あま市
(美和町から転送)
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あま市(あまし)は、愛知県の尾張地方にある市である。海部市は誤表記である。
地理[編集]
濃尾平野の中央部に位置し、市域のほぼ全域が海抜ゼロメートル地帯である。海部地域の北東部に位置する。名古屋市、清須市、稲沢市、愛西市、津島市、海部郡大治町、海部郡蟹江町と接している。人口は約8.8万人。
あま市が発足した際には旧・美和町役場があま市役所となったが、2023年(令和5年)に名鉄七宝駅近くの市役所新庁舎に移転した。
歴史[編集]
この地域の旧跡としては、真言宗智山派の寺院である甚目寺(甚目寺観音)、日蓮宗の實成寺などが知られている。甚目寺は尾張四観音の筆頭であり、織田信長や徳川家康からも保護を受けた。甚目寺の南大門や三重塔や東門は国の重要文化財に指定され、實成寺の本堂と山門は登録文化財に登録されている。
1906年(明治39年)に海東郡七宝村・美和村・甚目寺村がそろって発足した。この3村は1913年(大正3年)7月に所属郡が海部郡となっている。1932年(昭和7年)には甚目寺村が町制を施行して甚目寺町となり、1958年(昭和33年)には美和村が町制を施行して美和町となり、1966年(昭和41年)には七宝村が町制を施行して七宝町となった。
2005年(平成17年)には海部郡西部〜北西部の4自治体が合併して愛西市が発足している。2010年(平成22年)3月には海部郡東部にある七宝町・美和町・甚目寺町の3町が合併してあま市が発足した。なお、「海部郡東部四町合併研究会」には大治町も入っていたが、大治町は合併せずに単独での町政を選択している。あま市域は近郊農業地域であったが、近年は住宅地が増加し、名古屋市のベッドタウンとして成長している。
交通[編集]
- 鉄道
- 名鉄津島線が市域を横断。旧あま市役所に近い木田駅から名鉄名古屋駅までの所要時間は約20分である。あま市で最も乗降客数の多い駅は甚目寺駅であり、共に急行が停車する。現市役所最寄りの七宝駅には急行は停車しない。
- 路線バス
- 名鉄バス津島営業所所管の2路線が市域の東西を横断している。
教育[編集]
- 高等学校
- 愛知県立美和高等学校 - 1983年開校。あま市の中央部にあるが、公共交通機関でのアクセスはよくない。2026年よりあま市・大治町の6中学校対象の「連携型入学者選抜」開始予定。
- 愛知県立五条高等学校 - 1972年開校。海部郡東部や西春日井郡では有数の進学校。
- 中学校
- 以下、5中学校は2024年(令和6年)より、美和高校との連携型中高一貫教育を開始した。
主要施設[編集]
その他[編集]
固定電話の市外局番は「052」で、名古屋市全域と同一の市内区域である。
外部リンク[編集]