董荼那
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董荼 那(とうと な)は、中国の小説である『三国志演義』の登場人物である。
劇中の活躍[編集]
『三国志演義』で登場する孟獲配下の架空武将である[1]。孟獲の支配する蛮族の集落である三洞の内の第二洞主で、第一洞主の金環三結や第三洞主の阿会喃と共に三手に分かれて蜀軍を迎撃する[1]。しかし魏延と王平の夜襲に敗れ、董荼那は逃げ足が速く魏延の追跡をかわすものの、張嶷に捕縛される[1]。だが諸葛亮は同じく捕縛されていた阿会喃と共に董荼那を釈放した[1]。
その後、孟獲の命令で再度蜀軍との戦いに従軍するが、馬岱と対戦する際に諸葛亮から釈放された恩を忘れたかと罵られて戦わずして退却し、それが孟獲から裏切り者として斬られそうになるが周囲の諫言もあり棍棒による百叩きに減刑された[1]。董荼那はこの処置を恨み、部下の多くが先に釈放した諸葛亮の温情を考えて董荼那に寝静まった孟獲を捕縛して諸葛亮に差し出そうと誘い、董荼那もこれに乗って孟獲を捕縛してその身柄を諸葛亮に差し出し、諸葛亮は功労を賞して董荼那に褒美を与えた[1]。
しかし孟獲も釈放され、自分の陣に戻って来るとすぐに董荼那とその僚友である阿会喃を裏切り者として呼び出した上で謀殺した[1]。