Spectre - Kyokotsu & Tesso

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Specre - Kyokotsu & Tesso
Cam Laskyシングル
リリース
規格デジタル
ジャンルダブステップベース・ミュージック
レーベルKWAIOTO Records
作曲Cam Lasky
プロデュースCam Lasky
Cam Lasky シングル 年表
Kyoka Hyaku 029 Upstairs Reaper
(2023年)
Spectre - Kyokotsu & Tesso
(2023年)
What Moves the Dead part.3
(2023年)

Spectre - Kyokotsu & Tesso』(スペクター・キョウコツ・テッソ)は、2023年3月31日にリリースされたCam Laskyシングル

解説[編集]

本作は、京極夏彦百鬼夜行シリーズ」の連作小説集『百鬼夜行――陰』『百鬼夜行――陽』からインスパイアされた「Spectreシリーズ」の第3弾。[注釈 1]

青鷺火(あおさぎのひ)」「襟立衣(えりだてごろも)」「煙々羅(えんえんら)」の3体の妖怪それぞれに楽曲とビジュアルが制作されている。

ビジュアルは、3体それぞれに用意されており以下で確認することができる。

制作・音楽性[編集]

Pale Blue Wing 青鷺火[編集]

青鷺は死者だという。そして光るのだという。小説家・宇田川崇は、利根川の川中に鷺を見るが、それは女だった。やがて自らが殺されることになる宗像民江(宇多川朱美)のテーマ。泉鏡花の『鷺の灯 (1903)』とそのリミックス版『青鷺 (1911)』でも青鷺の怪を題材にしているため、「Kyoka Hyakuシリーズ」への音楽的連続性を含ませており、やや『鏡花百』風味に作られている。

Arrogant 襟立衣[編集]

慢心の化身。真言宗金剛三密会初代教主 円覚道の孫・円覚丹が纏う、死臭を放つ絢爛豪華な僧綱襟を立てた綾地の袍裳のテーマ。

Smoke Girl 煙々羅[編集]

幼い頃、憧れていた和田ハツの焼身自殺現場で遺体から立ち昇る煙に魅せられた棚橋祐介。やがて消防団に入り、やがて明慧寺火災の消火活動に参加する。和田慈行が燃える様を見て「ハツがいた」といい、二日後に炭化した遺体から煙を瓶に採取する。それがハツの瓶詰めの魂なのだという。はずみから落ちた瓶の口から女の顔をした煙が逃げててゆく。やがて窓や襖の隙間に消えた。間際、女は、笑った。のだという。

収録曲[編集]

デジタル[1]
全作曲: Cam Lasky
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.Pale Blue Wing Cam Lasky
2.Arrogant Cam Lasky
3.Smoke Girl Cam Lasky
合計時間:

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. 長編『狂骨の夢』と『鉄鼠の檻』のサイドストーリー。

出典[編集]

  1. Spectre - Kyokotsu & Tesso”. KWAIOTO Records. 2023年3月31日確認。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]