横浜横須賀道路
横浜横須賀道路(よこはまよこすかどうろ、英: Yokohama Yokosuka ROAD)とは、神奈川県横浜市保土ヶ谷区の新保土ケ谷ICから、同県横須賀市の馬堀海岸ICを結ぶ自動車専用有料道路。本線のほかに、横浜市金沢区内の釜利谷JCTから並木ICを結ぶ支線も供用されている。管轄は全区間でNEXCO東日本。
概要[編集]
横浜市から三浦半島を縦貫し横須賀市東部を結ぶ高速道路である。国道16号のバイパスであるとともに、途中のICからは逗葉新道・本町山中有料道路・三浦縦貫道路といった三浦半島各所への主要道路と接続しており、神奈川県東部の重要な交通網の一つとなっている。略称は横横。
新保土ヶ谷インターチェンジからは保土ヶ谷バイパスに直通し、まっすぐ進むと八王子・青梅方面に到達する。
施設一覧[編集]
- 本線
IC番号 | 施設名 | 接続道路 | 施設間km | 起点からのkm[1] | 備考 | 所在地 |
---|---|---|---|---|---|---|
新保土ヶ谷IC | 国道1号 E83 横浜新道・保土ヶ谷バイパス・E1 東名 横浜町田・八王子方面 | ー | 0.0 | 横浜市 | ||
1 | 狩場IC/JCT | 国道1号 ■首都高速狩場線 |
1.2 | 1.2 | ||
- | 六ッ川TB | - | 2.4 | 3.6 | ||
2 | 別所IC | 横浜市道汐見台平戸線 | 0.8 | 4.4 | 大型・特大車利用不可 | |
3 | 日野IC | 県道21号横浜鎌倉線 | 4.5 | 8.9 | ||
4 | 港南台IC | 環状3号 | 1.6 | 10.5 | ||
4-1 | 釜利谷JCT | E16金沢支線・■首都高速湾岸線・E51 東関東道方面 | 2.4 | 12.9 | ||
C4 横浜環状南線(圏央道) (開通時期未定) E66 戸塚・C4 横浜湘南道路・ C4 新湘南バイパス方面 | ||||||
5 | 朝比奈IC | 県道23号原宿六ツ浦線 | 1.8 | 14.7 | ||
6 | 逗子IC | 県道24号横須賀逗子線 逗葉新道 |
5.6 | 20.3 | 逗子市 | |
7 | 横須賀IC | 本町山中有料道路 | 2.2 | 22.5 | 横須賀市 | |
- | 横須賀PA/SIC | 横須賀市道坂本芦名線(予定) | 下り3.1 上り3.6 |
下り25.6 上り26.1 |
2025年度 SIC供用開始予定 | |
8 | 衣笠IC | 県道27号横須賀葉山線 三浦縦貫道路 |
下り2.2 上り1.7 |
27.8 | ||
9 | 佐原IC | 県道27号横須賀葉山線 | 1.8 | 29.6 | 狩場方面専用出入口 | |
- | 佐原本線TB | - | - | |||
10 | 浦賀IC | 県道208号浦賀港線 | 3.3 | 32.9 | 狩場方面専用出入口 | |
11 | 馬堀海岸IC | 国道16号 | 1.1 | 34.0 |
- 金沢支線
IC番号 | 施設名 | 接続路線名 | 施設間km | 起点からのkm | 備考 | 所在地 |
---|---|---|---|---|---|---|
横浜環状南線(C4 圏央道)(開通時期未定) | ||||||
4-1 | 釜利谷JCT | E16 横浜横須賀道路本線 | 0.0 | 0.0 | 横浜市 | |
- | 釜利谷TB | - | ||||
- | 金沢自然公園IC | 0.5 | 0.5 | 金沢自然公園駐車場専用 一般道との接続なし 釜利谷料金所に併設 | ||
4-2 | 堀口能見台IC | 国道16号 | 2.4 | 2.9 | 釜利谷方面専用出入口 | |
4-3 | 並木IC | 国道357号 | 1.3 | 4.2 | 釜利谷方面専用出入口 | |
■首都高速湾岸線 大黒・空港中央方面 |
諸問題[編集]
高額運賃[編集]
横浜横須賀道路は、開業時から周辺有料道路よりも通行料金が高額なことで知られてきた。これは、三浦半島特有の事情が大きく絡んでおり、三浦半島は古来から大部分が山がちな地形とわずかな平地で構成されており、地形を生かして明治時代以降には軍事要塞としての重要な役目を担ってきた。そのため、トンネルが占める割合が多く、建設費が高騰したことが理由として挙げられている。2016年3月までは普通車料金で1kmあたり46.9円ほどが徴収されており[2]、同じ神奈川県内で料金が低額なことで知られる第三京浜と比べると、1kmあたりの普通車料金が3倍近くも生じていた。このことから、高速道路の北総線などと揶揄されていた。
このような高額な通行料金から、並行する国道16号よりも利用の転移が進まず、横須賀市中心部を中心に激しい渋滞が発生していた。対策として、時の民主党政策[3]に乗っかり、2009年からはETC搭載車限定で深夜時間帯及び土休日に割引制度が設けられた。特に土休日では普通自動車・軽自動車では50%の割引[4]となり、多くの自動車が横横に流れることになった。それなら正規の料金も3割ぐらいはさげられるやん。
2016年からは高速自動車国道の大都市近郊区間[5]とほぼ同じ料金水準となり従来の割高感は幾分と解消されることになった。その一方でETC車限定割引はほぼすべて廃止されたため[6]、利用車種・区間・時間帯によっては思ったほどの値下げにならなかった部分も発生している。
通行料金[編集]
ここでは主な区間の料金のみ提示する。詳細はNEXCO東日本公式ホームページを参照されたい。
区間 | 軽 | 普通 | 中型 | 大型 | 特大 |
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狩場 - 日野 | 310 | 360 | 410 | 580 | 850 |
狩場 - 朝比奈 | 520 | 600 | 690 | 890 | 1,370 |
狩場 - 横須賀 | 620 | 740 | 850 | 1,170 | 1,740 |
狩場 - 馬堀海岸 | 790 | 950 | 1,110 | 1,460 | 2,330 |
日野 - 横須賀 | 430 | 500 | 570 | 720 | 1,090 |
日野 - 佐原 | 530 | 620 | 720 | 920 | 1,430 |
並木 - 朝比奈 | 330 | 370 | 410 | 500 | 730 |
並木 - 横須賀 | 450 | 520 | 590 | 750 | 1,130 |
並木 - 馬堀海岸 | 620 | 740 | 850 | 1,170 | 1,740 |
横須賀 - 馬堀海岸 | 340 | 380 | 430 | 420 | 760 |