金沢陣屋(かねざわ/かなざわじんや)とは、現在の神奈川県横浜市金沢区瀬戸に存在した陣屋である。別名を六浦陣屋(むつうらじんや)という。
享保8年(1723年)、下野国皆川藩1万2000石の藩主・米倉忠仰は、武蔵国久良岐郡社家分村谷戸の地に陣屋を築き、ここに武蔵金沢藩を立藩した。この陣屋は金沢八景を臨む地にあり、明治2年(1869年)に武蔵金沢藩が六浦藩と改名するに当たって、六浦陣屋と改名した。なお、この陣屋は一時期三浦陣屋と言われていたこともある。
現在、陣屋跡は住宅地となり、遺構としては石段のみとなっている。