NHK設楽中継局
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NHK設楽中継局(NHKしたらちゅうけいきょく)とは、愛知県北設楽郡設楽町にあるNHK名古屋放送局のテレビ・FMラジオの中継局である。
概要[編集]
北設楽郡設楽町長江の大鈴山の北方0.7㎞の位置、「損者砦跡」と呼ばれる場所に所在する中継局。NHKのみが置局し、民放はテレビ、FMとも中継局を置いていない。
1966年10月にアナログテレビ、1970年2月にFMラジオがそれぞれ開局した。この開局時期は愛知県内では豊橋中継局に次ぐ早さ。2009年12月に地上デジタルテレビ放送の中継局が開局し、引き続き運用されている。
送信チャンネル・周波数[編集]
全局中継局のため、コールサインは持たない。
デジタルテレビ[編集]
リモコン キーID |
局名 | 物理 チャンネル |
空中線電力 | ERP | 偏波面 |
---|---|---|---|---|---|
2 | NHK Eテレ名古屋 |
43 | 1W | 2.7W | 水平 |
3 | NHK 総合名古屋 |
41 |
FMラジオ[編集]
周波数 | 局名 | 空中線電力 | ERP | 偏波面 |
---|---|---|---|---|
83.3MHz | NHK 名古屋FM |
100W | 100W | 水平 |
伝送経路[編集]
設楽中継局への放送波の伝送はテレビとラジオでそれぞれ異なる。
デジタルテレビは設楽町の中心部である田口地区、田口小学校に程近い場所にあるNHK設楽田口固定局からTTL回線で伝送されている。設楽田口固定局は豊橋中継局のある本宮山が見通せる場所にあり、本宮山からの放送波を受信し、TTL回線用周波数に変換して伝送している。
FMラジオは名古屋市昭和区の東山タワーからの放送波を直接受信している。
なお、2011年7月24日を以て廃局となったアナログテレビ放送は中継局で名古屋テレビ塔からの放送波を直接受信していた。デジタル放送で南回りで固定局を経由するようになったのはデジタル放送の親局である瀬戸市の瀬戸デジタルタワーが中継局の見通し範囲外になるためと推察される。