野原慎司
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野原 慎司(のはら しんじ、1980年 - )は、経済学者。東京大学大学院経済学研究科准教授。専攻は経済学、経済学史、社会思想史、経済・社会哲学[1]。
経歴[編集]
大阪府生まれ[1]。2004年京都大学経済学部卒業。2010年京都大学大学院経済学研究科経済システム分析専攻博士後期課程研究指導認定退学。2012年同課程修了[2]、「オーガスタン論争からアダム・スミスに至る文明社会観形成の諸相の探究」で経済学(博士)(京都大学)[3]。2013年時点で京都大学大学院経済学研究科・関西大学経済学部・甲南大学文学部・京都第一赤十字看護学校非常勤講師[1]。2014年東京大学大学院経済学研究科講師、2018年准教授[2]。
著書『戦後経済学史の群像――日本資本主義はいかに捉えられたか』(白水社、2020年)では日本資本主義論争と大塚史学を軸に内田義彦、大河内一男、高島善哉、小林昇、水田洋、伊東光晴の6人を論じている。
著書[編集]
単著[編集]
- 『アダム・スミスの近代性の根源――市場はなぜ見出されたのか』(京都大学学術出版会[プリミエ・コレクション]、2013年)
- Commerce and strangers in Adam Smith(Springer, 2018年)
- 『戦後経済学史の群像――日本資本主義はいかに捉えられたか』(白水社、2020年)
共著[編集]
- 『経済学史――経済理論誕生の経緯をたどる』(沖公祐、高見典和共著、日本評論社、2019年)
訳書[編集]
- ロンルド・L・ミーク『社会科学と高貴ならざる未開人――18世紀ヨーロッパにおける四段階理論の出現』(村井路子共訳、昭和堂、2015年)
- フリードリヒ二世『反マキアヴェッリ論』(大津真作監訳、大津真作、川合清隆、壽里竜、上野大樹、北田了介、阪本尚文、草野善太共訳、京都大学学術出版会[近代社会思想コレクション]、2016年)
- ジョン・ロバートソン『啓蒙とはなにか――忘却された「光」の哲学』(林直樹共訳、白水社、2019年)
出典[編集]
- ↑ a b c アダム・スミスの近代性の根源―市場はなぜ見出されたのか 紀伊國屋書店
- ↑ a b 野原 慎司 東京大学大学院経済学研究科・経済学部
- ↑ CiNii 博士論文