観明寺 (一宮町)

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観明寺(かんみょうじ)とは、千葉県長生郡一宮町一宮3316に存在する寺院である。宗派は天台宗

概要[編集]

玉前神社に隣接している寺院であるが、実は玉前神社の旧別当寺であった。神社と共に繁栄し、江戸時代中期の享保6年(1721年)には60万人講を起こして大きな本堂を建立している。だが、この本堂は第2次世界大戦により荒廃し、現在の本堂は戦後に再建されたものである。堂内欄間の地獄極楽図の彫刻は井上園徹作によるもので、旧本堂にあった一部を復元したものである。経堂では3月15日に経堂祭も行なわれる。

寺の西に続く丘陵は、戦国時代にこの地を支配していた里見氏家臣正木氏が居城とした安房一宮城跡とされており、江戸時代中期以後には徳川吉宗に仕えてここに一宮藩を置いた加納氏陣屋も置かれていたと言われているが、現在はその遺構を伝えるものはほとんど存在しない。

文化財[編集]

県指定文化財[編集]

  • 十一面観音立像

町指定文化財[編集]

アクセス[編集]