藻類

藻類 (そうるい)とは、真核生物の原生生物である。

概要

葉緑体を持ち、光合成を行う。かつては植物に分類されていた。成長には光と窒素、リン化合物を必要とする。海水や淡水の表層部、湿った土や岩の表面に生息する。藻類は色素、細胞壁、貯蔵物質の種類によって以下に分類される。

藻類の分類

群	葉緑体	細胞壁	貯蔵物質
緑藻類	クロロフィルa、b	セルロース	デンプン
ミドリムシ類	クロロフィルa、b	－	多糖類
珪藻類	クロロフィルa、カロチン	珪素	多糖類、オイル
渦鞭藻類	クロロフィルa、カロチン	セルロース	デンプン、オイル
褐藻類	クロロフィルa、キサントフィル	セルロース、アルギン酸	多糖類、脂肪
紅藻類	クロロフィルa、フィコビリン	セルロース、寒天	多糖類

参考文献

• E・ローゼンバーグ、I・R・コーエン『入門現代生物学』培風館2001年4月10日初版第15刷発行。
• 吉田邦久『チャート式要点と演習新制新生物ⅠB・Ⅱ』数研出版1997年3月1日発行。