高遠記集成

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高遠記集成(たかとおきしゅうせい)とは、戦国時代史料である。

概要[編集]

著者・成立年代[編集]

成立年代は寛政元年(1789年)。著者は高遠藩の家臣・星野葛山。別称は『高遠軍記』(たかとおぐんき)。

内容[編集]

全2巻。信濃国上伊那郡高遠城の沿革、並びに城主の盛衰について記録されている。仁科盛信についての事績に特に力が注がれている。

盛信についての事績が特に注目されているのは、恐らく彼が武田信玄の5男であるからだと思われる。ところが、ならば信玄を賞賛しているのかといえばそうではなく、むしろ批判している。信玄批判については「信玄が諏訪氏を滅ぼした際に姪を妾とした」というもので、恐らく諏訪御料人をさしているのだと思われる[注 1]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. 頼重の妻は信玄の妹の禰々であるから、後に御料人を側室にした、つまり信玄は義理の姪を側室にしたということになるからだと思われる。

出典[編集]

参考文献[編集]