金鑚神社
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金鑚神社(かなさなじんじゃ)は、埼玉県児玉郡神川町にある神社で、 武州六社の一社。武蔵国二宮。旧社格は官幣中社。神社本庁の別表神社。参道脇に建つ多宝塔は国の重要文化財に指定される。大國魂神社の例大祭(くらやみ祭)に金鑚神社も参加する。 主要社殿は拝殿と中門であるが、本殿はなく裏の御室山(御室ヶ獄)が神体である。 金鑚大神は、東京都府中市に鎮座する武蔵国総社大国魂神社六所宮の五之宮として祀られている。
沿革[編集]
- 111年(景行天皇41年)に日本武尊が東国遠征の折に、倭姫命より授けられた草薙剣とともに携えてきた火鑽金(火打金)を御霊代として山中に納めて、天照皇太神と素戔嗚尊の二柱の神を祀った
- 801年(延暦20年)、坂上田村麻呂が東北への遠征前に当社に戦勝祈願で参詣。
- 862年(貞観4年)6月4日、正六位上の神格。8月6日従五位下の神階(『日本三代実録』による)
- 江戸時代、御朱印30石を給う。
- 1873年(明治6年)、県社に昇格。
- 1885年(明治18年)、官幣中社として官幣社。
金鑚の由来[編集]
「金鑚(かなさな)」は、古くは「金佐奈」と記載されており、砂鉄を意味する「金砂(かなすな)」が語源とも言われ、また 産出する砂鉄が昆虫のサナギのような塊だったため「金サナギ」が語源とも言われる。
文化財[編集]
- 多宝塔(重要文化財)
- 建立年代が明確な埼玉県内有数の木造建築物で、国の重要文化財に指定。
- 「鏡岩」特別天然記念物
- 神社から約400メートル登った御嶽山の中腹にある、幅5メートル 高さ9メートルの平らな岩。1956年(昭和31年)に国の特別天然記念物に指定。
- 御嶽城
- 南北朝時代に長井斉藤別当実永が築城し、1480年(文明12年)に安保吉兼が再築城した。
- 木村九蔵翁頌徳碑
基本事項[編集]
- 名称:金鑚神社
- 創建: 111年(景行天皇41年)
- 所在地:埼玉県児玉郡神川町字二ノ宮751
- 交通: JR高崎線本庄駅、朝日バス(神泉総合支所ゆき)に乗車。「新宿(しんしゅく)」バス停下車、徒歩20分。
- 御祭神
- 主祭神:天照大神、素戔嗚尊
- 配祀神:日本武尊
- 祭り:
- 例大祭: 摂社元森神社秋尽祭10月19日
- 福迎祭 (1月3日)
- 筒粥神事 (1月15日)
- 元森神社例祭(秋尽祭) (10月19日)
- 火金鑚祭 (11月23日)