細川政元記
ナビゲーションに移動
検索に移動
細川政元記(ほそかわまさもとき)とは、永正の錯乱に関する史料である。
概要[編集]
著者・成立年代[編集]
著者は下村宗福(下村五郎左衛門入道宗福)。これは下村が細川氏の家臣で土佐国の守護代であった大平国雄(山城守)に永正の錯乱について書状で送ったものと言われる。書状を送ったのが永正5年(1508年)正月(あるいは2月)と言われるので、細川政元が暗殺された翌年ということになる。
別称は『土佐国下書状案文』(とさのくにくだすしょじょうあんもん)、『細川大心院記』(ほそかわだいしんいんき)、『宗福状』(そうふくじょう)。
内容[編集]
全1巻。永正4年(1507年)に発生した管領・細川政元の暗殺とそれから始まる一連の永正の錯乱について描いた記録である。
もともと書状にあった文章を著書にしているだけのためか、それほど長い作品ではない。最後は永正5年(1508年)1月17日の時点で終わっている。