2.5次元

2.5次元（2.5じげん）とは、縦と横の2次元空間に、距離の情報が加わった空間である。フラクタル次元のように、端数の「0.5次元」という数字に厳密な意味があるわけではなく、「2次元と3次元の中間の次元」という程度の意味である。2.5次元の代表例として、私たちが目で見ている空間がある。今あなたがこの記事を読んでいるとき、スマホやパソコンの「裏」が見えないように、3次元空間にいる限り、3次元空間の真の姿を見ることは絶対に不可能で、私たちが見ているのは実は2次元空間なのである。では、どうして対象物までの距離が分かるかというと、両目で立体視を行うことによって、距離の情報を補完しているのである。しかし、それでも完全な3次元空間は見えないため、私たちは2.5次元空間を見ているということになる。

サブカルにおいて

サブカルの世界においては、2次元のキャラクターを3次元に存在する人間が演じている状態のことをいう。代表的な例として、2.5次元ミュージカルが存在する。

フラクタル図形としての2.5次元

元の図形を4倍に引き延ばすと体積が32倍になる図形のハウスドルフ次元を求めると ${\frac {\log {32}}{\log {4}}}={\frac {5}{2}}=2.5$ 次元となる。

こうした図形としてオタクのスポンジなどが知られる。