食パン (鉄道用語)
(食パン車両から転送)
ナビゲーションに移動
検索に移動
食パン車両(しょくぱんしゃりょう)とは、先頭車が切妻型と呼ばれる前面になってしまった車両のことである。先頭車化改造を受けた際は、その反対側には原型をとどめている車両が連結されていることもある。また、国鉄419系電車・国鉄715系電車のことを指す場合もある。
概要[編集]
シティ電車などの短編成化で先頭車が不足し先頭車化改造を行う際、ほとんどは新造車と同様の運転台を接合するのだが、経費削減などで新造車と同様の運転台を付けない場合は切妻型の先頭車が爆誕する場合がある。そのような種車の特徴がかなり出ていて、かつ元の運転台とかけ離れている先頭車を指す単語として「食パン」が使われる。
もともとは419系の特徴的な食パンみたいな前面を指す用語で、その後切妻型の先頭車化改造車全般を指す用語になった。
主な種類としては
- 完全食パン
- 非貫通食パン
- 貫通扉食パン
- 食パンもどき
の4種類がある。
1.の「完全食パン」とは、見た目が本物の食パンに見えてしまう車両に当てはまる。国鉄419系電車が典型的な例。
2.の「非貫通食パン」は切妻だが食パンの形には見えにくい車両に当てはまる。主な例として、きのくに線向けに改造された113系や伯備線向け115系が例としてあげられる。これらについてはのっぺらぼうと言われることもある。
3.の「貫通食パン」は2に貫通扉がついたグループとなる。115系中国地方向け車両が該当する。
4.の「もどき」だが、みんな大好きサンパチくんが例。
この節はまだ執筆途中です。加筆、訂正して下さる協力者を募集中!
主な例[編集]
- 現役
- 国鉄113系電車
- 国鉄115系電車
- 国鉄キハ40系気動車 (2代)
- JR九州813系電車
- 北陸鉄道7000系電車・弘南鉄道7000系電車・水間鉄道1000系電車 - 一部は東急7000系の切妻運転台改造車。
- 定期運用終了
- 国鉄419系電車・国鉄715系電車 - 元祖食パン電車
- 上田交通クハ290形電車 - 東急5000系の切妻運転台改造車。
- 熊本電気鉄道5000形電車 - 同じく東急5000系の改造車。片側だけ切妻前面になっている。
- アルピコ交通5000形電車 - 同上。しかし、切妻側はほとんど使われることがなかった。
- 岩手開発鉄道キハ202気動車 - 新車だが、いかにも金をかけていない非貫通切妻の前面で「食パン気動車」と呼ばれた。
- 国鉄モハ63系電車・国鉄モハ72系電車 - 鋼体化改造車の一部が該当。払い下げを受けた小田急1800形電車もこれに該当することがある。
- 国鉄191系電車 - 極力電気釜に似せようとしているが…
- 東急7700系電車7915F - 新設運転台が1000系と同様の食パン。