ベニシジミとは、鱗翅目シジミチョウ科に属するチョウの一種である。
前翅は、紅色の地に黒紋と黒縁がある。後翅は、暗褐色で、後縁に朱赤色の帯がある。
春型・秋型は、前翅の全体が紅色で、9個の黒紋と黒縁がある。
夏型は、前翅の紅色の大部分が黒くなる。
ヨーロッパ・アジアの中・北部に分布する。
日本国内では、北海道と本州、四国、九州に生息し、南西諸島には分布しない。
幼虫は、スイバ、ヒメスイバ、ギシギシの葉を食べる。幼虫は3回の脱皮をし、蛹になる。幼虫で越冬する。
成虫は、12~2月以外の暖かい時期に数回現れる。
成虫はヒメジョオン、シロツメクサ、タンポポ、ノコンギクの密を吸う。