高木雄郷

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高木 雄郷(たかぎ ゆうごう、1946年 - )は、労働ジャーナリスト[1]経営民主ネットワーク事務局長。

経歴・人物[編集]

北海道生まれ。1970年専修大学経済学部卒[2]。1979年に前野良らと自主管理研究所を設立[3]。自主管理研究所長、「現代フォーラム」編集人を経て、1995年経営民主ネットワーク事務局長[2]

労働者参加問題の研究者[4]。旧ユーゴスラヴィア労働者自主管理社会主義の研究者として知られる岩田昌征によれば、高木は「半世紀前専修大学在学時代に民社系の学生として旧ユーゴスラヴィアの労働者自主管理社会主義に関心をいだいて以来、今日にいたるまで一貫して働く場の民主主義、労働者の日常的正義の保証に向けて努力している。レフ・ワレサのようなドラマ性に欠けるが、ワレサのように言行に真逆性のない労働思想家である」[5]

1988年時点で自主管理研究所長を務める[6]。2019年時点で連合系の雑誌『経営民主主義』を主宰する[5]。同誌は1995年創刊で、「経営民主基本法(仮称)制定推進ネットワーク」(2005年12月発行のNo.30から「経営民主基本法制定推進ネットワーク」)が発行している。一般書店では扱っていないが、新宿の模索舎が取り扱っている。

日本労働ペンクラブ会員[4]社会・経済システム学会会員[7]

著書[編集]

  • 『九〇年代の構想――新しい労働運動への挑戦』(編著、自主管理研究所、発売:ぱる出版、1987年)
  • 『連合時代の可能性――日本型参加の社会システムを求めて』(大内秀明共編著、総合労働研究所、1988年)
  • 『日本型共同決定制の構想――「経済民主主義」による企業統治をめざして』(明石書店、2022年)

出典[編集]

  1. No.1303:メールマガジン労働情報 労働政策研究・研修機構(JILPT)(2017年5月31日)
  2. a b 高木 雄郷 明石書店
  3. 「表現の自由」研究会編著『現代マスコミ人物事典』二十一世紀書院、1989年、485頁
  4. a b アフター5 日本労働ペンクラブ
  5. a b 岩田昌征「工場労働者大統領ワレサの初仕事――総評事務局長のネクタイを切り落としてみせたのは誰か――」ちきゅう座(2019年1月20日)
  6. 季刊労働法148号(1988/夏季) 労働開発研究会
  7. ニューズレター ・ JASESS No.72 社会・経済システム学会(2007年11月1日)