カエル

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カエル(蛙)とは、両棲類に属する動物の一群である。日本人は「カエル」というと日本列島の在来種が五つ(あるいは海外種を含めて十)くらいは「名前は聞いたことがある」というくらい知られている。

概要[編集]

両棲類は、淡水中に産卵し、多くは陸上生活する動物の1グループである。成体にも尻尾のある有尾目(サンショウウオイモリなど)と、成体には尻尾のない無尾目に分かれ、無尾目のものを「カエル」と呼ぶ。

人間生活との関わり・利用[編集]

食用とされるほか、ドジョウの養殖のさいにウシガエルの性ホルモン線が利用されたという。

種類[編集]

国内在来種[編集]

  • トノサマガエル
  • トウキョウダルマガエル - トノサマガエルとあまり区別されない。
  • アマガエル
  • アズマヒキガエル - 単に「蟾蜍」「蝦蟇(がま)」とも呼ばれる。ブフォテニンという毒素を主成分とする毒液を出すというが、都市部でも梅雨時にはわりとそのへんをウロついているので、車道に出て轢かれることがある。捕まえて腹を上にして保定しておくとおとなしくなるので、適切な場所に移動して伏せておくとよい。「カエルに触るのが厭だ」という人は棕櫚の箒と金属のチリトリで回収することもあり、「おたくのヒキガエルがうちの前にいたので引取にきてください」という電話が架ってきて連れて帰ったら、庭にうちの蝦蟇がいて養子になったことがある。帰巣本能があるのかどうか知らないが、庭にちょっと大きめの池(タフ舟くらい)を作ってビオトープ化すると、ご近所から集まってきたヒキガエルの乱交場になったりする。この「産卵場になる水場に集まって集団で交尾をする」のを「蛙合戦」という。
  • カジカガエル
  • モリアオガエル

海外種[編集]

余談[編集]

カエルを題材とした怪獣映画は少なく、東映の大がまと東宝のガバラぐらいであろう。なお日東科学のプラモデルにはバッタもんの怪獣プラモデル「ガマロン」が販売されていた。[1]
実験動物としても知られており、脊椎動物のクローン化はアフリカツメガエルにおいてはじめて成功した。
ジョージ・オーウェルはヒキガエルが好きであったという。日本では「カエル」と「ヒキガエル」(「ガマ」「びっき」とも呼ばれる)は分けられることもある。
中華圏では「三本脚のガマ」は信仰の対象となっている。

知人の話によるとカエルにタバコを吸わせると際限なく体が膨らむそうである。可哀そうだから実験はしないように。

とあるYoutubeの動画ではカエルに海水浴をさせていた。身体がしぼむのを予想したが、カエルは平気で泳いでいた。ただし後半なんらかの症状が出たかもしれないが、動画では触れられていない。

キャラクター[編集]

マンガなどに登場する、カエルを自称するキャラクターがいる。

白キャラ[編集]

  • 『獣医ドリトル』のカエル君。両棲類大好き青年。「幼体であるウーパールーパー(アホロートル)を、成体のメキシコサラマンダーに育てあげた」という武勇伝がある。

黒キャラ[編集]

  • 『ミステリという勿れ』

脚注[編集]

  1. 劇場用映画ではないが、ウルトラ怪獣のガマクジラを忘れちゃいませんか?

関連項目[編集]

外部サイト[編集]