鏡餅
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鏡餅(かがみもち)とは、日本において正月に飾られる餅のことである。
概要[編集]
一般的に鏡餅といった場合、円形状に成形した餅を2段重ね、その上に橙を載せたものが多い。この餅は大きさを変え、大きいほうを太陽、小さいほうを月と見立てたものと言われている。地方によっては三段重ねの物、昆布やスルメを添える物など、地域によって特徴がみられるものである。現代では鏡餅セットのように、必要なものがすべてセットになった物が売られていることも珍しくない。
鏡餅は12月28日前後から1月7日前後まで飾られる。飾られた餅は鏡開きという行事で割られ、その後に調理され食される。鏡開きで餅を食さない場合は御利益が逃げてしまうといわれているものの、現代の環境下ではカビが発生しやすく、カビの菌糸は見えないとこまで張っていることも珍しくないため、カビが生えた鏡餅は食せず処分することを強くお勧めする。また、現代においてはプラスチック容器に密閉されて流通している鏡餅も多く、こういったものは品質も問題なく飾り切れることからおすすめである。
日本においては銅鏡に神が宿るものとされており、神社には古くから銅鏡が奉納されてきた。そのため、穀物神である歳神様にお供えするための銅鏡に見立てた餅、つまり「鏡餅」として飾られてきたものと言われている[1]。
余談[編集]
- 遠山光の漫画作品にはお供えの鏡餅を巡るHでムフフな展開のお色気漫画が少年誌に掲載されていた。