鱗翅目

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鱗翅目
キタテハ.jpg
キタテハ (Polygonia caureum)
分類
動物界
節足動物門
昆虫綱
下綱有翅下綱
上目長節上目
鱗翅目
名称
学名Lepidoptera
Linnaeus, 1758
和名鱗翅目
保全状況

鱗翅目(りんしもく)とは、昆虫の目である。が分類され、「チョウ目」や「ガ目」「チョウガ目」とも呼ばれる

概要[編集]

口はらせん状で、それを伸ばし、花の蜜を吸う。

体中が鱗粉に覆われる。

完全変態で、幼虫(芋虫や毛虫)からを経た上で成体になる。

分類[編集]

蝶と蛾[編集]

蝶は鱗翅目の中でアゲハチョウ上科に属するものの総称で、それ以外を蛾と呼ぶ。

言語によっては蝶と蛾を区別していない。

フランス語では、どちらも「パピヨン」であり、蛾は「夜の蝶」と称される。 とはいえ日本でも蝶と蛾の区別は曖昧であり、「ウドンコ」の別称のあるイチモンジセセリなどは、ときに「腸」扱いされる。

「日本蛾類学会」は、世界唯一の「蛾」の学会であるらしい。触覚が羽毛状であり、胴が太く、毛が生えているといった特徴がある。

なお、カイコガヤママユガクスサンなどは利用され、ヨナグニサンなども著名である。オオミズアオなどは、「生存している個体を生で見た」とかいうと、マニアにはちょっと自慢できる。

なお、「鱗翅目」といってもすべての蛾に鱗粉があるわけではなく、ホウジャク(スズメガ)なんかはスズメバチに似ているうえにかなりデカい。クチナシにでかい芋虫がいたら殺さないように。