素麺
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素麺(そうめん)とは、元来小麦粉に水と少量の食塩を混ぜて捏ね、(ときに表面に油を塗るなどして)細く伸ばしたのちに乾燥させて保存性を高めた乾麺の一種である。乾麺においては一番細い部類である。「長径 1.3 mm 未満」と JAS 規格によって定められている[1]。
概要[編集]
機械素麺と手延素麺があり、機械素麺は普通の乾麺と全く同じで、ただし麺線が 1.3 mm 未満である。手延素麺はもっぱら農村で冬期に限って特殊の方法で作るもので、両者は食感や色や風味が違っている。
機械素麺は需要に応じてその製造期を調整する
手延素麺はもっぱら12月から3月に限られ、しかも製品に風味を出すため、梅雨期を過ぎてから市場に出す。機械素麺に用いる小麦粉は一般の麺類用小麦粉と同じであるが、手延素麺には元来、瀬戸内海沿岸の小麦を用いたので、粘りと伸びのよい小麦粉が好まれる。機械素麺は切り出し麺で切刃を用いるが、太さは切刃に30から50番(3センチに切刃が30本から50本)を用いる程度である。
主な産地[編集]
- 手延素麺
その他[編集]
「ひやむぎ」も参照
冷麦は素麺と同類の麺で、直径1.3mm〜1.7mmの麺をいう。また、冷麦は小麦粉をこねて薄く広げたものを切る製法を採っていることが多いが、手延べによる製法を取っているものもある。
塩分を多く含むため茹でてから水に晒してから冷水で締めたのち水切りをして賞味することが多いが、その塩分を逆手に取って鍋物の残り汁の残り汁に直接入れる「打ちこみ素麺」がある。
温食としては、温かい汁とともに食べる「にゅうめん」や沖縄料理のひとつ「ソーミンチャンプルー」などもある。[3]
外部リンク[編集]
- エキサイトニュース2006年8月25日「そうめん」と「ひやむぎ」事情
- 電子じばさん館(姫路市・財団法人西播地域地場産業振興センターHP)「乾麺の館」
- 日本麺類業団体連合会HP「そばの散歩道」
- 流しそうめんを世界に発信する|世界流しそうめん協会
- そうめん研究家・ソーメン二郎の「そうめん道」ブログ
関連項目[編集]
脚注[編集]
- ↑ 全国乾麺協働組合連合会「ひやむぎとそうめんの違い」https://www.kanmen.com/topic/04_chigai.html
- ↑ 「揖保乃糸」https://www.ibonoito.or.jp
- ↑ このあたりは「うーめん」とも近いように思う。