荀 禹(じゅん う、生没年不詳)は、中国の三国時代の魏の政治家・武将。
226年に明帝が即位した際には治書侍御史の官位にあった[1]。明帝の即位の隙を突いて呉の孫権が江夏郡に侵攻して来た際、文聘の善戦で孫権軍は苦戦し、明帝は援軍を送る必要は無いと判断して荀禹に前線への慰問を命じたが、この際に荀禹は途中で兵を徴兵し、あらかじめ従えて来た歩兵や騎兵1000人と共に山に登って狼煙を上げて援軍が来ているように見せかけて孫権を撤退に追い込んだという[1]。
- ↑ a b 中国の思想刊行委員会『三国志全人名事典』徳間書店、1994年、154頁
参考文献[編集]