アメリカ合衆国陸軍ボーイングB17爆撃機

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アメリカ陸軍ボーイングB17爆撃機 (あめりかりくぐんぼおいんぐB17ばくげきき)はボーイングが設計、開発した爆撃機である。愛称は「スーパーフォートレス、空の要塞」

登場の背景[編集]

アメリカ合衆国陸軍はその広大な国土の海岸線を敵の軍艦から守るため長大な航続力を持つ爆撃機を欲していた。ボーイング社は航続力と爆弾搭載量のほかに強力な防弾装備と対空火器を装備するために後のアメリカ陸軍B18爆撃機のような双発機とせず、野心的な4発機とした。原型となった「モデル299」は1935年7月28日初飛行。

概要[編集]

強力な防弾装備と対空火器を備えたガソリンエンジン4発機である。アメリカ陸軍の4発機としては最後の尾輪式である。仕様変更が次々に行われた。具体的にはガソリンエンジンの出力向上、安定性向上のための垂直尾翼への背びれ追加、防弾装備と尾部銃座を含む対空火器の増強である。

戦歴[編集]

第二次世界大戦ではヨーロッパ戦域でドイツに対する戦略爆撃を行った。太平洋戦争ではミッドウェー海戦等の軍艦に対する爆撃や島嶼部の大日本帝国陸軍大日本帝国海軍の基地を爆撃した。日本本土空襲は航続力の長大なB29が行った。頑丈な機体で他の機体ならば墜落する損傷であっても帰還することができた。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

白石光「B-17誕生」〈歴史群像No.89〉学習研究社2008年6月1日発行。