TVディナー
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TVディナーとは、冷凍食品のひとつ。電子レンジとストッカーとともに一般家庭にも普及した。
概要[編集]
日本で云う「ワンプレートの冷凍食品」に相当し、「電子レンジ(マイクロウェーブ・レンジ)で温めるだけでディナープレートができる」というものである。
ディナーでは、「冷たいものと熱いものを同じ皿に盛ってはならない」[1]といった暗黙のルールがあった。正式なディナーはコース料理を指し、「『アペタイザー、前菜、メインディッシュ、デザート』を一緒に出す」というのはフランス料理としては NG であった。
「でもテレビ観てるんだもん」(当時はビデオレコーダーがなかったので、放送時間を邪魔されたくなかった)というので、「TVディナー」は「これはディッシュ(皿)じゃなくてプレート(お盆)だもーん」というテヘペロコツン的な食品であった。なお、「熱くしたくないもの」はアルミホイルで包んでおけばよい[2]。
人間生活との関わり・利用[編集]
韓国においては、「自閉児童は親の愛情が不足していたからだ」という冷蔵庫マザー説が盛んだった。そのため日本の自閉母が目の敵にされていたが、「冷蔵庫マザー」は「単にストッカーから TVディナー をチンして出されるだけ」であっても、自閉当事者である子供にとっては知ったことではない。かえって毎日同じものが出てきて安心するかもしれない。むしろ母親が「隠れ自閉」であり(「自閉は男のほうが多い」と云われるが、男女はほぼ同数であって、「女性にはジェンダー(性的役割)の押しつけがある」ために症状として出にくいというのが体感的な判断である。これは虐待とも関連する)、現在では「冷蔵庫マザー」説についてはほとんど論じられることはない。