関千枝子
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関 千枝子(せき ちえこ、1932年3月28日 - 2021年2月21日)は、日本のノンフィクション作家。
来歴[編集]
大阪市出身。13歳の旧制広島県立第二高等女学校(広島県立広島皆実高等学校の前身)2年生のときに広島で被爆。同級生約40人が亡くなり、遺族らに取材した記録『県立第二県女二年西組』で1985年日本エッセイスト・クラブ賞受賞。早稲田大学文学部ロシア文学科卒。全国婦人新聞社女性ニュース編集長を務めた。日本ジャーナリスト会議奨励賞受賞。
安倍晋三元首相の靖国神社参拝違憲訴訟の原告に名を連ねたりしている。既婚者で長男もいる。
令和3年(2021年)2月21日、出血性胃潰瘍のため、東京都品川区八潮の自宅で死去した。88歳没。
著書[編集]
- 『広島第二県女二年西組 原爆で死んだ級友たち』筑摩書房, 1985.2 のち文庫
- 『図書館の誕生 ドキュメント日野市立図書館の20年』日本図書館協会, 1986.4
- 『この国は恐ろしい国 もう一つの老後』人間選書 農山漁村文化協会, 1988.10
- 『長い坂 現代女人列伝』影書房, 1989.7
- 『ヒロシマ花物語』汐文社, 1990.7
- 『若葉出づる頃 新制高校の誕生』西田書店, 2000.6
- 『ルポ母子家庭 「母」の老後、「子」のこれから』岩波書店, 2009.11
- 『ヒロシマの少年少女たち 原爆、靖国、朝鮮半島出身者』彩流社, 2015.8