鳥致院邑

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世宗特別自治市 鳥致院邑
位置
地図
Sejong-map3.png
各種表記
ハングル:조치원읍
漢字:鳥致院邑
日本語読み仮名:ちょうちいんむら
片仮名転写:チョチウォヌプ
ローマ字転写 (RR):Jochiwon-Eup
統計(2018.12.31年
面積:13.56 km2
総人口:44,443 人
人口密度:3,278 人/km2
世帯数:19,287 世帯
行政
国:大韓民国国旗.png 大韓民国
上位自治体:世宗特別自治市
下位行政区画:14法定里36行政里
自治体公式サイト:鳥致院邑

鳥致院邑:조치원읍/:チョチウォヌプ)は世宗特別自治市の北東部にあるである。

地理[編集]

世宗特別自治市の北東部に位置する、世宗市唯一の邑である。

北は世宗市全東面、西は世宗市燕西面、南は世宗市燕東面、西は忠清北道清州市興徳区と接している。事務所所在地は、世宗特別自治市鳥致院邑セネ16路-17

地名由来[編集]

李氏朝鮮時代中後期1770年に発刊された、東国文献備考の中には、'清州牧内の鳥致院場は、7日と9日に開かれる。'としょうかいされている。1772年に発行された日省録承政院日記1800年の記録にも同様の記録がある。また、「1872年地方図」にある「清州牧」の地図にも鳥致院の地名が書いてある。これより前には1480年代の地理書に東国輿地勝覧清州牧駅院編には現在の鳥致院の位置に場院があると紹介されている。その文は次のとおりである。

場院, 在州西三十九里

場院の意味とは「市」と官営宿泊施設である「」が存在しているところである。当時の鳥致院は交通の要所だったことが窺いしれる。

文献を見れば鳥致院という地名は「1872年地方図の燕岐県地図」に鳥川と苧峙堤堰が登場している。鳥川と苧峙堤堰は鳥致院という地名に影響を与えていた。先朝鮮録1595年11月9日の項には「清州の東方の燕岐県の燕から、鳥は西方から。」というか内容が見られる。

苧峙堤堰は世宗9年に燕岐県監ホ・マンソクが築造した農業用堤防と堰から来ていると推定されると東国輿地勝覧には紹介されている。 苧峙は「茅の丘」という意味だ。昔の泥炭を使って壁を築き、茅で屋根をつないだ家が多いということから呼ばれる。そういって呼ばれていた「ッテッジプゴリ」は今も町の名称で使用されることもあるという。 特に1926年鳥川堤防が築造される以前の鳥致院は鳥川と美湖川が形成した氾濫原だったため、河川にススキが繁茂して、鳥が生息しやすい箇所であったと推測されている。

これらの事項を総合して見ると鳥致院という地名は鳥川、苧峙堤堰などの類似地名と鳥の生息地(=致)という環境的な要因に加え、官営宿泊施設(=院)があったという地理的・歴史的条件など、さまざまな要因に由来されたと見ることができる。

下位行政区画[編集]

法定里 韓国語 読み方 行政里 備考
元里 원리 ウォルリ 元1,2里 鳥致院駅
上里 상리 サンニ 上1,2里 鳥致院公営バスターミナル
平里 평리 ピョンニ 平里
校里 교리 キョリ 校里 鳥致院邑事務所, 世宗市保健所
大田地方法院傘下世宗市法院
貞里 정리 ジョンニ 貞里
明里 명리 ミョンニ 明里
南里 남리 ナムリ 南1,2里
砧山里 참산리 チャムサルリ 砧山1里〜砧山4里 鳥致院消防署
新興里 신흥리 シヌンニ 新興1里〜新興7里
竹林里 죽림리 チュンニムニ 竹林1里〜竹林5里
磻岩里 번암리 ポナムニ 磻岩1,2里 世宗警察署
新安里 신안리 シナルリ 新安1里〜新安4里 瑞倉駅, 弘益大学校世宗キャンパス
鳳山里 봉산리 ポンサルリ 鳳山1,2里 世宗市鳳山洞のイブキ
瑞倉里 서창리 ソチャンニ 瑞倉1,2里 高麗大学校世宗キャンパス
14法定里 36行政里

文化・教育[編集]

鳥致院邑には、2個の大学校と2個の高等学校、2個の中学校と4個の初等学校がある。

交通[編集]

韓国鉄道公社(KORAIL)京釜線が邑内を南北方向へと走っている。それと東方向へと向かう忠北線の起点駅で邑の中心部にある鳥致院駅が生活圏にあり鉄道と日常生活の中に溶け込んでいる。邑内から直線距離で約2キロメートル離れた位置に忠北線と京釜高速鉄道線湖南高速鉄道線が交差する五松駅がある。この駅は2010年11月に営業を開始した。

鳥致院駅を起点として旧燕岐郡内の大部分の地域と公州市清州市へと向かう市内バスが運行されている。燕東面芙江面方面へは、鳥致院から発着する高速バスと鳥致院を発着して経由する市外バスが鳥致院公営バスターミナルから出ている。

脚注[編集]


関連項目[編集]