阪急マルーン
16進数表記 | #451722 |
---|---|
RGB | (69, 23, 34) |
HSV | (346°, 67%, 27%) |
HSL | (346°, 67%, 27%) |
HWB | (346°, 9%, 73%) |
XYZ | (3, 2, 2) |
Lab | L:15.45 a:23.3 b:3.88 |
16進数表記 | #ded5c0 |
---|---|
RGB | (222, 213, 192) |
HSV | (42°, 14%, 87%) |
HSL | (42°, 14%, 87%) |
HWB | (42°, 75%, 13%) |
XYZ | (63, 67, 59) |
Lab | L:85.47 a:-0.41 b:11.49 |
阪急マルーン (はんきゅうマルーン) は阪急電鉄及び能勢電鉄の車両の塗装に用いられている、独特な茶色い色のことである。赤、茶色を混ぜたような色。茶色と言われているが、ちゃんとした茶色ではない。具体的にはこのような色。[1]
歴史[編集]
1910年(明治43年)から今日にわたり100年以上にわたり、阪急マルーンと言う色を使って来た。 その後1973年(昭和48年)まではハイソリッドラッカーエナメルと言う塗料で車体色を塗っていた。しかしハイソリッドラッカーエナメルは変色や色あせなどの欠点があった。[1]
1975年登場の6300系電車からは阪急アイボリー (はんきゅうアイボリー) と呼ばれる、独特なアイボリー (クリーム色系) も採用され、こちらは屋根の部分の塗装に用いられるようになった。以降、8000系・9000系・9300系・1000系 (2代) ・1300系 (2代) も車体のメインカラーに阪急マルーン,,、屋根の部分には阪急アイボリーを使用している。また、5000系・6000系・7000系・7300系の各形式に関しては1999年以降の検査の際に阪急アイボリーも追加で塗装された。
概要[編集]
本来マルーンとは栗のような茶色のことであるが、阪急のマルーンは黒っぽい要素が高く、「こげ茶」・「小豆色」・「チョコレート色」などと評される。うさぎにも、似たような色になることもある。[2]
なお阪急は、日本の大手私鉄の中では唯一車体の色が統一されている。なぜかと言うと、ひとつは当時の省線 (後に国鉄→JR西日本) がマルーン色だったから、もうひとつは品がよく高級感があるためである。昔経営難に陥っていた阪急の前身の会社が車体に浮き出る赤錆を目立たなくするために塗ったのが最初である。
今まで何度か塗装変更の案があったが反対され続け、現在でも阪急マルーンが使用されている。
実はかつての阪急で、全車両塗装が統一されていない時期があった。1950年には800系が黄色と水色に、500形が黄色とマルーンに[2]に塗装されていた。
使用例[編集]
阪急百貨店ランドセル[編集]
阪急百貨店が限定販売する阪急おなじみのマルーンカラーを採用した高級ランドセル。牛革モデルは沿線の利用客からマルーンを使用した高級牛革ランドセルはないのかという阪急への要望から実現した商品である。牛革以外の商品もあり、どれもランドセルの中では高額な価格となっている。約9万円[3]。
阪急ビートル[編集]
2016年2月、ドイツの高級車メーカー、フォルクスワーゲンが阪急電鉄が持つ土地を借り宝塚店を開店する際に、阪急と世界に1台だけの「阪急ビートル」を企画。電車で使われている、おなじみの阪急マルーンと阪急アイボリーが車体に使われている[4]。
再現の仕方[編集]
絵の具で、赤、紫、茶色を混ぜると実際に阪急マルーンになることもある。また、紫を多く、茶色を普通に混ぜると阪急マルーンになることもある。
カラーコード[編集]
脚注[編集]
- ↑ a b 塗色の表現 - Bトレ Wiki
- ↑ 今でも西宮車庫の検車庫の奥に停められている。
- ↑ 阪急百貨店ランドセル マルーン
- ↑ 阪急電鉄 世界に1台のマルーン・ビートル
- ↑ 阪急マルーン