露店
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露店(ろてん)とは、主に野外で粗末な店舗もしくは雨風をしのぐ庇もないスペースでものを売る店である。「露天」と同じく屋根がないので、茣蓙の上に唐草模様の布団用の唐草模様の風呂敷を広げたりして商うのがお約束である。べつにレジャーシートやブルーシートを用いてもかまわない。
概要[編集]
売る商品はまちまちで、祭ならばヤクザがべっこう飴、りんご飴、わたあめ、たこ焼き、焼きそば、焼き鳥、フライドポテト、チョコバナナ、ベビーカステラ、ヨーヨー、お面だったり、金魚すくい、輪投げ、射的などの遊戯だったり、紐くじやルーレットくじなどのくじ引きだったりする。最近はヤクザ対策で露店を禁止にした祭りも多くなり、その場合近所の住民による露店が一店舗のみ出店する程度である。
その他、祭り以外なら野菜だったり、手製のブローチだったり、自作の詩集だったり、ものによっては手を使わないで開けられる引き出しだったり、何もないのに歩く人形だったりする。後者には必ずタネがある。
店は短期間で畳まれることが多く(雨が降ったら商品が濡れてしまう)、一時間後にはもぬけの空だったりする。
セーヌ河の河畔で行われる古書市や、蚤の市(別名「泥棒市」。骨董品を含む、いわゆる「故物」を扱うことが多い)やフリーマーケットやガレージセールも露店の一種であろう。
バザーも広い意味で露店であるが、不要品の処分と義捐金集めという慈善事業の性格も強く「露店だけど露天商ではない」という立ち位置にある。