閻象
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閻 象(えん しょう、生没年不詳)は、中国の後漢末期の武将。袁術の家臣。
生涯[編集]
袁術配下の主簿で、195年に袁術が皇帝に即位しようとした時、家臣団の中でただ一人進み出て「周の文王は天下の3分の2を支配しながらもなお殷に仕えました。袁家は繁栄したとはいえ、周には及びませんし漢が衰えたとはいえ、殷の暴虐さには至っていない」として反対し、この時は袁術は不満ながらも押し黙って諌めを聞き入れたという[1]。だが2年後の197年に皇帝を僭称している[1]。
『三国志演義』でも史実同様に袁術の即位に強く反対するが、袁術は聞き入れないばかりかこれ以上諌めるなら処刑すると脅迫して即位している。