缶詰

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缶詰 (かんづめ)は、金属缶に食品をつめた保存食である。また、これが転じて密室に人や物を閉じ込められることもいう。

種類[編集]

大きく分けて二種類ある。金属缶を用いる点では同一であるが、密封の方法が はんだ付けであるか圧着であるかによって区別される。本稿においては後者のみについて述べる。

概要[編集]

瓶詰によって食品の長期保存ができるようになったが、瓶詰めにも短所があった。重いことと、割れやすいことである。そのような中、金属加工技術(圧延鉄板やプレス加工など)が普及してから、軽くて破損しにくい缶詰は一般に広まった。アルミ缶を用いる飲料を「缶詰」と呼ばないのは、「アルミニウムの深絞り加工技術が一般化して以降の製品だから」という意見がある。日本では密封したのちに加熱(圧力釜を使うことが多い)・滅菌したのちに出荷する保存食品とされている。

用途[編集]

長期間保存できることから災害時の非常食として使われるほか、長期間補給の必要性がない潜水艦山小屋に常備される。

シュールストレミング[編集]

「世界一臭い食品」とされる魚の塩漬け「シュールストレミング」を「缶詰」と称してよいのか?という議論はある。これは加熱滅菌されずに缶に入ったまま発酵が進んでいるからである。

関連項目[編集]

参考文献[編集]


脚注[編集]