藤原武智麻呂の墓(ふじわらのむちまろのはか)とは、奈良県五條市小島町に存在する国指定の史跡である。
栄山寺の北500メートルほどの裏山の山頂にある墓で、国指定の史跡である。藤原武智麻呂とは、奈良時代の政治家である藤原不比等の長男で、藤原南家の祖で、藤原四兄弟の長兄であり、正一位左大臣にまで登り詰めるも、疫病にかかって4兄弟全員が同年に死去した。
現在の墓は高さ1メートル余りで、江戸時代中期の元禄6年(1693年)に再建されたものといわれる。