謝夫人(しゃふじん、生没年不詳)は、後漢末期から三国時代にかけての呉の女性。孫権の側室[1]。
揚州会稽郡山陰県の出身[1]。
父は後漢の尚書令や徐県令を務めた謝煚[1]。弟は『後漢書』を著して武陵郡太守を務めた謝承[1]。
孫権の母である呉夫人が孫権のために迎えて妃にし、孫権の寵愛を受けたという[1]。しかし孫権が徐夫人を妻妾に迎えた際、謝夫人に徐夫人の下位につくように求めたものの謝夫人が拒否したため孫権からの寵愛を急速に失い、早世したという[1]。
『三国志演義』には登場しない[1]。