Spectre - Ubume

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Specre - Ubme
Cam Laskyシングル
リリース
規格デジタル
ジャンルダブステップドラムンベースベース・ミュージック
レーベルKWAIOTO Records
作曲Cam Lasky
プロデュースCam Lasky
Cam Lasky シングル 年表
Occulted City Nine Tales
(2022年)
Spectre - Ubume
(2022年)
Kyoka Hyaku 025 Wooden Bride
(2022年)

Spectre - Ubume』(スペクター・ウブメ)は、2022年12月16日にリリースされたCam Laskyシングル

解説[編集]

本作は、京極夏彦百鬼夜行シリーズ」の連作小説集『百鬼夜行――陰』『百鬼夜行――陽』からインスパイアされた「Spectreシリーズ」の第1弾。[注釈 1]

文車妖妃(ふぐるまようひ)」「目競(めくらべ)」「川赤子(かわあかご)」の3体の妖怪それぞれに楽曲とビジュアルが制作されている。

ビジュアルは、3体それぞれに用意されており以下で確認することができる。

制作・音楽性[編集]

Fuguruma 文車妖妃[編集]

久遠寺涼子のテーマとしてジャズ[注釈 2]のアプローチになっているが、裁断されたフレーズやサブベースなどの重低音の拡張によって、久遠寺涼子が自身で作り出した妖怪文車妖妃」としての不穏が構築されている。 小ネタとして「うっすら東京三部作との連続性」を保つため、東京三部作の象徴テーマスーツである「Occuoied ストリングス」が使われている。[1]

Gazer 目競[編集]

榎木津礼二郎のテーマ。このシリーズを始める前から、ジャングルやハーフタイム[注釈 3]のイメージを持っていたため、このトラックでは断片的に採用されている。また、原作の「ジャズ・ギターの腕前はプロはだし」という設定から、ギターフレーズが挿入されている。 2023年1月、京極夏彦『ヒトごろし』インスパイアド・シリーズの制作が決まったことから、重要人物が登場する『今昔百鬼拾遺 (小説シリーズ)』をはじめ、榎木津礼二郎が活躍する連作集『百器徒然袋――雨』と『百器徒然袋――風』までがシリーズに組み込まれることになり、本作のテーマスーツが音楽的シェアードユニバースとして使われることになった。

Spawn 川赤子[編集]

関口巽のテーマ。本人そのものよりも、雪絵夫人への罪悪感の化身としての妖怪川赤子」のテーマとして制作されている。

収録曲[編集]

デジタル[2]
全作曲: Cam Lasky
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.Fuguruma Cam Lasky
2.Gazer Cam Lasky
3.Spawn Cam Lasky
合計時間:

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. 長編『姑獲鳥の夏』のサイドストーリー。
  2. Cam Lasky作品では『TOKYO YEAR ZERO Album』をはじめとする「東京三部作」や「占領期・金田一耕助シリーズ」などに登場する犯罪サイドの女性テーマスーツにはジャズがしばしば用いられる。
  3. BPM は「87」なので底流はハーフタイムである。

出典[編集]

  1. 百鬼夜行 制作日誌拾遺 Day 3.1”. Twitter. 2022年11月9日確認。
  2. Spectre - Ubume”. KWAIOTO Records. 2022年12月16日確認。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]