鄭元植

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鄭 元植(チョン ウォンシク、1928年8月5日 - 2020年4月12日)は、韓国政治家・元首相大韓赤十字社の総裁。

生涯[編集]

1928年に当時は日本の支配下にあった現在の北朝鮮黄海南道載寧で生まれる。1954年ソウル大学教育学部を卒業し、1979年に同学部長に就任する。

盧泰愚政権下における1988年から1990年において教育担当相を務めた。1991年から1992年までは首相を務めている。首相時代には北朝鮮との南北会談に尽力し、1991年12月に韓国・北朝鮮双方の和解や不可侵を定めた南北基本合意への署名を実現させる。1992年2月には北朝鮮の首都平壌に出向いて当時の金日成主席と会見している。

首相退任後は大韓赤十字社の総裁に就任し、南北離散家族の再会事業に尽力する。保守派の重鎮として晩年まで活動を続けて影響力を保持した。高齢のため、晩年は腎不全で闘病中だったとされ、2020年4月12日に死去。91歳没。