網膜色素変性症
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網膜色素変性症(もうまくしきそへんせいしょう)とは、目に入った光が、瞳の表面にある角膜と、その奥の水晶体で屈折し、最も奥の網膜で像を結ぶが、網膜の中で光を感じる視細胞が失われていく病気のことである。日本においてこの病気は、国の難病に指定されている。視細胞には明るさを感知する桿体細胞と、色を感知する錐体細胞があり、まず桿体細胞が無くなって暗い場所で物が見えにくくなることが多いとされている。その後は周辺から中心に向かって視野が狭くなり、最悪失明する場合もある。原因とされる遺伝子が多数現在では報告されているが、失われた機能を元に戻したり、進行を止めるための治療法などは2020年現在では存在しない。