懐いてしまう。バニルはゼル帝のために自身の抜け殻を残して退散した。
そして、ダクネスがアルダープとの結婚を無かったことにするため貴族特権で戸籍を改ざんしたことをからかわれているところに、クリスが現れカズマ一行に神器回収の協力を要請する。ダクネスは領主代行の仕事が忙しいのでとやんわり断り、めぐみんは自分に手伝えることがあるなら協力すると答える。アクアはクリスの要請を断る一方、アクセルの街を含む世界各地で毎年行われている女神エリス感謝祭(通称「エリス祭り」)がもうすぐ行われることに言及し、エリスばかり祭られるのは不公平だから、今年はエリス祭りはやめにしてアクア祭りをやってもらうと言い出し、仲間たちに協力を求める。ダクネスは領主代行の仕事が忙しいし自分はエリス教徒だからという理由で断り、アクアに「逃げられバツイチ」呼ばわりされる。カズマも断ってクソニート呼ばわりされる。そして、構いませんと答えためぐみんと、その場にいるだけだったクリスがアクア祭りに協力させられることになり、クリスは驚きの声を上げることになった。
後日、カズマがアクアからアクセルの街にあるアクシズ教会へ行くから付いてきてほしいと頼まれ仕方なく同行すると、教会の建物内から「毎年死人が出ている」「白い粉」など違法取引をにおわせる怪しげな会話が聞こえてきた。カズマはその場を立ち去ろうとするが、中からめぐみんの声も聞こえてきたので思い切って教会内へ突入すると、中にいたのはめぐみんとその教会の責任者を務めるアクシズ教徒のプリースト、セシリーだった。話を聞くと、セシリーたちが取引していたのは(麻薬などではなく)ところてんスライムであり、ところてんスライムはただの食品であるが、食品の特性上噛まずに飲み込んで喉を詰まらせ亡くなる人が毎年現れるほか、以前アルカンレティアの街で魔王軍の手により街中の温泉をところてんスライムに変えるという頭の悪い無差別テロが行われたことがあり、魔王軍がそのようなことをするには何か理由があるはずだと研究が進められ、ところてんスライムの安全性が確認されるまでは食べるのを控えるようにとの命令が出されている、とのことだった。
カズマは、改めてセシリーから自己紹介を受ける。セシリーはカズマより年上でとても美人だが、その性格はどこかアクアに通じるところがあった。めぐみんと知り合いらしく、めぐみんを異常に可愛がっていた。アクアのことも知っており、色々誤魔化してはいるがその正体が女神アクアであることに薄々気付いている風だった。エリス祭りに対して戦争などとバカなことを言い出すセシリーをなだめ、カズマは(自分で言うのは気恥ずかしいという)アクアに代わってアクア祭りの開催を提案した。カズマはアクアを教会に残し、セシリーとめぐみんを連れてアクア祭り開催の交渉を始めるが、セシリーにやらせると揉め事を起こすだけで交渉にならないので、自分で商店街の会長と話し、仲の悪いエリス教団とアクシズ教団を競争させてアクシズ教団にも祭りの開催費用を出させるという案を提示する。会長はこの話に乗ってエリス祭りとアクア祭りの共催が決まり、カズマは祭りのアドバイザーに就任することになった。
クリスはカズマから共催の話を聞いて驚き、このままでは自分の祭りを放り出してアクア祭りを手伝うという頭の悪いことになってしまうとと抗議するも、(先輩女神である)アクアから何か頼まれるとなぜか断れないのだという。一方、聖鎧アイギスはアンダインという悪徳貴族が保有していることが判明し、回収しようにも交渉の余地はなさそうなので、二人で変装し盗みに入ることになった。カズマが屋敷に入ると、ダクネスがトイレに立て籠もっており、何でもカズマがダクネスの恥ずかしい秘密(腹筋が割れてる、新郎に逃げられてバツイチになったなど)を広めたのが原因だという。ダクネスが仲直りを拒否すると、カズマはトイレのドアの前にテーブルを置きダクネスを出られなくしたうえで、ダクネスの部屋へ行きダクネスの下着で欲望の限りを尽くすと宣言する。結局泣いて謝ったのはダクネスの方であった。カズマは覚えたばかりの料理スキルを駆使し、メンバーに美味しいパスタを振る舞うも、ダクネスからは「料理スキルは普通はコックが習得するものではないか」と呆れられる。
アクアが毎日アクシズ教会に通い詰めて祭の準備をする一方、カズマとクリスは深夜にアンダイン邸への侵入を決行。その途中、カズマはさりげなくクリスの手を握ったりするも、急にエリスモードになったクリスに「私へのセクハラは強烈な天罰が下りますよ?」と言われ自粛する。屋敷内には見回りもおらず、カズマの運の良さもあって二人はさしたる障害もなく聖鎧アイギスの所へ辿り着く。しかし、神器たる鎧のくせにクリスを坊主呼ばわりするなど下品な口調で喋るアイギスは、再び新しい主人の許で活躍してほしいというクリスの説得を聞き入れず、最後は「人さらいー!」と絶叫したため、カズマとクリスは目的を達成することなく慌てて逃げることになった。
アンダイン邸から逃げ帰ったカズマは、眠ろうとしたところをアクアに邪魔される。この時期の冒険者たちは、祭りの準備のためモンスター討伐に行くのが当然になっているというのだ。特に、森に生息する蝉は男性冒険者にとっての天敵であり、この世界の蝉は放置しておくと約1か月間、ほぼエリス祭りの全期間にわたって鳴き続ける上、声量は日本の蝉の約数倍で、かつ夜でも構わず鳴き続けるという(これでは、例のサキュバスのお店も楽しめないというわけである)。
こうして、カズマ一行は蝉討伐の大規模狩りに参加し、ダクネスはモンスター寄せのポーションを自分の体にドバドバと掛け、めぐみんもいつも通りやる気になっていた。一方、アクアは「調子に乗るとロクな事にはならない」と珍しく学習能力を見せ、大人しくしていた。最初の敵はカブトムシ状のモンスターの大群で、ダクネスは敵の攻撃の防御に活躍し、カズマはギルドから支給された殺虫剤を振り撒き、アクアは負傷者の治療に当たっていた。めぐみんは、カズマから今回自分の出番はないと言われると突然爆裂魔法を放ち、モンスターを全滅させるとともに、アクアを除く仲間や他の冒険者たちも巻き込んでいた。カズマは怒ったが、めぐみんは「この町の冒険者は爆裂慣れしているから大丈夫ですよ」と開き直り、実際他の冒険者たちは文句の一つも言わず、何事もなかったかのように起き上がっていた。その後、ポーションの塗り過ぎでダクネスは蟻にたかられ、めぐみんの爆裂魔法に怒った数百という数の虫たちが冒険者たちに襲い掛かり、冒険者たちとギルド職員は慌てて退避した。アクアは学習能力の向上も空しく虫に集られて泣き出し、めぐみんはカズマの背におぶわれて一人ご機嫌な様子。ダクネスは相変わらず蟻に集られながらも「新感覚だ」と満悦の様子であり、カズマはなぜこの変態を助けるのに全財産投げ出せたのだろうと、過去の自分の判断に首をかしげた。
それからのカズマは、朝からモンスター討伐に出かけ、昼からは祭りの準備に奔走するという、忙しくも充実した日々を過ごす。カズマは毎日のように商店街の役員会議に出向き、様々なアドバイスをする。各店の売り上げ向上策として売り子さんの服を水着にしよう、熱い時期なので熱中症対策も兼ねて打ち水をさせることにし、濡れても大丈夫な服装にする必要があると言えば大義名分も立つなどというアドバイスは「天才」と絶賛されたが、花火大会に必要な爆発魔法の使い手がいないという問題に対する誰かさんの爆裂魔法で代用しようというアドバイスは大ひんしゅくを買い、カズマは役員たちにボコボコに殴られた末、爆発ポーションで代用するという案に何とか落ち着く。さらに男性冒険者からの要望により、(地上で仮の姿をして人々のためにたった一人で活動をされているというエリス様が本来のお姿でお祭りを楽しめるようにとの配慮から)皆がエリス様の格好をするエリス祭の恒例行事に乗っかってエリス様以外のコスプレも認めることにし、サキュバスの格好も許可するという申請にはさすがにダクネスも顔をしかめるが、カズマは必死の形相で強引に押し通す。
ついに祭りが始まる。カズマはめぐみんと三日目の花火を一緒に見に行く約束をした後、夕方になりアクシズ教団の担当区域に出向くと、何やら揉め事が発生していた。アクシズ教徒たちの出店した出店は、金魚釣りの代わりと称してオタマジャクシ(ジャイアントトードの子供)を売ったり、ただのイカ焼きをクラーケン焼きと称して売ったり、ただのでかい魚を「魚人間マーマンと半人半魚マーメイドの世にも珍しいハーフ」と称して見世物にしたり、射的の標的がエリス様そっくりの人形だったり、どれもひどいものばかりだったからである。アクア自身も、色を付けただけのトカゲをドラゴンと称して子供に脅して売りつけようとしているところをカズマに引っ叩かれ、「お祭りでは多少のぼったくりや詐欺まがいの店を出しても許される」などと堂々と主張していた。
そのアクアに「この店だけはやましい事なんて何もないし、今のところ一番儲かっている」と言われ、カズマがその店に行ってみると、クリスが煤けた顔でどことなく死んだ目をしながら売り子をしていた。そこは当たりくじの店で、くじを買って当たりを引けば掛け金が倍になるという単純なもの。正体は幸運の女神であるクリスが売り子をしているせいで、客は3枚のうち2枚が当たりという客有利のルールにもかかわらず、何回挑戦しても当たりは引けない。その賭け事にハマってしまったエリス教徒のある客は、エリス様に祈りながら何回引いても当たりが出ないのに絶望してアクシズ教への改宗を宣言してしまい、クリスは大切な信者を失ったショックでうなだれていた。アクシズ教徒の出店が悉く客に愛想を尽かされているのを見かねたカズマは、アクア、クリスとセシリーに手伝わせて焼きそば店を出店。カズマの料理スキルを活かした日本風の焼きそばは大好評で、焼きそば屋はアクシズ教徒の出店の中でこの日唯一の黒字を出した。祭初日の売り上げは、街全体では例年の倍近くにのぼる大成功に終わり、カズマはアドバイザーとして商店街の役員たちから更なる期待を寄せられる。
祭二日目。領主代行のダクネスは、主にアクシズ教徒の出店に起因する苦情の数々に悩まされぐったりとしていたが、昨日の反省からアクシズ教徒の出店は薄利多売路線のまともなものに変わり、利益はさほど出ていないが店は繁盛していた。アクア自身も珍しく学習能力を発揮しカズマにも素直に感謝している上に、祭りの開催費用は自分の手持ち資金から出したというアクアの話を聞き、カズマは祭りで儲けようとしたりエロい企画をやっていた自分に罪悪感を覚える。一度はアクアたちに謝ってアドバイザーを辞任しようと決意したカズマだったが、役員会議室でいつもお世話になっているサキュバスたちから大歓迎を受けると、結局は流されてしまうのだった。
祭三日目。酒の飲み過ぎでベッドに寝ていたカズマは、めぐみんに服を脱がされそうになり飛び起きる。めぐみんから、昨日の成功で調子に乗ったアクシズ教徒がもっと区画をよこせと言い出しトラブルになっているという話を聞かされたカズマだったが、今日は聞き流しめぐみんと一緒に「デートみたいな事」を楽しむことにした。ゆんゆんも一緒だったことでカズマは肩を落とすが、めぐみんに「花火大会が無事終わったら一緒に帰りましょう」などと囁かれ、カズマはどうしても恋愛的なイベントを期待してしまう。めぐみんたちと一緒に出店を渡り歩き、祭の会場内に人間だけでなく、悪魔たちや獣人、エルフ、ドワーフなど様々な種族が集まっているのを見て、カズマは自分が異世界に来たことを改めて実感するのだった。そして、カズマの憧れていた花火大会が始まったかと思いきや、この世界の「花火大会」は、祭りのかがり火に釣られて街の上空に集まり、襲撃の機会を窺う虫たちのど真ん中に爆発魔法や炸裂魔法を放ち、虫たちに宣戦布告をする合図なのだという。
めぐみんは「花火大会」が始まると真っ先に突っ込んで行き、街中で爆裂魔法を放とうとして警察に取り押さえられ、連行されていった。虫たちと戦おうにも弓矢など持参していないカズマはブラブラしているところをクリスに捕まり、第二次アイギス回収作戦の実行を告げられる。屋敷に戻ったカズマは仮面と黒装束を身に着け、アイギス対策用に買っておいた魔道具を用意し、誰かに見つからないよう窓から屋敷の外に出ようとするも、ネグリジェ姿のダクネスが突然訪ねてきたので、慌てて装備を脱ぎパンイチ姿でダクネスと会う。ダクネスは、急に貴族の令嬢みたいな口調になってカズマに今までのお礼を言い、さらにヒュドラ戦のときの約束を果たすと言って、カズマの頬に自分の唇を触れさせた。良い雰囲気になったと思われたが結局ダクネスはそれだけで帰ってしまい、カズマは一旦布団に潜り込むもクリスとの約束があったことを思い出し、結局予定より2時間遅れでクリスの許に到着する。
カズマはクリスに遅れた理由を咎められ、急にダクネスが来てキスされたことなどを話すとクリスは驚き、興味津々の様子でカズマの恋愛話に食いつく。カズマがダクネスだけでなくめぐみんとも関係が深まっていることを聞き出したクリスはショックを受け、カズマはそんなクリスと一緒にアンダイン邸へと向かう。二人はアンダイン邸でめぐみんに会い、二人のファンを自称するめぐみんから銀髪盗賊団へのファンレターを受け取る(めぐみんからのファンレターは、取り合いの末に結局クリスのものとなった)。二人はめぐみんと別れ、カズマは屋敷に帰ろうとするめぐみんが自分に謝ろうとしていることを察し、早く帰ってめぐみんイベントを進行させなければと俄然やる気になり、絶好調モードに突入する。カズマは、今回の祭りに仕掛け人がいるという噂話をしている二人の守衛をダブルドレインタッチで黙らせると、そのままクリスと二人で屋敷へ侵入してアイギスの許へ行き、アイギス対策として用意していた魔法結晶と風呂敷でアイギスの念話を封じる。相変わらず口の悪いアイギスは、着られるなら可愛い女の子でなければ嫌だと駄々をこね、クリスはアイギスに「顔の造形Aランク、職業適性Cランク、胸のランクは論外」などと言われて怒り、バインドでアイギスを拘束しようとするが効果が無く、二人は実力行使でアイギスを捕らえようとするが力の強いアイギスを抑えきれず、クリスは最後の手段として自分は女神エリスだと正体を明かすもアイギスに信じてもらえず、結局アイギスは脱走し姿を消してしまう。
二人が屋敷を脱走しようとすると、二人を支援しようとしためぐみんが街のいずこかで爆裂魔法を放つ。二人はその騒ぎに乗じて屋敷を脱出し、街中を追い回された挙句適当な宿に逃げ込んだところ、二人ともダクネスによって捕らえられてしまう。二人は盗みに入った経緯についてダクネスから尋問されるも、いつの間にか話はクリスが、カズマとダクネスの関係は相当進展しているのにどうして自分には教えてくれないのか、女の友情はどこへ行ったなどとダクネスを問い詰めるいう方向に脱線していく。その後、ダクネスの話でめぐみんは昨夜意味もなく街中で爆裂魔法を唱えた罪で警察署内に拘束され、アクアとアクシズ教団は来年からの祭りをアクシズ教団の単独開催にしろなどと要求し、またもや揉め事を起こしていることが判明した。
カズマが街の外れにあるアクシズ教会に行ってみると、アクシズ教団の祭りが大盛況を極めている一方、地味なエリス教団の祭りは閑古鳥が鳴く状態となっており、すっかり調子に乗ったアクアやセシリーはカズマの説得にも耳を貸さず、さらにアクアにはまだとっておきの秘策があるという。続いてカズマはエリス教会に足を運ぶも、そこで会ったクリスはアイギスの手掛りさえ掴めないこともあってもはや諦めムード。そこでカズマはエリス教団の劣勢を挽回すべく、渋るダクネスらを説得して「第1回ミス女神エリスコンテスト」を祭りの最終日に開催する。もっとも、このミスコンは女好きなアイギスを誘い出すという目的もあり、案の定アイギスは釣られてミスコンの会場に現れ、カズマとクリスに捕らえられる。ミスコンにはウィズ、例のお店のサキュバス、サキュバスクイーンに化けたバニル、ダクネスなどが出場し(めぐみんは警察署に拘置中なので不参加)、カズマや参加者に散々からかわれ「脱げ」コールまでされたダクネスがキレて暴れる中、カズマはミスコンの参加者がいわゆる色物ばかりであり、エリス教団の権威回復という目的がいまいち達成されていないことに気付く。捕らえたアイギスもクリスが本物の女神エリスだということを信じず、なかなか言うことを聞こうとしない。そこでカズマは、切り札として「とびっきりの美少女」の投入を決意する。
こうして、ミスコンの終了間際になって、エリスが飛び入りでミスコンに参加する。エリスは自ら女神とは名乗らなったが、女神エリスの絵姿と瓜二つのその姿に、司会者も観客たちも、彼女が本物の女神エリスであることに薄々気付いていた。観客が静まり返る中エリスが自らの本名を名乗ると、エリス教徒たちは大歓声を上げ、カズマは圧倒的な女神パワーを見せつけられる。アイギスはエリスのあまりの可愛らしさにキャラが壊れるほど大興奮し、いなくなったクリスが本物の女神エリスだというカズマの説明にようやく納得する。やがて、エリスが信者たちから握手を求められもみくちゃにされ始めると、鎧であるアイギスはエリスを自らの中にかばって逃走。カズマはエリスを逃がすため観客たちと喧嘩を始め、やがて警察に捕らえられ連行された。
ダクネスの口利きで警察署の留置場から解放されたカズマは、屋敷でアクアと共にダクネスの前で正座されられていた。同じく解放されためぐみんはソファーの上でぐったりしていた。カズマは、会長がわざわざ屋敷まで謝礼を持ってきたことで、自分が一連の騒動の黒幕であることが発覚したことを知ると、ダクネスに対し見事な土下座を敢行。一方、アクアは来年以降のアクシズ祭りの資金等を調達するため、以前カズマから話を聞いたネズミ講に手を染め、儲けすぎてダクネスに発覚してしまい、稼いだお金はダクネスによって被害者に返還された。
その後、カズマ一行は祭り最終日の打ち上げパーティーに出席する。パーティーには祭りの関係者が集まっていたが、アクアやアクシズ教徒は宴会さえさせておけば平和な連中らしく、このときはエリス教徒と一緒にいても喧嘩や揉め事を起こすことはなかった。アクアはもちろん、クリスまで酒に酔ってダクネスやめぐみんに絡んでいた。カズマ一行がいつものようにふざけあっている中、カズマとクリスは会場を抜け出し、二人でその辺をぶらぶらと歩き始める。最終日のミスコンに女神エリスが現れたことで、アクセルの街はエリス教の聖地とみなされるようになり、今後もエリス祭は毎年続けられる見込みとなった。クリスはそれを聞き、一連の騒動の元凶であったカズマを許すことにした。そんなクリスの許に二人姉妹の少女が現れ、聞けば二人は女神エリス様に、エリス様の好きなクリスの花をお供えに行く途中であるという。二人のうち姉はクリスを見て何かを感じ取ったのか、自分の持っている花をクリスにプレゼントし、「じゃあ、またねお兄ちゃん、バイバーイ!」と挨拶し、またしても男の子扱いされたクリスは涙目になった。クリスは、自分の名前の由来がこのクリスの花に由来することを明かし、カズマから「やっぱりエリス様は可愛いですね、俺と結婚しませんか?」などとからかわれながらも、最後には様々な想いを込めて「色々と、ありがとう」と呟いた。
祭りが終わった後、カズマはアドバイザーとしての報酬を全額アクアに渡し、カズマは感謝の証しとして、セシリーから勝手に名誉アクシズ教徒に認定される。父親の体調が回復して領主代行の任務からようやく解放されることになったダクネスは、これで気兼ねなくクエストに出られると言い出すが、カズマとアクアはもうクエストなんか行かないなどと答え、ダクネスから説教される。そんな中、カズマはめぐみんに「今晩私の部屋に来ませんか? そこで大切な話があります」と耳打ちされたのだった。
小説第9巻『紅の宿命』
(本巻の冒頭は、Web版第5章1話〜3話と同様の内容である)。
めぐみんから上述の意味深な言葉を掛けられたカズマは恋愛イベントの到来を予感しソワソワするも、アクアとダクネスが朝まで打ち上げパーティーをやろうと言い出したり、次の日はアクアがめぐみんを連れ出し夜通しゲームに付き合わせたり、その次の日にはアクアの提案で女子会が開かれたりして、カズマとめぐみんとの約束はどんどん延び延びになっていった。カズマは苛立つ一方、めぐみんの方は「どうせ時間はたっぷりあるのですから」と余裕を見せていた。
カズマの誕生日が来ると、めぐみんはカズマに自分の髪の毛が入ったお守りを作り、ついでにダクネスとアクアの髪も入れてカズマにプレゼントする。その後、めぐみんがアクアのゼル帝小屋建設の手伝いに行ったためカズマとダクネスが二人きりになり、カズマの注文していたミスリル合金製のワイヤーが届くと、ダクネスはその威力を自分に試して欲しいと言い出し、カズマがバインドを掛けたところ、ダクネスは胸を露わにしたあられもない姿で拘束されてしまった。カズマは、ダクネスが自ら望んだ結果とはいえ、今のダクネスを他の二人に見せるわけには行かないと考え、ダクネスと共に物置の中に隠れる。紅茶の飲み過ぎでトイレに行きたくなったダクネスは必死に我慢するも、いつしか二人は今の状況も忘れて喧嘩を始める。やがてアクアとめぐみんが再び出ていったことに気付くと、ダクネスは上半身を縛られたままトイレに行くが、自分ではトイレの扉を開けられない。カズマはドアを開けてやり、ダクネスのパンツを少しだけ下ろしてやるり、後はダクネス自身に頑張ってもらうことにした。ところが、ダクネスが今度は紙が取れないなどと言い出す。そんなやりとりがアクアとめぐみんに見つかり,事情を知っためぐみんは呆れた声で「長い付き合いですし、今更そんな状態で誤解なんかしませんよ」などと言い、この件は概ね一件落着した。
その日の夜、カズマは邪魔しそうなアクアに高級酒を買ってやり、ダクネスにはバインドを使って部屋に転がし、めぐみんが来るのを今か今かと待ったが、ようやくやってきためぐみんがカズマに話した大事な話とは、ちょむすけが単なる猫ではないというものだった。期待を裏切られたカズマは「また勿体付けてこんなかよおおおおおおお!」と絶叫する。
祭りが終わった後、金持ちになったカズマはアクアにまで「ビックリするぐらいのダメ人間」と言われる程になり、めぐみんやダクネスがあの手この手でクエストに引っ張り出そうとしても応じない。しかし、アクアに自分が本気を出せばカズマなんて一分も持たないなどと挑発されると、カズマは久しぶりに冒険者ギルドへ向かい、初心者殺しとゴブリン討伐のクエストを受注。アクアとモンスターの討伐数で勝負することになった(ダクネスは武器を持たないアクアにおまけとして加勢し、めぐみんは審判役になった)。しかし、勝負はアクアとダクネスがゴブリンを倒そうとする瞬間、カズマが狙撃で手柄を横取りするといういかにもカズマらしい卑怯なやり方によりカズマ優勢で進み、討伐数がカズマ8匹、アクア達0匹となった時点でついにアクア達がキレてカズマに襲い掛かり喧嘩となるも、強敵初心者殺しが現れたことで三人は喧嘩を止め、一致団結して初心者殺しを倒そうとしたところ、審判役であるはずのめぐみんが初心者殺しに向かって爆裂魔法を放ち、カズマ達を巻き込んで初心者殺しとゴブリンの群れを全滅させてしまう。めぐみんは「美味しいところは持っていく。そんな紅魔族の本能には抗えませんでした。そして、これで私こそがこのパーティーの中で一番強いという事が決まりましたね」と勝ち誇り、カズマにお前審判じゃなかったのかとツッコまれる。
その後、カズマ一行は新聞を読んで、王都付近の最前線にある砦の戦いで、魔王軍幹部である邪神ウォルバクの参戦により王都が危機に陥っていることを知る。カズマは二度と王都に行くつもりはなく、めぐみんが異様にやる気になって「すべてが片付いたあかつきには、カズマの部屋で一晩を明かそうかと…」と持ち掛けても、これを一蹴し激昂しためぐみんと殴り合いの喧嘩になる。その後、カズマは冒険者格付けランキングに自分の名が載っていないことに激怒し、ダクネスやアクアまでもが邪心ウォルバク討伐に乗り気になるも、カズマはなおも王都行きを嫌がる。そんな中、子供にいじめられていたちょむすけを届けるため屋敷に来訪したゆんゆんから、邪神ウォルバクはかつて紅魔の里に封印されていたところ、めぐみんが封印の解けた邪神を勝手に使い魔にしてしまったなどというとんでもない事実が明かされ、カズマたちは警察署から嘘を感知する魔道具を借り、めぐみんを拘束してさらに取り調べる。その結果、ウォルバクの封印が解かれたのは今回が2回目であり、1回めはめぐみんが解いてしまったものの謎のお姉さんに助けられて事なきを得たこと、2回目はめぐみんの妹こめっこが遊び半分で解いてしまったことが判明し、めぐみんは自分の使い魔ちょむすけこそが邪神ウォルバクのはずであり、今回同じ邪神ウォルバクを名乗る者を自分の手で何とかしたいと言い出し、珍しく自らカズマに頭を下げると、カズマもようやく「しょうがねえなあー!」と重い腰を上げるのだった。
カズマは冒険の準備として、ウィズの店で買ってきた爆発ポーションを使いダイナマイトを完成させる。そして、カズマ一行は珍しくめぐみんの1日1爆裂に全員で付き合い、めぐみんが爆裂魔法を唱え終わった後、カズマがダイナマイトを遠くに投げてティンダーの魔法で着火し、いわゆる「疑似爆裂魔法」をやってみせる。その効果にダクネスやアクアは興味を示すが、めぐみんは発狂しカズマに掴みかかった挙句、しばらく口を利いてくれなくなる。その後、今回の旅にはテレポートを習得したゆんゆんも同行してくれることになり、準備万端整ったカズマ一行は、ゆんゆんのテレポートで王都へ移動する。
王都へ着いたカズマは、兵士と話し砦までの地図とモンスター分布図を手に入れるも、砦への道案内を探すと称して仲間を増やす目論見は失敗し、逆に魔王軍の猛攻により今まで最前線で頑張っていた国王や王子まで後退しており今更砦に向かう冒険者などいないという想像以上のヤバい状況を聞かされ、更に勇敢なサトウカズマ一行が砦の救援に向かうという噂を王都中に広められることになり、カズマは逃げ道を塞がれる。砦へと向かうカズマ一行を最初に待ち受けていたのは、モンスターではなく山賊だった。カズマ一行は、この異世界では珍しい存在である山賊に怯えるどころか逆に感動し、山賊たちは一行の中に貴族のダクネスがいることで近くに騎士団がいると勘違いし、戦わずして逃げ出す。ダクネスがしつこく山賊を追い回した影響で、一行は明るいうちに宿泊施設のある中継地点に到着できず、野営することになった。その深夜、カズマ一行はドラゴンゾンビの襲撃を受け、アクアの活躍でこれを退治するも、ダクネスは強力なドラゴンゾンビの攻撃を受けて気を失ってしまう。他のモンスターも襲撃してくる気配を感じたことから一行は野営を中止し、アクアが重いと文句を言いながらも鎧姿のダクネスを背負い、何とか中継地点に到着した。
中継地点には混浴の温泉があり、カズマが温泉に入ると、そこにはかつてアルカンレティアの温泉で会った巨乳のお姉さん(ウォルバク)がいた。カズマとウォルバクはしばらく話し込み、ウォルバクはカズマにできれば王都へ引き返した方がいいとの忠告を残し出ていった。翌日の道中は、アクアが毛玉の精霊ケサランパサランを追い回していたところ突如出現した毛玉の大精霊に逆襲され泣かされたこと以外は特に何事もなく、一行は最前線の砦に到着する。砦の隊長は、当初悪名高いカズマを追い返そうとするが、一行に貴族のダクネスがいるのに気づくと急に態度を変え、一行は砦に皆の個室を与えられ丁重に迎えられた。カズマ達が砦の内部を散策していると御剣に会い(お供のクレメアとフィオは危険なので王都に撤退させておりまたも不在)、御剣から邪神ウォルバクが爆裂魔法の使い手であること、ウォルバクによる連日の爆裂魔法攻撃で砦の外壁の一部が崩壊寸前になっていることを知らされる。ダクネスは司令官から砦の指揮権を預けられ、めぐみんは相手が自分と同じ爆裂魔法の使い手と聞いてやる気を見せるも、カズマとアクアはウォルバクが毎日爆裂魔法を使ってはテレポートで逃げるという強い上に厄介な相手だと知ると逃げ支度を始める。しかし、めぐみんのやる気に押されたカズマは作戦の実行を決意する。
カズマの考えたウォルバク討伐作戦は、自分の潜伏スキルを使ってウォルバクを待ち伏せし、ウォルバクがこちらに気付かなければめぐみんの爆裂魔法で先制攻撃、気付かれた場合はゆんゆんが光を屈折させる魔法でめぐみんを隠し、アクアの支援魔法を受けたダクネスが防御、めぐみんが隙を見て爆裂魔法で攻撃するというものだったが、ウォルバクが現れると、カズマはその女性が先日温泉で会ったばかりのお姉さんであることに気付き、カズマもウォルバクも驚いてしまう。一方、先程まで怯えていたアクアは、ウォルバクが勝手に女神を自称しているなどと言って怒り、ウォルバクと子供じみた喧嘩を始める。やがて、キレたアクアが魔法で大量の水を呼び寄せると、ウォルバクはテレポートで逃走し、砦の外壁はアクアの魔法で更なるダメージを受けた。
翌日、カズマはアクアを外壁の補修に行かせる。当初アクアは泣いて嫌がっていたが、異世界に来た当初アクセルの街で外壁拡張工事のアルバイトをやっていた経験と魔法を活かし、プロ顔負けの腕前を見せる。ダクネスから補修隊長の肩書を与えられてすっかり調子に乗ったアクアは、砦の外壁を補修するだけでなくどんどん強化し、砦が陥落寸前でお通夜ムードだった兵士たちは活気を取り戻し、一時は砦の維持を諦めかけていた王都からは続々と補給物資や援軍が送られるようになり、アクアが気前良く酒を振舞ったこともあって砦の中はむしろ戦勝ムードになっていた。ちょうど爆裂魔法を撃ちにやってきたウォルバクは、いつの間にか砦が自分の到着時以上に強化されていることに驚く。さらに、ウォルバクは探していた自分の半身がちょむすけと名付けられめぐみんにペットとして飼われていることを知るとちょむすけの解放を求めるが、カズマに「こいつを解放して欲しければ俺の言うことを聞くんだ」などと脅迫されると、泣きながらテレポートで帰還する。その際、ウォルバクは以前面識のあるゆんゆんとめぐみんに声を掛けられ、ゆんゆんのことは覚えていると答えたが、めぐみんのことは覚えていない様子だった。
逆襲に転じたカズマ一行は、これまでウォルバクがやってきた戦法をやり返す。カズマ、めぐみんとゆんゆんの3人で敵陣に乗り込み、カズマの潜伏スキルで魔法の射程圏内まで近づくと、めぐみんが敵陣に向かって爆裂魔法を放ち、ゆんゆんのテレポートで砦まで逃げるという作戦を繰り返した。この作戦で魔王軍は壊滅的な被害を受け、当初のうちは砦に反撃してきたものの次第にそんな力も無くなり、魔王軍の精鋭たちはもはやめぐみんの姿を見ただけで泣いて逃げ回るようになり、面白いようにレベルが上がり爆裂魔法の威力をさらに強化させためぐみんは快感でおかしな笑い声を上げるようになり、ゆんゆんに「どっちが魔王軍なのか分からない」と言わしめる程になった。そんなある日、カズマたちが爆裂魔法を撃ちに行くとウォルバクに遭遇し、カズマはその名前のせいで伝説の勇者サトウの末裔と勘違いされる。その他若干の会話の後、ウォルバクが爆裂魔法を唱えようとしたのでカズマは劣化マイトで先制攻撃しゆんゆんのテレポートで逃げるが、めぐみんはウォルバクを前にして爆裂魔法を撃てず、カズマに事情を聞かれると泣き出しそうになってしまった。カズマの劣化マイトでダメージを受け傷だらけになっていたウォルバクを見て、他の冒険者たちはこの好機にウォルバクを倒そうとするが、カズマがめぐみんの意思を確認したところ自分の手で決着を付けたいということだったので、カズマは他の冒険者たちに凄い店を教えてやると約束し、ウォルバクとの対決を譲ってもらった。
カズマはめぐみんと共にウォルバクと対決し、カズマはウォルバクとの会話で時間を稼ごうとするも、ウォルバクが先に爆裂魔法の詠唱を始めてしまう。しかし、それまで黙っていためぐみんは二人の会話でウォルバクが自分の事を覚えていると察し、かつて自分に爆裂魔法を教えてくれたウォルバクに対し密かに「ありがとう」と囁き、詠唱無しの爆裂魔法でウォルバクを葬り去った。翌日、カズマがちょむすけを連れ自室のベッドで寝ているとめぐみんが訪れる。めぐみんから再び「カズマのこと好きですよ」と言われ思わぬラブコメ展開に困惑するカズマだったが、昔自分を助けてくれ爆裂魔法を教えてくれた恩人をこの手にかけてしまったというめぐみんの独白を聴くと、カズマは恩知らずでは他に並ぶ者がないという日本時代の引き篭もり経歴を話し始める。おかしな慰められ方をしためぐみんは笑い、すっきりしてカズマの許を去るが、すっきりするどころか火が付いた状態で自らめぐみんとのラブコメ展開を逃してしまったカズマは、自らした発言のあまりの恥ずかしさに悶絶するのだった。
一方、カズマのことを本気で好きになってしまい恋に悩むめぐみんは、急いでアクセルの街へ戻りサキュバスサービスのため外泊しようとするカズマを(女の子なので事情も知らずに)引き留め、カズマの好みのタイプを聞くと「しいて言えば、ロングのストレートで胸が大きくて俺のことを甘やかしてくれる人かな」と自分の特徴とは似ても似つかぬことを答えられ、自分はどうしてこんな男を好きになってしまったのかと悩みつつ、髪を伸ばそうと決めた。その後、カズマ一行がアクセルの街に帰ってから1週間が過ぎた頃、カズマの許にアイリス王女から一通の手紙が届く。その手紙の内容は、アイリスとその許嫁である隣国の王子との間で近いうちに顔合わせがあるので、道中の護衛をお願いしたいというものだった。
小説第10巻『ギャンブル・スクランブル!』
アイリス王女からの手紙を読んだカズマは、アイリスに許嫁がいるのが気に入らず、「死の宣告」スキルを覚えてその許嫁を呪い殺そうとか、魔王軍を装って爆裂魔法で脅しアイリス王女との婚約を解消させようとか、色々バカなことを考えていたが、カズマが問題を起こすことを恐れたダクネスによってベッドで拘束されてしまう。ダクネスは拘束の必要がなくなるまでカズマの身の回りの世話は自分でやると言ったが、カズマがトイレに行きたいと言い出すと、拘束が解けないのでやむなくカズマの服を脱がせ、カズマの下の世話をしようとする。結局、アクアの魔法で拘束が解け事なきを得たが、アイリスの許嫁がカジノ大国であるエルロードの第一王子と聞き、アクアも護衛の仕事に乗り気になる。一方めぐみんは嫌がり、理由を聞かれると「(アイリスに)妬いてるんです」と素直に答えたため、カズマの方が戸惑う。しかし、めぐみんもアイリスのことは気になるので、結局同行を承諾。その晩、カズマ一行は晩飯にふぐ料理を堪能する。この世界にふぐの調理資格などはないが、ふぐの毒が回ってきたらアクアの解毒魔法を使えば大丈夫だし、アクア自身は羽衣の力で一切の状態異常を無効化できるから大丈夫というアクアの説明にカズマは一抹の不安を感じるも、食べてみたら案の定毒が回ってきて、肝心のアクアは酔いつぶれて眠ってしまう。かくして、カズマ一行はふぐの毒により危うく壊滅しかけるという不名誉な体験を味わうことになる。その他若干のゴタゴタを経て、カズマ一行はテレポートで王都に移動する。
王都に付いたカズマ一行は、まずレインに出迎えられるも、ダクネスとレインが何やら密談をしている。新たに「読唇術」のスキルを習得していたカズマは、カズマ一行の護衛任務就任を断念させることに失敗したダクネスが、外交問題を起こさないようエルロードに付いたらカズマたちを眠らせておくつもりであることをあっさり見破る。次いでカズマと面会したクレアはアイリスの婚約自体に反対で、カズマに貴族シンフォニア家のペンダント(クレアはシンフォニア家の一員である)を預け、アイリスとエルロード王子との婚約を何とか破談に持ち込むよう依頼する。そしてカズマ一行はアイリスに面会し、アイリスと共に王家の竜車(馬車と異なり車輪が無く走行中は地面から浮いており、引っ張るのも馬ではなくリザードランナーである)に乗り、エルロードへ向かうことになった。何時の間にかずいぶん仲良くなっていためぐみんとアイリス(詳細はスピンオフ小説の続なんとかを参照)が道中騒ぎ続け、王族の護衛の旅とは思えない騒がしさ。道中モンスターに出くわすも、歴代勇者の血と強力な武具を引き継ぎあらゆる分野で最高の教育を受け、経験値の高い高級食材を惜しげもなく食してレベルを上げた王族の一人であるアイリスは反則級の強さを誇り、聖剣なんとかカリバーと必殺技エクステリオンで難なく敵を粉砕する。野営もテントではなく突然貴族の屋敷みたいな建物(モンスター除けの結界付き)が出現する魔道具を用いて行うなど、これでは自分たちの出番など無いのではと感じたカズマは、せめてもの抵抗として料理は自分で用意する(カズマは料理スキル持ちである)。料理はアイリスが見守る中キャベツに逃げられたり抵抗されたりと色々あったが、カズマはチャーハンと餃子を一行に振舞い、一行はその味に感心する。次の日はアクアがアイリスにツナマヨご飯を教え込み、その次の日はめぐみんがザリガニ(建前上はロブスターという事になっている)を捕まえてザリガニ料理を振舞う。その翌日、カズマはダクネスから、今回の訪問の目的が単なる顔合わせではなく、これまで続けられてきた魔王軍に対する防衛費の援助を止めると言い出したエルロード王国を説得し、魔王軍に対し攻勢に出るために必要な資金援助を引き出すことにあると知らされる。
エルロードに到着したカズマ一行は、アイリスを宿に残してエルロードの観光に出掛ける。見た目だけは美人であるアクア、めぐみん、ダクネスの3人は、街の男たちからナンパされる。ナンパされた経験のない3人が舞い上がる一方、カズマはこの3人のお守りを男たちに押し付けて羽を伸ばすよい機会だと考え、3人を置いて一人でエルロードの街へ繰り出してしまう。その後、エルロードで日本の某有名カードゲームと似通っているカードゲームが流行していることを知ったカズマは、金に物を言わせて日本では禁じ手とされている極悪デッキを作り、カードゲームの大会に飛び入りで参加し連戦連勝する。その後カズマは昼食にパスタを食べ、この国の政治は有能な宰相が仕切っているとの噂を聞く。さらにカズマは、アクセサリーのお店でアイリスへのお土産に指輪を買おうとしたところ、指輪は1つ数百エリスの安物しかなかったので、仕方なく(他に良い物が見つからなかった場合の予備として)それを購入する。夕方になりカズマが先程3人と別れた場所へ戻ってみると、アクア、めぐみん、ダクネスの3人は既に揃っており、彼女たちをナンパしていた3人の男は1人減って2人になっており、その2人もおかしな状態になっていた。カズマが嫌々ながら事情を聞くと、まず彼女たちは男たちと一緒に高級保養施設へ行き、男の一人は格好良いところを見せようとして砂風呂でダクネスとの我慢比べに挑戦してしまい、瀕死状態で病院に運ばれたとのこと。次いで、有名な観光名所であるカモネギの養殖場へ連れていかれると、カモネギの可愛さより得られる経験値に目がくらんだめぐみんが爆裂魔法でカモネギを一掃してしまい、養殖場へ案内した男はショックで膝を抱えているという。そしてアクアはこの街一番の高級店へ連れていかれ、散々酒を飲んで酔っ払った挙句、種も仕掛けもない宴会芸でグランドピアノなど店の高級調度品を次々と消してしまったという。男から一部だけでも弁償金を支払って欲しいと言われたカズマ一行は、耳を塞いで走ってその場を後にした。
宿に帰った後、カズマの部屋に露出の激しいネグリジェ姿のダクネスが訪ねてくる。ダクネスはカズマに日頃のお前を労うと称して酒を勧めてくるも、これが自分を眠らせるための謀略だと見抜いていたカズマは巧みにそれをかわし、自分の謀略がうまく行かないことにキレたダクネスと喧嘩になってしまう。すったもんだの末、ダクネスはカズマにダスティネス家のペンダントを渡し、カズマはアイリスを不幸にするような真似はしないとダクネスに約束する。その際、ダクネスはカズマに、すべてがうまく行った暁には、頬にキスといった子供みたいな礼ではなくもっと「ちゃんとした物」をお礼にすると約束する。
翌日、カズマ一行を連れたアイリスは、エルロードの第一王子レヴィと対面する。バカっぽい子供のような印象のレヴィは、一見か弱い少女のように見えるアイリスと、人数が少なく装備も貧弱なお供のカズマ一行を嘲笑するも、キレためぐみんが爆裂魔法の詠唱を始めたため、家臣たちに諫められた王子は怯えながら謝る。更にアクアが余計なことを言い出したことで話の収拾がつかなくなってきたところへ、宰相ラグクラフトが入ってくる。その後、アイリスたちを歓待するための質素なパーティーが開かれ、その場で早くも防衛費の問題をめぐる交渉が始まるが、ラグクラフトは財政難を理由に防衛費の負担を拒絶する。アイリスとカズマはレヴィ王子とも交渉を試みるが、レヴィは魔王軍を刺激したくないと防衛費の負担を拒絶するばかりでなく、アイリスとの婚約破棄まで通告する。
アイリスは、レヴィとの婚約破棄にはあっさり同意するも、国のためにここで引き下がるわけには行かないと、翌日以降はカズマだけを連れて交渉を継続することに決める。アクアはカジノへ行き、めぐみんは探索したい場所があると言って単独行動、ダクネスは交渉材料を探すため街の探索に行く。カズマを連れて再度レヴィの許を訪れたアイリスは、自分の部下と戦って勝ったら話を聞いてやるという王子の条件を快諾し、訓練用の剣でレヴィ配下の騎士たちをいとも簡単に殲滅する。この日、王子はこれまで支払っていた防衛費の1割だけ援助の継続を認めた。次の日、レヴィの用意したグリフォンをアイリスがあっさり倒すと、支援金の額は1割5分に上がった。王子はカズマとのギャンブル(百エリス硬貨がどこにあるかを当てるもの。ただし、王子は硬貨がカズマの差し出した両拳のどちらかにあるものと思い込んで負け続け、実際には硬貨はお尻のポケットの中に隠されていた)にも負け、支援金は2割に増額される。その後、アイリスは王子が用意したゴーレムの大群も簡単に撃破してしまったことで相手がいなくなり、王子との交渉は専らカズマとのギャンブル勝負となり、1週間後には防衛費全額の援助維持を勝ち取った。だが、王子はカズマがいくら挑発しても、(アイリスの本当の目的である)魔王軍に対し攻勢に出るための援助増額交渉には乗らなかった。
翌日、カズマ一行は警察の牢に閉じ込められていた。カズマ一行は、要するに魔王軍を装ってめぐみんに爆裂魔法を使わせ、街が混乱している隙に王城内に潜入し魔王軍名義の宣戦布告文を差し入れようとしたのだが、その後アンデッドに集られ逃げ惑っているところを、警察に不審者として逮捕されてしまったのだ。カズマ一行はエルロードの検察官による取り調べを受けるも、カズマの番になりダスティネス家とシンフォニア家のペンダントを見せられると検察官の態度は急に軟化し、その日のうちに釈放された。
その翌日、カズマ一行の行動に勇気をもらったアイリスは、交渉のため王城への押し入りを敢行。強固な城門を一撃で叩き割り、立ちはだかる騎士や兵士たちを次々となぎ倒し、半泣きになったレヴィ王子に剣を突き付けて交渉を始める。アイリスは、ベルゼルグ王国が成立したばかりでお金のない時期に王族がよくやっていた方法と同様の方法、すなわちこの国で最も大きな被害を与えている最も強大なモンスターを倒すことを条件に、資金援助を要請するという方法を採る。その結果、アイリスたちが倒すべきモンスターに指定されたのは、金鉱山に住み着いているドラゴンだった。ドラコンは巨体に似合わぬ素早さでめぐみんをも動揺させる強力なモンスターだったが、アイリスの必殺技「セイクリッド・エクスプロード」により一撃で倒される(これにより、アイリスはドラゴンスレイヤーの称号を得る)。しかし、レヴィとラグクラフトはドラゴンの討伐報酬に色を付けた金額を支払っただけで、魔王軍に攻勢を仕掛けるための資金援助は頑として拒否。代わりに、エルロードのカジノで好きなだけ遊んで行ってくれと告げる。
運の良いカズマは、カジノのルーレット勝負で連日にわたり連戦連勝する(運の悪いアクアやめぐみんが介入してくると負けるので、二人は追い払われた)。カズマがあまりにも勝ちすぎるので支配人も帰ってくれと泣きつき、ついにはレヴィ王子からも帰ってくれと頼まれる。カズマがカジノで好きなだけ遊んでこいと言ってきたのはお前だなどと突っぱねると、ラグクラフトがエルロード王国は魔王軍との和平交渉を進めているとの事実を明かす。魔王を高く評価しているラグクラフトとカズマ一行との間で口論となるも、最後はレヴィ王子がカズマにギャンブルで勝負を挑み、カズマが勝ったら要求どおりの援助をすると確約する。勝負の結果は言うまでもなく、宰相だけは一人騒いでいたが、他の取り巻きはバカ王子と呼ばれていたレヴィがベルゼルグ王国に賭けるという決断を下したことに意外と満足していた。
その日の深夜、カズマはめぐみんに誘惑され…と思ったらそれは罠であり、気付いたらカズマは全身を拘束されクローゼットの中に閉じ込められていた。やがてダクネスも拘束され、二人の前で犯人の宰相ラグクラフトは、魔王軍諜報部隊長のドッペルゲンガーという自らの正体を明かす。その後ラグクラフトは、聞いてもいないのにこれまでの愚痴を延々と語り出す。ラグクラフトの言うところによると、彼は30年以上前に王国の内政官に何度も応募してようやく採用され、持ち前の才能と真面目さゆえに、やがて自分がスパイであることも忘れてひたすら国のために働き続け、王族にも信頼され宰相に任命されたあたりでようやく自分の任務を思い出し、魔王軍のために働くことにしたのだという。カズマはティンダーの魔法を使い何とか拘束を解くが、その間にラグクラフトはカズマになりすましアクアとめぐみんを口説こうとして失敗、最期はアイリスに変な口説き方をしたらしく、彼女の斬撃によって退治されていた。宰相がドッペルゲンガーだったという大事件は、瞬く間に城内のみならず街中にまで広がり、レヴィ王子はアイリスたちの前で土下座する。いつの間にかアイリスを気に入っていたレヴィ王子は、(アイリスがお兄様と呼んでいたので)カズマのことをベルゼルグ王国のジャティス王子だと勘違いしており、カズマのことを「いずれ俺の兄となる方」などと言い出すが、それ自体勘違いである上にアイリスとの婚約は解消済みであると指摘され、アイリスにも「ずっとお友達でいましょうね」と振られて絶叫する。
エルロードからの帰り道、カズマはアイリスに(結局他の指輪が手に入らなかったので)例の安物の指輪をプレゼントする。めぐみんは指輪より高いというエルロードせんべいをプレゼントされて微妙な顔をしていたが、指輪をもらったアイリスは「ありがとう、お兄ちゃん」と満面の笑みを浮かべた。
小説第11巻 『大魔法使いの妹』
カズマ一行がベルゼルグ王国の王城に戻り無事アイリスを送り届けると、予想以上の成果にクレアから激賞され歓待を受ける。アイリスの「できれば、皆と一緒に暮らしたいなあ…」という一言から、カズマ一行はしばらく王城へ残ることになった。カズマはアイリスと一緒にめぐみんの日課に付き合い二人から微妙な評価を受けたり、執事のハイデルをこき使ったりと好き放題に暮らし、2週間が経過する頃にはすっかり城の厄介者扱いされていた。偽ファンレターまで用意したダクネスの懸命な説得の結果、カズマ一行はようやくアクセルの街へ帰ることになったが、カズマだけはアイリスに「あと1日だけ」とせがまれて結局残る。カズマは一晩中アイリスに日本時代の昔話を聴かせるも、アイリスに「お兄ちゃん」「大好き」と懐かれて結局離れられず、その一週間後、カズマはアクア達に「もうアクセルの街には帰らない。俺がいなくてもお前たちならきっと魔王を倒せる」などという趣旨の手紙を送る。最初はその手紙を冗談だと思い優しい返書を送っていたダクネスだったが、次第にカズマが本気だと気付いて返書がキレ気味になり、やがてクレアとレインも、アイリスがカズマの悪影響を受け過ぎて「お兄ちゃん、こんな時間まで寝てるまでヤバくないですか? 外はチョー快晴だから、お弁当を持って外で食べませんかマジで!」などと柄の悪い言葉を話すようになったりしたことから、カズマに泣いて頭を下げ帰ってくださいと懇願する。
それでもカズマはアクセルへの帰還を拒み続け、とうとう兵士たちから追い回される身となる。カズマはこれまでに覚えた小技の数々を駆使して1時間余りの逃走劇を続け、クレアやレインに呆れられるほどの活躍ぶりを見せるが、とうとう兵士たちに捕まってしまう。なおも抵抗を続けるカズマに対し、クレアは彼に記憶を消去するポーションを飲ませ、レインのテレポートでアクセルへ強制送還することを決意。騒ぎを聞きつけてやってきたアイリスが止めようとするも間に合わず、カズマは記憶を失ってアクセルの街へと送られた。
記憶を失ったカズマは屋敷へ帰るも、アクアがこの屋敷は自分のものになったと宣言してカズマを中に入れず、一階の窓も封鎖されていた。自分の財布を落としていたカズマは、めぐみんが落としてくれた財布を受け取って当座の食費をしのぎ、さらにダクネスが落としてくれたフック付きの矢を使って、深夜にバニルの協力を得て屋敷への侵入を試みる。筋力不足のため苦戦しながらも何とかめぐみんの部屋に入ったカズマは、息を荒げたまましばらくの間めぐみんと抱き合う形になってしまう。その後、アクアに侵入を気付かれたカズマは、めぐみんの許を離れアクアと対決するも、魔法で身体能力を強化していたアクアは、ダクネスを盾代わりに使いカズマを取り押さえる。あくまでアクアの謝罪要求に応じなかったカズマは、アクアによって屋敷から放り出された。次の日、カズマは屋敷の所有権が自分名義となっていることを利用し、警察を動員して屋敷を奪還する。その後、屋敷でアクアと「ダスティネス家のメイドごっこ」をしていたカズマだったが、アクアから最強の回復魔法を掛けてもらったことで失われた記憶が回復し、自分がいままでやってきた悪事の数々を思い出してしまい、アクア達にもそのことを勘付かれたカズマは何とか誤魔化そうとするも、最後には根負けして土下座し皆に許しを乞うことになった。
その後、カズマ達の屋敷にめぐみんの妹こめっこを連れた、紅魔族のふにふらとどどんこが訪れる。紅魔族によって散々自分の部屋を覗かれりした魔王の娘が大軍を率いて紅魔の里へ侵攻し、里が焼かれて現在反撃準備中のため、こめっこを預かってもらいに来たのだという。こうしてこめっこを預かることになったカズマ一行だったが、めぐみんからの手紙でかなり誇張気味にカズマたちの活躍を知らされていたこめっこからベタ褒めされ、こめっこを連れて冒険者ギルドに行くとギルドの冒険者たちもこめっこからベタ褒めされて口を緩めてしまい、こめっこは「魔性の妹」ぶりを遺憾なく発揮する。そんな中、ギルド受付のお姉さんことルナが、こめっこを利用して塩漬けクエスト(誰もやりたがらないので放置されていたクエスト)の一つであるルーシーズゴースト討伐依頼の仕事を押し付けられ、カズマ一行を含むアクセルの冒険者たちはルーシーズゴーストの討伐へ向かうことになった。
ルーシーは、エリス教でもアクシズ教でもないマイナーな神「傀儡と復讐の女神」レジーナを信仰するプリーストであり、その神を信仰する最後の信者であった。神は人々の信仰心によって成り立っており、信者がいなくなると神も力を失い消えてしまうため、ルーシーは死してなおこの世に留まり、自らの崇める神を絶やすまいとしてその神を崇め続けているという。そんなルーシーはゴーストでありながら神聖魔法に対する耐性が高く、信仰心が篤く徳の高い強力なプリーストでなければ祓うことができないが、そのようなプリーストであるほど敬虔な信仰心を持つルーシーを祓うことを嫌がる。そんな理由からルーシーズゴーストの討伐は塩漬けとなっていたのだが、そんなルーシーを祓うにはアクアが最適任ということになり、結局カズマ一行がルーシーズゴーストの討伐を引き受けることになった。なお、ルーシーの信仰する「傀儡と復讐の女神」レジーナは紅魔の里に封印されていたところ、二年近く前にめぐみんの爆裂魔法によってその封印は解かれており、今頃はどこかで新たな信者を獲得しているだろうから、ルーシーを祓ってもレジーナが消滅することはないという。ルーシーズゴーストのいる廃墟の教会へ行ってみると、実はかなりヤバい性格だったルーシーはアクアと喧嘩になり、ルーシーはめぐみんからレジーナが解放されたことを知ってこの世への執着心が無くなると、消える間際に「後輩の女神エリスに信者の数で負けて恥ずかしくないんですかあ!」などと散々アクアを馬鹿にして勝ち逃げし、水の女神に勝利の傷跡を残した。
その翌日も、カズマ一行はこめっこを餌付けして利用したルナによって次なるクエストに駆り出された(ダクネスによると、最近懐が温かくなって働きたがらない冒険者が多く、塩漬けクエストのみならず通常のクエストも受注者がなかなか現れず、アクセルの治安に影響が出ているのだという)。ルナが「サトウさんにしかこなせない依頼」として持ってきたクエストとは、安楽少女の上位版である安楽王女の討伐であった。健気で保護欲を抱かせるタイプだった安楽少女とは異なり、安楽王女は親し気に喋り友好を深めてくるタイプで、自分の正体を隠すこともせず冒険者たちの間では人格者として知られ、皆死ぬときはこのモンスターに看取ってもらいたがるため、そもそも討伐対象にすべきか否か散々ギルド内で揉めたといういわくつきのモンスターだった。カズマ以外の3人は安楽少女に魅了されてしまったので、カズマは3人を下がらせ安楽王女と二人きりになるが、すると安楽王女はがらりと態度を変え、下ネタや買収、褒め殺し、胸を使った色仕掛けとあらゆる手段を使ってカズマを翻弄する。安楽王女の悲鳴で戻ってきた3人の前で思い切り面目を潰されたカズマは怒って安楽王女に除草剤を撒き、もはや逃げ切れないと悟った安楽王女は完全に本性を現して、カズマ一行全員に対し痛烈な口撃を加えた。
安楽王女の討伐には成功したものの、報酬は安い上に全員が深刻なトラウマを植え付けられてひどい目に遭ったカズマ一行。めぐみんは、二度と冒険者ギルドには行くなとこめっこに説教するつもりだったが、こめっこに上手く話を逸らされ喧嘩になったかと思えば上手く手玉に取られてしまう。カズマはそんな姉妹のやり取りを見て、やっぱり妹は良いなと改めて思った。
翌日。カズマ一行が冒険者ギルドに行ってみると、こめっこはサキュバスのお姉さんたちに餌付けされていた。アクアが来たのを見てサキュバスたちが名残惜しそうに帰った後、こめっこはめぐみんに「でも姉ちゃんはあまりすごくなかったね」と爆弾を投下する。こめっこの言葉に衝撃を受けためぐみんは、何でもいいからクエストを受けて自分の凄さをこめっこに見せつけようとするも、そんなめぐみんにルナが最後の塩漬けクエストとして紹介したのは、何年も前からアクセル近くの山岳地帯で縄張り争いを続けているグリフォンとマンティコアの討伐だった。冒険者ギルドは両者の共倒れを狙い、一応討伐依頼を出したものの報酬はわざと低くして誰も受注しないようにしていたところ、ギルドの思惑が外れて両者の争いは長期化し、近隣にまで被害を及ぼすようになっていた(それでも、討伐報酬はなぜか低いままである)。
グリフォンとマンティコアの討伐には、カズマ一行のほか多数の冒険者が参加する。まず冒険者たちの前に現れたのはグリフォンの方で、ダクネスと他の前衛冒険者がグリフォンに立ち向かい、後衛の魔法使いが魔法を放とうとする。しかし、普段は争っていても人間との戦いでは共闘することにしたらしいマンティコアが手薄な後衛に襲い掛かると、後衛はパニックに陥った。カズマが弓矢で狙撃してもマンティコアには全く効かず、続くアクアの魔法で浮力を失ったマンティコアは墜落し、カズマにのし掛かるように激突する。カズマはドレインタッチでマンティコアの体力と魔力を吸収し、他の冒険者がマンティコアにとどめを刺してくれるまでの時間稼ぎを試みるも、もう一匹雌のマンティコアが現れ、雌の方が強いということで他の冒険者は皆そちらの方に行ってしまう。雌のマンティコアに冒険者たちの攻撃が集中したため、マンティコア夫婦は人間との戦いを止め共に囲みを突破して逃げようとするも、今度はダクネスがグリフォンに攫われそうになってしまう。ダクネスを助けるためにカズマの放った矢はグリフォンの右目に命中し、カズマの合図でめぐみんが墜落するグリフォンに向けて爆裂魔法を放つ。爆裂魔法はグリフォンとその両脇をすり抜けようとしたマンティコア2匹を巻き込み、かなりギリギリな戦いながらもカズマたちは討伐クエストを達成した。傷だらけになったカズマたちはちっぽけな報酬を他の冒険者たちと山分けし、他の冒険者たちが大物にとどめを刺しためぐみんを称賛するのを見たこめっこは、「姉ちゃん、すごいねっ!」と満面の笑みを浮かべてみせた。
その夜、眠ろうとしたカズマの許にめぐみんが訪ねてくる。紅魔族たちは無事魔王軍を撃退し、こめっこは明日ゆいゆいが引き取りに来るとのこと。カズマとめぐみんが最初に出会った頃の思い出話になると、めぐみんは冒険者ギルドで出会う前からカズマとアクアのことを知っていたという。そしてめぐみんはカズマに、突然「そろそろ仲間以上恋人未満の関係になりたいです」と言ってくるが、それ以上何をするでもなく「おやすみなさい」と言って帰ってしまい、カズマを寝不足にさせた。ゆいゆいがこめっこを迎えに来ると、こめっこはめぐみんの戦闘における活躍ぶりをろくに理解していなかったが、一方でめぐみんのカズマに対する爆弾発言はしっかり聞いていたらしく、きっちりゆいゆいに報告しめぐみんを激昂させた。ゆいゆいはめぐみんに「とっとと子供を作りなさい」という一言を放つと、こめっこを連れテレポートで帰っていった。嵐のように去っていったゆいゆいを見送った後、カズマ達の屋敷に金髪碧眼の女の子が現れ、ダクネスを「ママ」と呼び彼女にしがみついた。
小説第12巻『女騎士のララバイ』
ダクネスのことを「ママ」と呼ぶ少女の出現に、他のメンバーが揃ってこの少女をダクネスの実娘だと勘違いし始めたため、ダクネスはこの少女がシルフィーナという名前であり自分の従妹であるが、幼い頃に母を亡くしたためダクネスが面倒を見ており、それ故に自分のことをママと呼んでいるのだと明かす。姉妹であるダクネスの母とシルフィーナの母は高い魔力と魔法抵抗力を持っているが病弱という家系であり、シルフィーナもその例に漏れず病弱であるが、ダクネスは頑強な父方の頑強な体と母方の強い魔法抵抗力という両親の良いところだけを受け継いだ、ダスティネス家のハイブリッドらしい。
アクアがダクネスの説明も聞かずに屋敷を飛び出し、「ダクネスに娘がいる」という噂を広めて回ろうとしているのに気付いたダクネスは、アクアを止めるためシルフィーナを放り出して屋敷を出て行ってしまう。そして、屋敷ではなぜかめぐみんが父親役、シルフィーナが母親役、カズマが子役という奇妙なままごとが始まり、カズマが伝説の勇者の末裔という設定にもかかわらず「冒険なんて危険なことはしたくない」などとグレまくったり、めぐみんがカズマに「嫁にもらうのであれば貧しくとも生活力のある知的で寛容な女性にしなさい」などとズレた方向に説教する一幕もあった。
ダクネスがアクアを連れ戻した後、めぐみんは昨夜に引き続きカズマの部屋を訪れて昨晩の返事を聞こうとするが、特別料金を払って昼のうちにサキュバスサービスを利用し発散を済ませていたカズマは比較的冷静で、めぐみんの気を引くような発言にも簡単には乗らない。すったもんだの末、カズマはめぐみんと「友達以上恋人未満」の関係となることに同意し、めぐみんはカズマに「ちゃんとした恋人になるまではダクネスとアクアには内緒の方向で。もちろんえっちな事はお預けですよ」と告げる。その翌日、カズマとめぐみんが、1日1爆裂の日課を兼ねて初デートをしようとしたところ、空気を読まないアクアがお弁当用のカエルステーキを食べてしまい、さらにデートにも付いてきてしまい、気付いたらデートではなく単なるピクニックになっていた。その帰り道、カズマたちはギルドから緊急の呼び出しを受け、ギルドのお姉さんから本日が納税の最終日だと告げられる。
この世界では、毎年収穫の秋の最初の月に税金を支払うことになっており、収入が1千万エリス以上の人は、収入の半額を税金として徴収される。もっとも、冒険者は概ね貧乏な者が多いため、これまで冒険者に対する課税は温情により見逃されてきたものの、今年は大物賞金首の討伐で大金が転がり込んできて裕福な冒険者が多いため、本来のルール通り税金を徴収することにしたという。ただし、役所の営業時間終了までに徴税官に捕まらなかった者は、その年の税金は免除されるというルールになっている。
冒険者としてはアクセル一の高額所得者であるカズマは仲間とともに逃げようとするが、アクセル領主の娘であり税金を徴収する側であるダクネスは、カズマを手錠で捕まえてしまう。めぐみんはもともと収入の大半をカズマに預けており自分は食費と雑費くらいしか受け取っておらず、しかも余ったお金は実家に仕送りしてしまうので収入は少なく、さっさと納税手続きを済ませ税金免除を認められる。アクアは最初一人で逃げようとするが、カズマに徴税官から逃げ切る方法をアドバイスされると、その見返りとしてカズマに筋力増強と速度増強の支援魔法を掛ける。そして、カズマと自身を手錠で繋ぎ、この日のため自分の身体にたくさんの重りを仕込み、手錠の鍵も屋敷の庭に捨ててきたというダクネスに対し、カズマは容赦なくスティールを連発する。公衆の面前で自分の下着が剥かれる事態に耐えられなかったダクネスは、結局カズマと一緒に逃げることを選ぶ。徴税官に追われるカズマは、警察署に駆け込むとその場にいた婦人警官にスティールを掛け、窃盗と猥褻行為の罪状によりその場で逮捕され、留置場に拘留された。役所が違えば仲が悪いというのはどこの国も一緒らしく、徴税官と仲の悪い警察はカズマの税金徴収に協力しようとせず、そのうち役所の営業時間が終了し徴税官たちは引き揚げ、カズマは一緒にいるダクネスの恩恵かその日のうちに釈放された。
カズマとダクネスが屋敷に帰ると、泣くアクアをめぐみんが慰めていた。アクアはカズマのアドバイスに従い、浄水場の大きな貯水池の底に夜まで隠れるつもりだったが、途中で徴税官たちに見つかったのでやむなく街の農業用水の小さな池に隠れたところ、その池に職員が炎系の魔法を掛けまくってアクアを茹でようとしたらしく、その途中で役所の営業時間が終わり何とか事なきを得たものの、よほど怖かったらしいという。
(以下作成中)
めぐみんの妹のこめっこが紅魔の里に帰ったあと、突然ダクネスのことを『ママ』とよぶ謎の少女が現れる。この子の出現にみんなは騒然としているが、ダクネスとこの子の関係は本当に親子なのだろうか、それとも…
小説第13巻
シルフィーナの病気を治したカズマたち。緊急クエストの宝島や、ウィズにストーカーが!?解決なるか?
小説第14巻
紅魔の里の試練で後がないゆんゆん。そこでカズマ一行に来てもらうがダクネスもアクアも試練に失敗。さてどうなる!?
スピンオフ小説 この素晴らしい世界に爆焔を! めぐみんのターン
こめっこの毒牙にかからんとするところをめぐみんによって救われた黒猫には、とんでもない秘密が隠されていた。
文庫化された際に、こめっこが上級悪魔と出会い、将来使い魔として使役するエピソードが追加されている。
スピンオフ小説 この素晴らしい世界に爆焔を!2 ゆんゆんのターン
爆裂魔法を取得し、卒業しためぐみんは紅魔の里で職に就こうとするが、とんでもないことに。
文庫化された際に、昔話としてチート持ちの勇者が魔王を討伐し、新たな魔王として君臨する経緯が追加されている。
スピンオフ小説 この素晴らしい世界に爆焔を!3 ふたりは最強!のターン
ゆんゆんと2人でやってきためぐみんは、やがて運命の男との出会いに。
文庫化された際に、ゆんゆんがアクセルの街に来る際の魔法使い(邪神ウォルバク(女))との出会いが追加されている。
ドラマCD(声優はとらのあな限定ドラマCDに準じるためテレビアニメと異なる)
ダンジョン探索に臨むカズマたち一行は、ダンジョンに入れる条件のためとんでもないことに。
スピンオフ小説 この仮面の悪魔に相談を!
アクセルの街のギルドで相談屋となり活躍する仮面の悪魔の物語。
第1話はWeb版外伝のプロローグと2話を再構成した内容になっている。
文庫化された際に、ウィズの冒険者時代のエピソードが追加されている。
スピンオフ小説 続・この素晴らしい世界に爆焔を!
キャラクター人気投票でめぐみんが第一位を取ったことを記念して、角川スニーカー文庫の公式サイトで2016年8月25日から無料公開されるスピンオフ第3弾。
小説第9巻「紅の宿命」、スピンオフ小説「仮面の悪魔に相談を!」第2話以降を中心に、銀髪盗賊団の仮面をつけた手下に感化されためぐみんと、ゆんゆん、アイリスが結成する盗賊団の物語。カズマとのただならぬ関係を匂わせる事でゆんゆんとアイリスよりも一番大人であることで優位にたとうとするめぐみんだが、爆裂魔法以外にさして取り柄がないことも暴露する。
アイリスには、紅魔族であるめぐみんやゆんゆんに劣らぬ、自称「ちりめん問屋の一族(王族)」としての高い能力と一族に伝わるアイテム(神器)が使えることが披露される。
「仮面の悪魔に相談を!」でほのめかされていた、冒険者ダストの正体にも触れられている。
文庫化された際に、小説10巻の後日譚のエピソードが追加されている。
とらのあな限定ドラマCD「この真夏の海に騒乱を!」(声優はテレビアニメと異なる)
クエストを失敗したカズマたち一行に、ミツルギ、ゆんゆん、ウィズが講師として派遣されるが、海辺の研修はとんでもないことに。
サントラ&ドラマCD Vol.1「旅立つ我らに祝福を!」ドラマCD「この彷徨える死者たちに平穏を!」(声優はテレビアニメと同じ)
アニメ化される際に省略された小説第2巻のエピソード。
アクアのレベルアップのためゾンビメーカー討伐クエストを受けたカズマたち一行は、予想に反した大物のアンデット不死者の王リッチー(ウィズ)が登場し、とんでもないことに。
サントラ&ドラマCD Vol.2「冒険者に天の御加護を!」ドラマCD「この素晴らしい走馬燈に祝福を!」
Web版や小説版にはない、オリジナルのエピソード。
荷物を届けるだけの簡単だったはずのクエストを受けたカズマたち一行は崖から落ちそうになり、カズマだけが落下し死が訪れるまでの刹那にみた走馬燈では、アクア、めぐみん、ダクネスがとんでもないことに。

登場人物[編集]

声優名は、異なる場合はドラマCD / アニメの順番で記載する。

主要人物[編集]

佐藤 和真(サトウ カズマ) / カズマ
声 - 逢坂良太 / 福島潤
本作の主人公。
アクア
声 - 福原香織 / 雨宮天
めぐみん
声 - 内田真礼 / 高橋李依
ちょむすけ
声 - 生天目仁美
めぐみんの使い魔。
ダクネス
声 - 井上麻里奈 / 茅野愛衣
ウィズ
声 - 早見沙織 / 堀江由衣
エリス
声 - 諏訪彩花

アクセル[編集]

クリス
声 - 諏訪彩花
ダクネスの友人。
ルナ
声 - ​​原紗友里
アクセルのギルドの受付嬢。
荒くれ者
声 - 稲田徹
ギルドを訪れるものを歓迎する。
御剣響夜(ミツルギ キョウヤ) / ミツルギ
声 - 鳥海浩輔 / 江口拓也
クレメア
声 - 幸田夢波
フィオ
声 - 青山吉能
セドル
声 - 若林佑
ヘインズ
声 - 陣谷遥
ガリル
声 - 堂坂晃三
ダスト
声 - 間島淳司
キース
声 - 羽多野渉
テイラー
声 - 土田玲央

魔王軍[編集]

ベルディア
声 - 安元洋貴
バニル
声 - 西田雅一
ハンス
声 - 津田健次郎
ウォルバグ
声 - 甲斐田裕子
邪神

その他[編集]

ゆんゆん
声 - 花澤香菜 / 豊崎愛生
アルダーブ
声 - 長嶝高士
ダスティネス・フォード・イグニス
声 - 井上和彦
ダクネスの父親。
裁判官
声 - 樫井笙人
カズマの裁判をする。
国王
声 - 樫井笙人
キールと敵対した。
キール
声 - 飛田展男
ラン
声 - 赤﨑千夏
ギルドのウェイトレス(アニメ第1話)
声 - 山田奈都美長谷美希
カズマたちがやってきて初めて訪れたギルドのウェイトレス。
プリースト(アニメ第1話)
声 - 千田光男
馬小屋のご近所さん(アニメ第1話)
声 - 堀総士郎
ドリンク売り場のおばちゃん(アニメ第1話)
声 - 喜代原まり
厩務員の声(アニメ第1話)
声 - 稲田徹
少女(アニメ第2話)
声 - 三上由理恵
女性A、B、C(アニメ第2話)
声 - 長谷美希中恵光城山田奈都美
粘液まみれのめぐみんを連れているカズマを非難する。
クエストメッセージ(アニメ第2話)
声 - 中島ヨシキ喜代原まり樫井笙人
街の人々(アニメ第2話)
声 - 栫優香石田瑛大
町人A、B、C、D(アニメ第3話)
声 - 樫井笙人中恵光城中島ヨシキ土田玲央
店員(アニメ第3話)
声 - 三上由理恵
冒険者(アニメ第3話)
声 - 德石勝大長谷美希山田奈都美栫優香石田瑛大
キャベツ達(アニメ第3話)
声 - 金田朋子
魔法使い(アニメ第4話)
声 - 長谷美希
冒険者(アニメ第4話)
声 - 中島ヨシキ樫井笙人栫優香石田瑛大
通行人(アニメ第5話)
声 - 稲田徹石田瑛大栫優香
女魔法使い(アニメ第6話)
声 - 長谷美希山田奈都美
冒険者(アニメ第6話)
声 - 樫井笙人中島ヨシキ中恵光城石田瑛大栫優香
冒険者(アニメ第7話)
声 - 稲田徹中島ヨシキ石田瑛大栫優香
不動産屋(アニメ第8話)
声 - 樫井笙人
カズマたちに家を紹介する。
悪霊たち(アニメ第8話)
声 - 石田瑛大栫優香
カズマたちの住む家に現れる悪霊。
受付サキュバス(アニメ第9話)
声 - 三石琴乃
サキュバス(アニメ第9話)
声 - 長谷美希
新人サキュバス(アニメ第9話)
声 - 山下七海
男(アニメ第9話)
声 - 中島ヨシキ
受付嬢(アニメ第10話)
声 - 中恵光城
魔法使い(アニメ第10話)
声 - 長谷美希
冒険者(アニメ第10話)
声 - 中島ヨシキ樫井笙人石田瑛大栫優香
博士(アニメ第10話・OVA第二弾)
声 - チョー
超古代兵器を起動させる。
看守(アニメ二期第1話)
声 - 中島ヨシキ
帽子の魔法使い(アニメ二期第1話)
声 - 長谷美希
冒険者(アニメ二期第1話)
声 - 前田尚也山本愛
アヒル少女(アニメ二期第2話)
声 - 三上由理恵
町の人たち(アニメ二期第2話)
声 - 前田尚也山本愛
冒険者(アニメ二期第3話)
声 - 稲田徹中島ヨシキ前田尚也山本愛
冒険者(アニメ二期第5話)
声 - 樫井笙人前田尚也山本愛
鍛冶屋(アニメ二期第6話)
声 - 宇垣秀成
ウェイトレス(アニメ二期第6話)
声 - 三上由理恵
冒険者(アニメ二期第6話)
声 - 前田尚也山本愛
セナ
声 - 生天目仁美
王国検察官。カズマを連行する。
こめっこ
声 - 長縄まりあ
バルター
声 - 石川界人
天使
声 - 加隈亜衣
アクアの後任となった天使。
冒険者(アニメ二期第4話)
声 - 中恵光城山本愛
執事(アニメ二期第4話)
声 - 前田尚也
御者(アニメ二期第7話・第8話)
声 - 樫井笙人
魔法使い(アニメ二期第7話)
声 - 長谷美希
盗賊(アニメ二期第7話)
声 - 中島ヨシキ
冒険者(アニメ二期第7話)
声 - 前田尚也山本愛
オーナー(アニメ二期第8話)
声 - 最上嗣生
アクシズ教徒(アニメ二期第8話)
声 - 藤田咲稲田徹小倉唯長谷美希中島ヨシキ渡辺明乃前田尚也山本愛
ウェイトレス(アニメ二期第8話)
声 - 小澤亜李
女の子(アニメ二期第8話) / 入信書の女の子(アニメ第二期第9話・第10話)
声 - 南央美
アクシズ教のおばちゃん(アニメ第二期第9話・第10話)
声 - 渡辺明乃
女ブリ―スト(アニメ第二期第9話)
声 - 原紗友里
懺悔の男(アニメ第二期第9話・第10話)
声 - 最上嗣生
石けんの男(アニメ第二期第9話・第10話)
声 - 中島ヨシキ
温泉の管理人(アニメ第二期第9話)
声 - 樫井笙人
手相の女(アニメ第二期第9話・第10話)
声 - 藤田咲
強面の男(アニメ第二期第9話)
声 - 稲田徹
強面の男の相方(アニメ第二期第9話・第10話)
声 - 生天目仁美
同級生を名乗る女(アニメ第二期第9話・第10話)
声 - 小倉唯
アクシズ教徒(アニメ第二期第9話)
声 - 長谷美希酒巻光宏
胡散臭い男(アニメ第二期第10話)
声 - 樫井笙人
アクシズ教徒(アニメ第二期第10話)
声 - 酒巻光宏前田尚也山本愛
ウェイトレス(OVA第二弾)
声 - 山田奈都美
冒険者(OVA第二弾)
声 - 中島ヨシキ樫井笙人稲田徹前田尚也山本愛
美少女ゴーレム(OVA第二弾)
声 - 生天目仁美

外部リンク[編集]