聖エカテリニ修道院
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聖エカテリニ修道院(せい - しゅうどういん)はエジプトにある正教会の修道院。聖カタリナ修道院、聖カテリナ修道院、聖カトリーナ修道院などとも。2002年、Saint Catherine Area(聖カトリーナ修道院地域)としてユネスコの世界文化遺産に登録された。
概要[編集]
モーセが十戒を受けたことで有名なシナイ山の麓にある修道院。モーセは「燃える柴」の間から神の言葉を授かったとされるが、6世紀に東ローマ帝国(ビザンツ帝国)のユスティニアヌス1世の命により、その「燃える柴」を取り囲むように高さ15mの城壁とともに建立された。修道院には現在でも20人程の修道士たちが暮らしている。
キリスト教の修道院であるにもかかわらずイスラームのモスクがあることも特徴の一つだ。これはもともとこのシナイ半島の地がムスリムの土地であり、彼らと修道士たちが共存するための術であった。
併設されている図書館にはバチカンに次ぐレベルの非常に貴重な本が門外不出でおさめられている。また、古いイコンなども多く残されている。
過去の修道院長の頭蓋骨がすべて保存されている怖い部屋がある。