賈華

賈 華（か か）は、中国の小説である『三国志演義』の登場人物である。

劇中の活躍

『三国志演義』第53回で登場する孫権配下の武将で、張遼との合肥攻防戦に参加している。第54回で劉備と孫権の妹である孫夫人の結婚が決まると、母親の呉国太と劉備が甘露寺で面会することになるが、その際に呂範の策略で300人の兵士を伏兵として置いておき、劉備を暗殺する密命が下され、その指揮官を賈華が務めた。しかし呉国太が劉備を気に入り、趙雲が伏兵を見抜いていたため、逆にそれを知った呉国太は激怒して孫権や呂範を詰問し、孫権も呂範も責任を賈華になすり付け、呉国太は賈華を処刑しようとしたが、劉備が取り成したため助命された。

参考文献

• 小出文彦 『三国志武将事典』（株式会社新紀元社。2014年12月）