馬鹿

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馬鹿(ばか)とは、頭が悪い人や言動を指す悪口のひとつ。小学生から世代を問わず広く用いられる。
「馬鹿」という言葉は、「使用してはいけない言葉」であるとする定型発達者がいたりする。 「私は関西人なので、アホと言われるのは許せるが、バカと言われるのは絶対に許せない!!!」というので土下座を強要した例がある。

用例
  • あいつはどうしようもない馬鹿だ。
  • 彼の行いは馬鹿げている。

概要[編集]

ポリティカル・コレクトネスに配慮して肯定的かつ積極的というか前向きな姿勢に基いて言換えるならば、「知的にチャレンジされている人」ということになる。「あんたバカ?」は、「あなたは知的にチャレンジされているいる、知的能力に不自由している人なのですか?」というのがポリコレ的に正しい。とはいえ、それを言われた当該人物は「私をバカにしているのか!」と思って殴る蹴るの暴行を受けるかもしれない wwwwww

成立[編集]

『馬鹿の語源は中国末期にさかのぼる。当時、始皇帝崩御して二世皇帝として末子の胡亥即位しており、その下で宦官趙高が実権を握っていた。趙高は丞相李斯を讒言で処刑し、後継の丞相に就任すると、秦王朝の乗っ取りを企みだした。しかし、そのためには秦の家臣の中で誰が味方で誰が敵になるかを見極める必要があり、そのために一策を講じた。あるとき、趙高は胡亥の前で名馬を見つけてきた、として胡亥の前に引き出したが、それは鹿であった。胡亥は驚いて「これは鹿ではないか」と尋ねると趙高は「いいえ馬です」と言って、さらに傍にいた臣下たちに「そなたにはどう見える?」と次々と尋ねた。ある者は「それは鹿です」と言い、ある者は「それは馬です」と言い、またある者は「馬にも見えるし、鹿にも見えます」と言った。趙高はその後、正直に鹿と答えた者らをすぐに逮捕して処刑した。これが馬鹿の起源であり、「権力を恐れ、白いものでも黒と言う、道理の曲げられた事」という意味で当時は使われ、それが転じて頭が悪い、の意で使われるようになった。』という説がある。この故事は、「鹿を指して馬と為す」ということわざとして残っている。同義のものに「鷺を烏と言いくるめる」など。
これに対し、松本修は著作『全国アホ・バカ分布考 ― はるかなる言葉の旅路』の中で、「バカ」の語源は「馬家」に由来するのではないか、と述べている。

脚注[編集]

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 阿呆
  • 松本修『全国アホ・バカ分布考 ― はるかなる言葉の旅路』