高岡大仏

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高岡大仏(たかおかだいぶつ)とは、富山県高岡市大手町11-29に存在する大仏のことである。

概要[編集]

この大仏は江戸時代中期の延享2年(1745年)に極楽寺の良観という僧侶が、庶民の平和を祈願して「木造の」大仏を造ったのが起源である。ところが、それから76年後の文政4年(1821年)に焼失してしまう。このため、それから20年後の天保12年(1841年)に再興されたが、これもまた59年後の明治33年(1900年)に高岡大火により焼失した。

度重なる焼失を受けて、高岡市では当地が鋳物の伝統のある街であることから、今度は焼失する恐れのない青銅仏を造立することを計画し、今度は10数年の工期を尽くした上で昭和8年(1933年5月に現在の大仏が完成した。昭和56年(1981年)には大仏の大修理が行なわれている。

像の高さは7.5メートル、蓮華座に坐し、顔の長さは2.27メートル、光背の外径は4.54メートル、台座ともに地上からの高さは16.51メートル、重量は65トンになるという巨大なもので、奈良の大仏鎌倉の大仏と並んで日本の三大仏に数えられている。この大仏は高岡市の工人の300年の伝統が傾注された高岡銅器の代表的な作品でもある。

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