髙谷清
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髙谷 清(たかや きよし、1937年 - )は、小児科医、フリーライター[1]。びわこ学園医療福祉センター草津医師(非常勤)、特定非営利活動法人きらら理事長[2]。
滋賀県のびわこ学園に長年勤務し、重症心身障害児者の医療に携わりながら、多数の著作を発表している[3][4]。
経歴・人物[編集]
京都市生まれ[1]。1964年、京都大学医学部卒業。1966年、非常勤医師として初めて第一びわこ学園を訪れる。当時、京大医学部小児科学教室から派遣される形で大津赤十字病院小児科に勤務。京大医学部附属病院、吉祥院病院小児科勤務を経て、1977年、びわこ学園に常勤医として就職[2]。第一びわこ学園副園長[5]、1984年から停年の1997年まで同学園園長を務めた。停年退職後も非常勤医として勤務する[2]。
2000年から2002年、立命館大学客員教授[6]。2011年、ペスタロッチー教育賞を受賞[3]。
著書[編集]
単著[編集]
- 『子どもの発達と障害』 医療図書出版社、1976年
- 『重症心身障害児――びわこ学園からの報告』 青木書店(障害者問題双書)、1983年
- 『嘔吐』 近代文芸社、1988年
- 『支子――障害児と家族の生』 労働旬報社、1996年
- 『はだかのいのち――障害児のこころ、人間のこころ』 大月書店、1997年
- 『透明な鎖――障害者虐待はなぜ起こったか』 大月書店、1999年
- 『埋め立て地からの叫び――ある住民運動の記録』 技術と人間、2001年、増補改訂2002年
- 『蜂が戦い椰子も働く――南ベトナム解放ベンチェの戦線』 文理閣、2003年
- 『こころを生きる――人間の心・発達・障害』 三学出版、2003年
- 『異質の光――糸賀一雄の魂と思想』 大月書店、2005年
- 『こどもの心・おとなの眼――人間・障害・思想』 クリエイツかもがわ、かもがわ出版(発売)、2008年
- 『重い障害を生きるということ』 岩波書店(岩波新書)、2011年
共著[編集]
- 『日本の子どもたち――健康・発達への要求』 田中杉恵共著、鳩の森書房、1973年
- 『障害者医療の思想』 加藤直樹共著、医療図書出版社、1975年
- 『人間とその障害――障害児問題へのアプローチ』 加藤直樹、藤本文朗、松尾隆司共著、ミネルヴァ書房、1981年
- 『重症児のいのちと心――びわこ学園療育レポート』 文、吉田一法撮影、青木書店(障害者問題双書)、1983年
- 『蒼い水脈――満蒙開拓青少年義勇軍から「中国残留孤児」支援へ』 松下周一、つむぎ出版、2004年
編著[編集]
- 『変革の医療――障害者と医療の権利』 加藤直樹共編、鳩の森書房、1971年
- 『障害者の健康と医療保障』 武内一、植田章共編、法律文化社、1997年
分担執筆[編集]
- 障害児教育実践体系刊行委員会編『障害児教育実践体系 第3巻 重症心身障害児』 労働旬報社、1984年
- 田中昌人、清水寛編『発達保障の探究』 全国障害者問題研究会出版部、1987年
- 畑明郎、杉本裕明編『廃棄物列島・日本――深刻化する廃棄物問題と政策提言』 世界思想社、2009年
- 岩田正美監修『リーディングス日本の社会福祉 第7巻 障害と福祉』 日本図書センター、2011年