薬師寺 (城里町)

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薬師寺(やくしじ)とは、茨城県東茨城郡城里町石塚1422に存在する寺院である。宗派天台宗。山号は佐久山多聞院。本尊にある木造薬師如来坐像および両脇侍立像は国の重要文化財に指定されている。

概要[編集]

石塚の町の中に存在する寺院で、平安時代初期に坂上田村麻呂によって創建された。室町時代には佐竹氏の帰依を厚く受けて寺運は隆盛した。江戸時代には30石の寺領を与えられ、三重塔や地蔵堂、客殿などを備えるなど隆盛を極めたが、現在ではそれらは存在しない。昭和40年(1965年)に鉄筋の本堂と収蔵庫が再建された。

本尊の木造薬師如来坐像と日光・月光の両脇侍立像は平安時代から鎌倉時代初期の作品と言われており、国の重要文化財に指定されている。中尊の薬師坐像は高さが1.36メートル、地方的な作風を残した秀作として知られている。

アクセス[編集]