角田富夫

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角田 富夫(つのだ とみお、1946年[1] - )は、市民運動家。元中核派幹部[2]

経歴・人物[編集]

群馬生まれ。高崎経済大学退学[1]中核派の幹部であったが、中核派を離脱して盗聴法反対運動、住基ネット反対運動[2]破防法反対運動、警察法改正反対運動、令状問題などの市民運動を行っている。2001年時点で破防法の廃止を求める連絡会東京事務局員[1]、2002年時点で盗聴法に反対する市民連絡会メンバー[2]

2002年12月25日、自宅近くの東京都中野区の路上で何者かに襲撃され、右目上裂傷、肋骨骨折などの重傷を負った。角田は公安調査庁のスパイをしていたとされる宮崎学と中核派の関係について追及する言論活動を行っており[2]、中核派は角田を小西誠と共に「政治警察・公調およびスパイ三島と同じ立場に移行」し、「革命党に敵対する反革命の共同戦線をつくる役割を果たしている」と非難していた[3]。18日には同じく元中核派幹部で同派を批判して「反革命」と規定されていた白井朗が何者かに襲撃されていた。JRCLは白井と角田への襲撃について中核派は自らの立場を表明すべきであると主張した[2]

2015年時点で盗聴法に反対する市民連絡会[4]、2017年時点で「秘密保護法」廃止へ!実行委員会[5]、共謀罪NO!実行委員会[6]等で活動している。

著書[編集]

編著[編集]

  • 『公安調査庁㊙文書集――市民団体をも監視するCIA型情報機関』(社会批評社、2001年)

分担執筆[編集]

  • 小倉利丸編『路上に自由を――監視カメラ徹底批判』(インパクト出版会、2003年)
  • 小倉利丸、海渡雄一編『危ないぞ!共謀罪』(樹花舎、発売:星雲社、2006年)
  • 樹花舎編集部編『やっぱり危ないぞ!共謀罪――市民的自由への介入と規制を強め、監視社会化をさらに進める「共謀罪」にノーを!』(樹花舎、発売:星雲社、2006年)
  • 右崎正博、清水雅彦、豊崎七絵、村井敏邦、渡辺治編『秘密保護法から「戦争する国」へ――秘密保護法を廃止し、集団的自衛権行使を認めない闘いを』(旬報社、2014年)
  • 海渡雄一編著『止めよう!市民監視(アベノリスク)五本の矢――秘密保護法/盗聴法/共謀罪/マイナンバー/監視カメラ』(樹花舎、発売:星雲社、2016年)

出典[編集]