鮟鱇
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鮟鱇(アンコウ)とは、アンコウ目(旧・有柄目)に属する海産魚のグループである。
「東の鮟鱇・西の河豚」と呼ばれるが、おもに食用とされるのは二種のみである。
概要[編集]
主に深海に生息する深海魚である。
食材としては、大型で食味もよいが、身が柔らかく包丁が通りにくいため、捌くのが難しい。そのため「吊るし切り」という独自の捌き方がある。
調理[編集]
代表的な調理法は「どぶ汁(どぶじる)」である。本来は水はいれないが、昆布出汁を入れることもある。大根を水がわりに入れることもある。豆腐も入れることもある。
とにかく「七つ道具」と云われるそれぞれの部位に大根をいれて煮立たせ、味噌(味醂や日本酒で溶いておくと簡易である)を加えて煮立て、いちおう臭み消しとした葱や生姜を加えてしばらく煮立たせて(アルコールを飛ばすだけなので、グツグツ煮てはならない)供する。
人間生活との関わり・利用[編集]
「鮟肝」はもちろん美味いのだが、「邪道」と断じる意見もある。大根も「三浦大根が最高」と断じる人もいる。
その他[編集]
固太りの大相撲力士を形容する言葉である「あんこ」は鮟鱇が由来とされる。