鄭 度(てい ど、生没年不詳)は、後漢末期の政治家。劉璋の家臣。
劉備の入蜀の際、主君の劉璋に対して巴西などの住民を西に移住させて穀物を焼き払う焦土作戦を進言した[1]。この作戦を知った劉備は恐れたが、参謀の法正が「劉璋は取り上げないから心配は要らない」と言ったという[1]。劉璋はこの作戦を受け入れずに却下した[1]。
『三国志演義』でも同じように進言するが、劉璋からは「敗戦の策」として却下された。